【ブックレビュー】自分の〈ことば〉をつくる
noteで自分の考えていることを文章として表現するようになってから約10ヶ月。
文章力ではなく、表現力を高めたいという思いで手に取った『自分の〈ことば〉をつくる』という本。
とても読んでよかった1冊となったので、レビューをまとめておきたいと思います。
自分でなければできないもの
自分の考えを表現しようと思った時に1番最初にぶち当たる壁がテーマ選びではないでしょうか。
この本でもっとも感銘を受けたことは、自分でなければできないテーマをどれだけ自分の言葉で伝えられるかということ。
私自身がSNSをフォローする人の基準を振り返ってみても、どれだけ有益な情報を発信しているかよりもその人の切り口からどう考えるのか、その人のフィルターからはどう見えているのかが知りたいのだと思います。
情報の中身ではなく、その人の不満、疑問、思考、感性に惹かれているのです。
そういった意味でも情報よりも自分の言葉をつくる方が大切なことが分かります。
自分の言葉をつくるプロセス
自分の言葉を作るプロセスは、SNSでの発信活動そのものだという気付きがありました。
この本の中で解説されていたプロセスは4つ。
1.情報(対象)に触れる
2.認識・判断する
3.他者への表現化
4.他者からの反応
1から2へのプロセスで情報を理解し、
2から3へのプロセスで自分の言葉で表現し、
3から4へのプロセスでもう一歩深い理解や新たな視点からの気付きに繋がります。
この情報、対象は、特別なものでも専門的なものでもなく、日常生活や日々の仕事の中でおや?と思うこと、なぜ?という疑問なのです。
ここが全ての始まりで、考えるきっかけ、表現のきっかけとなります。
noteの発信と自分の言葉
この本を読んだ時の気付きは、私がnoteで発信していることそのものが自分の言葉をつくるということなのだということ。
私は、今何を考えているのか?
私は、今何を知りたいと思っているのか?
毎日1記事書くということを通して、この2つの問いに向き合ってきました。
今まで書いてきた300記事が私のテーマ、自分らしく生きること、オリジナリティの輪郭をだんだん明確にしてくれたと感じています。
自分の言葉をつくる、これは、引き続き2023年も私の目標になりそうだと感じた一冊となりました。
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