月報Okishima Life 2023.11 久しぶりの湖底は状況が変わっていた
11月中旬、漁船帰還
先月末に船を整備に出してから半月。ついに整備完了の連絡がきたので、迎えに伺った。久々に船の姿を目の前にして、正直ほっとした。そしてエンジンを始動。「ブゥン!ゴゥッゴゥッゴゥッ」っと息をするかのように鳴るエンジン音を聞いたら高揚感に包まれた。
明日から半月間溜め込んだフラストレーションをようやく解放できる!(この間、島外アルバイト生活だったので、より溜まった感じ)
と、思ったものの、数日荒れた天気で、ひとまず網直しから仕事再開。
網を触っているとなんとなく気が晴れたような気がした。やっぱり網を触ってないとダメだな。
久しぶりの湖底は状況が変わっていた
ついに漁に出られたと思いきや、何だこれ!!!って思うほど引っ張りあげている綱が重くなってきた。これはまずいな…と思っていた矢先、大量の泥が網に入ってしまい、挙句の果て網が上がらなくなった。結局1人では対処しきれないので手伝いに来てもらい、2時間ほどかけて無事泥を網から抜いて網をあげきり、この日は終了。
泥を網に入れないように網の浮き加減のバランスをとるのはとても大事で、その年や時期、場所によってそれは様々。浮かせすぎたら湖底を沿わず魚が網に入らないし、沈みすぎたら今回のようになってしまう。
この時期にしては今年は泥がよく入るようで、今年は余計に難しいとのこと。水温が下がりきっていないから湖底の地質が緩んでしまっているのか、なんなのか。
ちなみに、翌日また同じことを繰り返してしまい、やっと感覚をつかめたような気がした。笑
冬の漁になってきた
半月前と比べたら、気温も水温も段々と下がってきてはいた。あげてきた網を見ると、魚の種類は増え、賑やかになってきているように感じる。スジエビも少しずつ深場へと向かって行っているような。沖引きオンシーズンいよいよ到来か!?
網の仕立てを部分的に学んでいく
網の仕立ては部分によって細かに分かれていてけっこう複雑。実際手を動かしてみないと、見て聞いているだけではなかなか覚えられない。そこで、ちょうど部分的に(筒周りが)破損している網があったので使える状態に直し始めた。
イチから網を仕立ててみたらいい話なのだが、如何せん新品の材料がとても貴重になってきているので、あまり使えない。
こういうタイミングに少しずつ覚えていってます。
今回はここまで
来月はいよいよエリ漁解禁。今年は手伝いに行かせてもらいます。今からワクワクです!
ではまた!
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