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書けない理由を「メモの魔力」で考察

自分のKindle本がどうしても書けない…ということで、「メモの魔力」を再読しました。
気付きがたくさんあったので、シェアできればと思います。

Kindle本を書こうと思った背景

Webライターとして依頼を受けてKindle本を5冊執筆した経験があり、自分の伝えたいことをKindle本にして出したいと考えるようになりました。

復職して1年が経ち、色々悩みながら解決のために行動を続けていく中で、自分のように悩むワーママに向けて悩みを共有、整理、考えるきっかけとなるような本が書きたい…

と書き始めたのはいいのですが、全く進まない…

このまま無理に書き進めてもきっとうまくいかないだろうと直感的に思いました。

書けない理由は書く以外のことに思考を使っている

依頼を受けた場合は、大体5日ほどで10,000文字を執筆していました。でも、今回1,500字でストップしてしまった。

自分なりに考えてみると、クライアント様からの依頼は明確でこんな本を書いてほしいと言われて執筆を進めることができます。

それでも納品して返事が返ってくるまでは、期待通りに仕上がっているか不安です。期待以上のものになりました!と言ってもらえて初めて、自分の書いた文章に自信が持てるようになります。

一方、自分で書くとなるともちろん企画も自分ですることになります。この本を読んで、役に立つのだろうか、この文章からなにかの気付きはあるのだろうか、悩みを解決することに繋がるのだろうかと過剰に考えながら批判的に文章を書いていました。

そのためしっくり感を持てずに、モヤモヤした文章が続き、さらに落ち込む。読者に渡るまで答え合わせができない不安もありました。

そして、何よりもこの本を読んでくれる人がいるのだろうかという不安が大きかった。

メモの魔力からの気付き

このまま本を書き進めても自分も納得のいかない本で誰も救えない。何かヒントが得られればと思い、「メモの魔力」を開きました。

そこには気付きがたくさんありました。

・「生きた言葉」になっていない

言語化が上手な人は心に残ります。具体的な期待を羅列するように伝えるよりも、まずは抽象化でいいのでキーワードで伝える。すると抽象度の高い言葉がその人の言葉に残ります。
メモの魔力

自分の体験談で具体的なエピソードばかりになっていました。私の文章はもっと抽象化していく必要性を感じました。

・右脳だけでは人は動かせない

何も実績のない状態で人を巻き込むには、言葉の力で、「この人の力になりたい」「この人にかけてみたい」「この人の言っていることは正しそうだ」と感じてもらわなければなりません。その際に力を発揮するのが、左脳的な言語化能力なのです。
メモの魔力

まだまだ自分の言語化能力が足りていないことにも気付かされます。信頼と実績のないまだ何者でもない自分の話を聞いてもらうには、本を書く以前にやるべきことがあるのではないかと思います。

・「解くべき課題」を明確にする

今、もし僕が編集者で「あと半年の間に10万部の本を出さないとクビだ!」と言われたとしたら、世の中のヒット事例を片っ端から抽象化し、「本を売るためのアイデア」に転用するでしょう。
メモの魔力

これを読んで、「解くべき課題」は本を仕上げることではなく、どうやって悩むワーママに本を手に取ってもらうのか。

自分が悩んでいる時に、よく目にしたものや言葉、感動した出来事、心に響いた言葉や本を抽象化する作業が必要だと感じます。


言葉で人生を変える。これは過言ではないと改めて実感しました。

自分の生きた言葉で本を出す。たくさんの人に手に取ってもらう。モヤモヤを解消して前に進むための一歩となるような本にする。

これを目標に言語化能力を高めていきたいと思います。


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