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仕事で得られる報酬について考えた話
最近、私が勤める会社で20名の退職者が出ました。
恐らくひと月でこれだけの退職者が出るのは
初めてだと思います。
では、なぜこんなにも多くの退職者が出たのか。
1人の退職する人と話す機会があり、5つの報酬の種類という観点から考えたことについて書いてみたいと思います。
仕事の報酬とは?
仕事で得られる報酬は5種類あります。
精神的報酬(楽しさ・喜びを感じる)
技術的報酬(能力・スキル・経験が増える)
金銭的報酬(給与やボーナス・福利厚生など)
信頼的報酬(社会的信用・人物評価が上がる)
貢献的報酬(メンバーや仲間の育成に関わる)
話を聞いた退職する人は、経験を積めないことや自分の持っているスキルを活かせないことについて不満を感じていました。
技術的報酬が得られなかったのです。
これまで数々退職した人の話を聞けば、ほとんどがスキルアップしたいからという理由。
しかし、会社側は、従業員が辞める理由は、給与や福利厚生の不満だと考えているようです。
給与を上げたり、残業をしない環境、現場が頭を使わずに効率的に業務をこなせるように整えることに力を入れているように見えます。
現場が頭を使わないように整備すればするほど、経験が得られないとして退職者は増える一方。
仕事で得られる報酬は金銭的報酬ではないということ、仕事で得たい報酬は人それぞれだということを気付きがありました。
私自身が今の会社を辞めたいと思いつつも仕事を続けている理由。それはやはり金銭的報酬が大きい。
小さい子どもがいるため、休みやすい環境と産休育休制度、安定的な給与やボーナスが今の私には必要だと感じています。
それでも、
・やりがいや喜びを感じたい
・経験やスキルをつけたい
・人に感謝される仕事がしたい
こんな思いに蓋をすることはできなかった。
ライターやFPの仕事は、金銭的報酬以上に精神的報酬、技術的報酬、信頼的報酬に繋がっていると感じます。
20代、30代、40代と歳を重ねるにつれて、得たい報酬は変化してくるもの。
10年後、自分の働き方に誇りを持ち納得して働いていられるように、ライフステージ、ライフスタイルに合わせて挑戦していきたい、そんなふうに思うのでした。
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