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頭の中がぐちゃぐちゃだった私が、驚くほど整理できたメモの中身。

「頭の中がぐちゃぐちゃになった時は、俺は全部取り出して空にしてるよ」

悩んでることを夫に話した時に言われた言葉です。

話すと整理されると思っていましたが、整理できていないから話せない。

でも、その時の私は、頭の中がぐちゃぐちゃだということさえ、自分の状況を言葉にできていなかったのです。

夫に言われて、自分の頭の中がぐちゃぐちゃなのかと認識できて、少し気持ちが軽ったことを覚えています。

なんの状況も変わっていないのに、気持ちの変化を実感しました。

自分の現在地は、言葉にできないことには知り得ない。

行きたい目的地があっても、現在地がわからないままでは、どこにもいけないことに気づいたのです。

現在地と目的地が言葉にできれば、前に進むこともできます。

頭の中が空っぽになるまで書き出す。

まずは、頭の中のぐちゃぐちゃを全部書き出すことから始めました。

・悩んでいること
・今の感情
・やりたいこと
・こうだったらいいのにと思うこと


全部書き出してみると、実現した時に失うものや、実現していなくても今持っているものにも気づけたのです。

矛盾も葛藤もあるけれど、自分の求めていることが全て手に入るわけではないからこそ、何を選ぶのか考え抜く上で、書くことはとても効果的でした。

心が動いた瞬間を一文に。

感情は、自分の価値観、思い込み、願望、悩みを把握する入口です。

だからこそ、ポジティブな感情だけでなく、ネガティブな感情も大切。

例えば、「苦手な職場の上司と話すと気分が悪くなる」とメモに一文書いたことがあります。

書くことで、思考が始まります。

なんで、気分が悪くなるのだろう。

自分がいいと思う提案をしても、失敗したらどう責任を取るのだと言われて、チャレンジすらさせてもらえないことにモヤモヤしていたことに気づきました。

だから、私はやってみたいと思うことを好きなだけ自分の裁量でできる仕事として、副業を始めることにしたのです。

もちろん、うまくいかないことも失敗することもあるだろうけれど、自分で選び自分で責任を取りたいという価値観も見つけることに繋がりました。

働き方や生き方も、人に決められたり指図されず、主体的に生きられるような選択をしたいという軸も見つかったのです。

言葉に書かなければ、何あの人!と怒って終わっていたと思いますが、今は私の軸を見つけるきっかけとなった上司に感謝すらできてしまいます。


独身時代は、迷うことなく自分の好きな選択をしてきたけれど、子どもができれば考えることは自分のことだけではないし、身軽に動ける状況ばかりではない。

メモを取るようになってから、この制約こそが自分の器を広げてくれるように感じるのです。

自分のことは自分が1番知らないということもメモを通して気づきました。

頭の整理は、言葉にすることから。

これからも続けたい大事な習慣です。

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