【子育てエッセイ】子どもの1番大事な能力とは?
記憶力、運動能力、空間認知能力……。
子どもを育てていると、知育や教育の広告がやたらと目に飛び込んでくるのはきっとわたしだけではないですよね。
まだ子育て歴5年のわたしですら、やらせた方がいいのかな?と頭をよぎった経験は数え切れません。
そんなわたしですが、どんな能力よりも大事だと思う能力があります。
それが、決断する力。
この力だけは、親であるわたしたちが伸ばしてあげなければいけない力であり、使わないと上達しない力でもあると感じています。
今日のnoteでは、わたしが最も大事だと思う決断する力について書いてみようと思います。
なぜ、決断する力が1番大切なのか
決断する力が1番大切だと考えている理由は、子どもに決断させることが子どもを尊重することになるから。
育児書では、子どもを尊重することが大切だとよく目にしますが、どういう関わりが子どもを尊重することになるのか。
また、子どもが自分は尊重されていると感じることになるのか。
子どもが決断したことを認めてあげることだと思ったのです。
決断力がついてきた5歳の長男の日常を振り返ってみたいと思います。
5歳の選択の積み重ね
5歳の長男は、朝から選択の連続です。
パンかごはんか。パンなら何を塗るのか。ごはんなら何をかけるのか。
ヨーグルトには何を入れるのか。
服は何を着るのか。靴下は何を履くのか。
歯磨き粉は何味にするのか。
靴は何を履くのか。
夕食の献立はわたしが決めているのですが、最近は全部食べ終わったあとに食べるデザートを決めるようになりました。
デザートが最近の楽しみのようです。
しかも、自分で冷蔵庫の中身を確認して「りんごが食べたいから剥いて」とか「チーズ食べていい?」と言ってくるので、断れません。笑
5歳の時間の使い方
保育園選びも時間の使い方が自由なところを選びました。
なるべくカリキュラムがなくて、自由に遊べる時間が多い方がいいと思ったのです。
思わぬ副産物だったのが、自由に遊べるからこそ学べる交渉術でした。
お友達との間で、やりたい遊びが違うこともあるようなのです。
そんなとき、どうすれば自分の遊びたい遊びをやってもらえるのかを頭を使って考えたり、嫌なことは嫌だと言う練習にもなっています。
直接的に嫌だと言えばお友達が傷つくことも学び、NOと言えない葛藤を感じたり、順番に遊ぶのはどうかと伝えたりと試行錯誤しているので、感心します。
5歳のお金の使い方
5歳の息子は、3歳のときからお年玉をお小遣いに自分のほしいもの、やりたいことにお金を使う練習を始めています。
わたしのために、アイスを買ってくれたり、次男のために靴を買ってあげたいと人のために使う経験も積みました。
3歳のときには、使う機会はそこまで多くなかったのですが、4歳ではゲームセンターやガチャガチャにお金を使うことも。
大人からするとムダ遣いのように思えることも、息子のお金には口出ししないように心がけています。
今月5歳になったばかりの息子はどんなことにお金を使うのか楽しみです。
まとめ
毎日の中の小さな選択。
積み重ねていくことで、価値観は作られていきます。
決断に必要なのは、ある程度の自由。
自分の裁量で決められるある程度の自由な時間とお金が必要だと思うのです。
あれこれやらせて能力を伸ばすことよりも、自分で考えて自分で選ぶ力の方が小さいころは特に大事だと感じているのでした。
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