情熱の仏、阿弥陀仏④:微笑み
前回は「三誓偈」を通じて阿弥陀仏の誓いを見ていきました。今回はこのシリーズ最後となります「東方偈」です。梵文無量寿経では2つの別々の部分に登場する偈文なのですが、仏説無量寿経(康僧鎧)ではこの2つが組み合わされています。
前回、前々回の偈文は阿弥陀仏(法蔵菩薩)が詠っていたのに対し、「東方偈」を詠っているのはお釈迦様です。特に前半部分は説明的ということもあり、阿弥陀仏がクローズアップされた部分を抜粋し、私が翻訳したものを掲載します。特にお経の説明もなく直接「東方偈」に移りたい