月報Okishima Life 2022.1 生かき餅と焼き芋
2022年の沖島にダイブ!
今年の年始は少し長めに島外で過ごして、沖島に戻ってきました。「おぉ、もんてきよったー!」「おかえりー」と出会う人たちが普段通り声を掛けてくださる。
『日常に戻ってきた。』
そう、僕にとってはもうここの生活が日常化していた事に気づいた2022年の始まり始まり。
奥津嶋神社に初詣と、組合の鏡開きに。
沖島に帰ってきた翌日、奥津嶋神社へ初詣。沖島へ通いだしてから実家の近くの神社と奥津嶋神社には行くようにしています。「今年もよろしくお願いします。」と、挨拶をしてきました。
数日後、組合の鏡開きにも顔を出し、ぜんざいを頂きました。「ここから1年で、独立に向けてどこまで具体化出来るかだ」と、改めて気持ちを入れました。頑張ろう。
ぜんざい、美味しかった、、。
出来立てホヤホヤのかき餅を頂いた。
いつもお世話になってる方がお家へお招きして下さったので向かった。お家に着き部屋に上がらせてもらうと、そこには出来立てホヤホヤのかき餅が!沖島のお茶の時間には欠かせない‟かき餅”。
まだまだ切りたての状態でストーブの上で焼いた超新鮮なかき餅を「(手に)取って食べてみ」とおっしゃって下さったので、さっそく食べてみた。「うま!なんぼ美味いんすか!!!」。今まで食べてきたものとは全くの別物。例えるならば、生かき餅!!八つ橋に対して生八つ橋みたいな感じ!
これはこれで堪らん…。
と、ここで、この薄い状態にするブロック状のものを一枚一枚丁寧に切っていく作業を少しお手伝いさせて頂ける事に。
この道具で1枚1枚切っていくのですが、これがまた難しい。そして1枚1枚切り続けていくのにかなり根気が必要。
予想以上に超緻密な作業でした、。少し油断すると右中心部のような切れ端にもなってしまったり。こんな手間暇かかったかき餅を、至る所でいつもバクバク食べさせて頂いてたんだなー。改めて感謝です。
ごちそうさまでした!!!!!
今年も晴天の中、左義長が執り行われました。
今年も前日当日ともに晴天の中、無事に執り行われました。前日準備から沢山の沖島出身の若い方々が手伝いに来られて、賑やかにあっという間に左義長が立ちました。若いというのはもちろんですが、出身の方々の馬力はまた一段とたくましいなと、。
(いつもながら、いつか帰ってきてほしいなと思ったり思ったり。)
立ててる真っ最中。
大繩。
これで完成。正月飾りなども持ち込まれた後。
当日。
こっそり夢見てた焼き芋。傍から羨ましそうに見てたのがバレたのか、分けて頂きました。
めっっっちゃ甘くておいしかったー--!!!ごちそうさまでした。
少し余談ですが、僕が経験してるここ最近の左義長は晴天ばかりなのでそういうもんなのかなと思っていたのですが、そんなこともなく雪が降る中でやることももちろんあったそうです。景色はまたそれはそれで良さそうだが、そうなると中々火もつかず燃えずで大変そうだ。。
ちなみに左義長当日から4日後にはこの雪でした。
いやーよかったよかった!来年も晴れてほしいですね!
今年は天候に恵まれて出漁多め!
1月はよく荒れる月。10日出漁出来たら良い方。そんな中、今年は天候にも恵まれこの月にしてはけっこうな日数出漁出来ました。スジエビの居場所も段々と深さを増し同じ場所に集中してきて、漁も好調です。
多少の波はあるが、漁は出来た日の琵琶湖。
スジエビ。水から上がりたては超綺麗です。
そんな中、研修として最近意識していることは、操船。漁師やる以前に船運転出来なかったら元も子もないよねっていう大前提に必要な技術。操業時はまだ操船してませんが、合間合間でさせて頂いてます。車みたいに思ったようには動かないからこれが難しい、、。風、波、潮の流れ、これらを掴むのが超大変。船と一心同体になるか如く慣れる、それだけだと思うので数をこなすのみ。初めに比べたら、直進&方向転換、左右への係留、風等がある時の係留&操船時の対処法、狭い港への出入りと係留と、段々と取得し、コツを掴んできているのは間違いないので、その進歩は目に見えて嬉しい。上手く出来なかった時の悔しさが成功した時の嬉しさにそのまま跳ね返ってくるので、成功した時の嬉しさったら半端ないですよ、。
今後もこの嬉しさを忘れずに失敗を積み重ねていきたいと思います。
そういえば、以前に漁に同行して下さった方々から親方のもとに写真が届きました。美しい写真です。これを見ていると、この景色を途絶えさせたくないし、シンプルにいい仕事環境だなと思わせてもらえるので、漁師を長く続けていきたいなとつくづく思いますね。
そのためにもまずは独立を確実なものに!がんばろう。。
とはいえ、休漁の日も多々。休漁の日は?
なんだかんだ休漁の日も少なくはないです。そんな日は陸で、操業中に破れてしまった網の手直しをしたりします。裁縫のように網を縫い合わせたりするのですが、作業所とはいえ半分外にいるようなものなので手がカチコチで動かなかったり、切れてしまったり、。中々大変ですが、少しずつ慣れないと。ただ、研修当初に比べたら慣れてきたのかなとは思います。まだ構造の理解などは時間がかかりそうですが。
そういう日(特に完全休み)は、身体がなまってはだめなので、湖岸をランニングしたり散歩したりしています。じっとしていると寒いですが、走ったら身体が温まっていい感じに。景色も抜群なので気分も爽快になります。沖島ならではの贅沢ですね。
千円畑方面に走ったらたいてい展望します。畑と琵琶湖とエリ。
遠くを望むと比良さん。この日は雪山と雲がいい感じに。
時々したくなる影遊び。
時間に余裕も出来るので、久々に自治会さん&老人会さんの手伝いにも顔をを出せました。こういう形で身体を動かせるのもありがたい話。
余談ですが余裕があったので頂いたローバイを飾る。綺麗だ。いい香りだー。
余裕を持つって大切ですね。身近な幸せにも気づける。と、つくづく感じました。
今月の湖魚たち!
今月は沖引きに入ってきた湖魚で自己評価が高かったシンプル料理を!
二ゴロブナの天ぷら
超シンプルですが、めちゃ美味しかったです、。揚げたては口の中で溶けていきました。これ、「大げさでなくマジです!」。
これぞ、シンプルイズベスト丼
少し塩を浸したり付けたりしたハスゴ(ハスの子)とホンモロコを揚げたり焼いたりしてご飯に乗っけてみました。これだけで十分満たされました。。ポン酢かけるもOK。そもそもの魚のポテンシャルが高いのがすごく分かる。
ハスゴの天丼
ホンモロコ丼。ただ乗っけるだけ。
ハスゴのちゃんちゃん焼き
小骨は多少気になりましたが、こちらも美味しかったです。
二ゴロジョキのアレンジ
普段、醤油や酢味噌のみですが、酢を足したら美味しいぞと小耳にはさんだので試してみました。美味い!マイルドになります。あっさり目がお好きな方にはおすすめです。
大根と里芋煮、鯉の子まみれ
鯉の子を頂いたので、一緒に煮てみました。そのまんまですが、煮物がワンランク上がりました。
今月もごちそうさまでした。
今月の湖魚たち!少し番外編
ごちそうになった琵琶湖の魚のタコスランチプレート
沖島在住でメキシコ料理を主にされている琵琶湖とタパスさんの料理。とにかく衝撃的な美味しさでした!(毎回頂くたびに思ってますが)。そもそもお品書きが可愛いし、分かりやすい。そして何より沖島に住まれているからこその情報が盛り込まれていて、漁師(見習い)としては嬉しい。
早速頂いてみました。
まずはスジエビのビスクスープ。めちゃ濃厚かつ飲みやすい、、。これ、皆さんにぜひ飲んでみて頂きたいです。エビが苦手な方でももしかしたらエビが美味しく感じるかも!?
次にプレートへ。
3種のタコス。そしてサラダ。見た目ではわかりにくいかもですが、かなりのボリューム!そして、一品ずつ全く違った味、食感。各湖魚の特徴がものすごく伝わってきて、かつまたまたすごく食べやすい。
これも、イケる!
またぜひ機会があれば皆さん食べてみてください~!おすすめです!
あとは、誕生日を祝っていただいたり。
タイミングが重なって、うちの民泊で誕生日を祝って頂きました。ありがとうございました!
30台に差し掛かったのでそろそろ人生を勝ち取りにいきたいと思います!!
その日のご飯会。
そしてそしてなんと知らないうちにイチゴが分岐していた!嬉しいな~~!(植えるだけ植えてあとのお世話は任せっきりで恐縮ですが、)
早く食べたい!そして、これからこまめに様子を見にいこう..!
今回はここまで
「新しい年が開幕した!」と改めて気持ちを入れられるタイミングが多々ある1月。今年の目標も明確になり気持ちが入ったので、好調なスタートが切れたように感じます。2月から、漁師や民泊も含め自分の先行きをある程度将来を見据えたものに形づけていければと思います!
では、また!
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