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小学校で経験した車いすバスケの話

こんにちは、毎日投稿72日目のすうじょうです。さて、今回は昨日と似たタイトルですが、自分の経験や思いを語るエッセイです。内容は、タイトルの通りで昔の記憶を思い出しながら話していきます。昨日書いたエッセイについても題材は異なりますが、ぜひ読んでみてください。

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昨日書いた上のエッセイでも書いたけれど、私は運動全般が苦手な人間だ。体育では、実技が最低評価が続くようなタイプだ。走るのも学年でダントツに遅いし、ボールを投げても全然飛ばない、球技のセンスもない。水泳もほぼ泳げない。まあ、自分で体を鍛えておらず、運動部に入っていなかったから当然のように改善はしないまま、高校まで終了した。唯一、バスケットボールが少しマシな程度できるくらいだ。

さて、ここまで昨日のコピペだが、みなさんは、小学校から高校までの学校教育の体育授業の中でどのようなスポーツをしてきただろうか?

サッカー、野球、ソフトボール、バレーボール、バスケットボール、テニス、水泳、陸上競技などが王道だろう。昨日書いたエッセイで書いたように、私にとっては剣道もそれに当たるものであったと思う。

そんな私は、剣道以外にも経験する人が少ないであろうスポーツの経験があった。タイトルでバラしているが、車いすバスケットボールだ。

私は、小学校は地元の公立学校だった。今まで小学校における様々な思い出をエッセイとして綴ってきた。以下にそのエッセイを挙げる。それぞれ私の記憶が詰まっているので、読んでいただけると嬉しい。

さて、自分のnoteの宣伝はこのくらいにして、ここからきちんと本題に入ろう。私が通っていた小学校では、高学年のときに車いすバスケットボールを経験するという慣習?があった。同級生には、体に障害を抱えている人は一人もいなかったので、教育の一環として行っていたのだろう。今はなくなってしまっているかもしれないが、少なくとも私が児童だったときはまだこの流れはあった。

中・高の剣道の例のようにたまたまだと思うが、小学校の付近に障がい者のスポーツの関連施設があった。そこでは、車いすで行う卓球だったり様々なパラリンピック競技を含むスポーツを行っていた。そこで、行っていたスポーツの一つに車いすバスケットボールがあった。小学生の私にとってはかなり新鮮な競技だったと思う。もちろん、バスケのことは知っていたし、授業でやったこともあった。しかし、車いすとバスケの組み合わせは知らなかった。まあ、テレビでもあまり見ないし、必然的に多くの児童と先生にとっては新鮮なものだったのかもしれない。

当時は、そこまで深い倫理観と感覚があったわけではないので、多くの児童にとっては「楽しそう」、「面白そう」という感覚だったに違いない。まあ、先生などにとってはそのつもりで行ってもらおうと考えていたのかもしれない。

さて、中身に入る前に通常のバスケと車いすバスケの違いと特徴について書いておこうと思う。その方が、イメージができると思う。

1チームの人数は、通常と同じ5名
コートのサイズやボールは通常と同じ
得点のシステムは通常と同じ(スリーポイント等)
車いすは競技用の特殊なものを用いる(画像は本noteのタイトルにある)
->通常の車いすと異なり、タイヤがハの字になっている
->折り畳みができないものが基本
->前にバンパーが付いている
->ブレーキが付いていない
->後ろにリアキャスターがある
ダブルドリブルがなく、ドリブルしてボールを持った後、ドリブルできる
トラベリングは、ボールを持ったまま2回までしか車いすを漕げないというルールに
おしりを車いすから離すのは反則
ファウルやホールディング等の反則もある
参考 https://spojoba.com/articles/88
   https://www.challeath.com/sports/wheelchair-basketball/rule.php
   https://nagoya-phoenix.com/rule/rule6

読んでもらえば分かるように、ほとんど通常のバスケと変わらない。車いすに関するルールがいくつか追加されているのが特徴。他にも障害の重度別にクラス分けされ得点の違いが出るというものもあるが、経験したときには適用していなかったのでここでは割愛した。

さて、具体的に車いすバスケを経験するというのはどういうことかというと、さきほど話した施設から2チーム分+α台、競技用の車いすを借りて学校の体育館で人数をそろえて試合を行うというものだった。確か、専用のコーチ?みたいな人に来ていただいて、指導を受けながら練習を行っていたと思う。

実際にやってみると、自由な動きに制限がかかる部分もあるが、小学生にも十分に楽しめるような競技だった。車いすの操作は手をタイヤの上にのせ、前に回す動作をすると前に行き、曲がるのはタイヤの方向調整で決まるような感じだった。人間よりも素早い動きが可能で独特な面白さがあった。また、ボールを持って動き続けることがルールによって制限されているので、パスをうまく使って試合を動かす必要があった。世の中にはこのような競技もあるんだなと勉強になったし、その面白さを身をもって体験できた。

ちなみに、プロの選手が試合を行っている様子はYoutubeにたくさんあるが、特徴がよく分かる映像があったので、それをいくつか埋め込んでおく。

人生のうちこのような貴重な体験ができることは少ないので、非常に参考になったのではと思う。その点では、当時の小学校の先生や施設の方には感謝している。まあ、小学生だからこそ純粋に楽しんで取り組めるし、偏見がなく味わい実感できるのだと思う。車いすには利点もあるが、試合運びにも独特な難しさがあり、やはりプロの選手はすごいなと思う。今後、どうなるかは不明だけれど、東京パラリンピックでは車いすバスケの選手にも注目していきたいと思っている。みなさんもパラリンピックの競技について調べてみてはいかがでしょうか。新しい発見や知らなかった世界がそこに広がっていのではないだろうか。

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以上、私の記憶と思いを伝えるエッセイでした。では。

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