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2024Jリーグ各クラブの編成と予想布陣(全チーム作成終了)

今年もnoteにまとめていきます。昨年はできませんでしたが、いずれは開幕後も各クラブのポジション序列という形で更新できればと考えています。

複数システム、複数ポジションが当たり前の時代ですので、フォーメーションは選手配置のバランスの良さ、派生形の作りやすさを踏まえて判断しています。また、分かりやすさ重視で1人1ポジションですので、複数ポジションできる選手を自由に動かすなどして参考にしてください。

J1


北海道コンサドーレ札幌(1/22時点→2/4更新)

浅野は金子拓郎のイメージで右WB起用を昨季から試しており、近藤よりも可能性が高いとみるが、駒井をチーム事情でボランチや前線に置く場合はシャドーになりそう。大卒の田中克幸も左利きボランチとして新風を吹き込むか。例年より選手の入れ替わりは多いが、ポジションは読みやすい。
原の新加入を反映(2/4)

鹿島アントラーズ(2/4時点→2/5更新)

システムは4-2-3-1が濃厚だが、主力に怪我人が相次ぎ、佐野も日本代表で離脱していたため、組み合わせは流動的。柴崎が不在時は樋口をボランチに下げるとみられ、チャヴリッチを1トップで起用して鈴木をトップ下に置く可能性もある。SHは激戦区。知念はボランチでも試されるがひとまずCFに。
開幕の先発予想ではないので、シーズンの序列は現時点とイコールではないが、チャヴリッチがストライカー起用されそうな雰囲気があることと、藤井がSHの一番手で使われている指摘も受けて見直し。鈴木が復帰した時にチャヴリッチとどう組ませるかがポイント(2/5)

浦和レッズ(1/21時点→2/5更新)

ヘグモ新監督は4-3-3を好む。SBがやや不足で、昨季終盤のように関根を回す、あるいはFC東京で経験した渡邊で対応する機会もありそう。渡邊はSB、IH、WGいろいろ考えられるが、WGの層が厚くなったことでIHに。大久保は負傷で開幕は難しいとみられ、左利きの武田や早川は右WG起用も。
渡邊の左SBを継続中で、現状では主力候補。各ポジションで役割が決まっているため、幅広く動く中盤よりも良いのかもしれない。同時に中島もIHが主戦場となりそうで、2人をポジション変更(2/5)

柏レイソル(1/28時点)

入れ替わりのあるポジション以外は昨季の終盤にかけて固まったベースを維持してスタートするのが無難。山田康太が抜けた細谷の相棒は新加入の木下もあり得るが、前線からの守備と出し手になれる選手でいくと小屋松か。仕掛けられる山本や、サヴィオをトップ下に置く4-2-3-1も考えられる。

FC東京(1/22時点→2/17更新)

松木が残留した中盤が激戦区。安定したボール保持を志すなら原川と高の組み合わせが理想的に見えるが、松木トップ下だと荒木を使えず、攻撃のアクセントをつけにくい面もある。小柏は4-2-1-3にハメると1トップを競う形しかない。白井は右SBの3番手に置いたが、プレースタイルからいけばWGも。
安斎のプロ契約に伴い、右WGの序列を変更(2/7)
東慶悟は元来のトップ下を中心に起用の方針で、松木を下げるオプションや土肥を上げるオプションもあることから基本ポジション変更(2/17)

東京ヴェルディ(1/28時点)

4-3-3と4-4-2を使い分けているが、J1でより守備の時間が長くなることも踏まえ、2トップで前からスイッチを入れることが多くなると予想。見木は4-3-3ならIHだが、昨季固まらなかった左SHの候補になる。マルチロールの齋藤はボランチの控えに配置。トップ下が本職の食野は点が欲しい時に起用か。

FC町田ゼルビア(1/28時点)

昨季の終盤は3バックを採用し、今季はより併用しそうだが、編成バランスからいくと4-4-2を基軸に考えているとみられる。J2での実績というよりはJ1経験の多い選手をより主力として重用しそう。前線は2トップだろうが、髙橋らをトップ下に置く4-2-3-1も持っている。

川崎フロンターレ(1/21時点→2/17更新)

主力SBが抜けたため、新戦力のすり合わせをしながらバックアップをどうするかが懸念点で、昨季後半に連戦対策で採用した3バックや、4バックのままなら左は丸山が入ったことで車屋をスライド、右は大南をスライドする可能性もある。シミッチが抜けたため、アンカーの次点は山本だろう。
車屋が手術を受けたと発表されたため、全治不明だがマークを追加(2/4)
開幕前のゲームで佐々木が右、田邉が左で起用されたことも受けてポジション入れ替え(2/17)

横浜F・マリノス(1/21時点→2/11更新)

昨季から長期離脱を強いられた選手は概ね早い段階で復帰すると見込まれるのでマークはつけていない。加藤蓮は本職左SBの3人が復帰した場合、左WGやボランチも考えられる。天野はトップ下、西村はCF中心の可能性もあるが、吉尾の位置が流動的なこともあり、バランスを見ての配置に。
塩貝の2027年加入内定を反映(1/25)
一貫して中盤逆三角形の新しい形にトライしているため、基本形を変更。アンカーは山根、山村も候補になりそう(2/4)
西村の移籍を反映(2/11)

湘南ベルマーレ(1/28時点)

守備の安定により勝点を取れた昨季の終盤を土台にすると思われるが、大岩の右CBを続けるか、ビルドアップに変化をつけられる髙橋を起用していくかが焦点。大橋が抜けたFWは、鈴木章斗の成長や加入して半年経つディサロを含めて横一線で、ルキアンも定位置は保証されない。

アルビレックス新潟(1/22時点→2/11更新)

今季も試合によって選手を使い分けそうだが、FPで昨季最も出場した高が抜け、宮本がボールを奪えるタイプとしてボランチにハマるかがポイントの1つ。長谷川元希は左SHもできるが、両ワイドを活かすトップ下が理想的。大卒の奥村も好選手で、中央での起用が多い長倉も含めた競争は熾烈。
SBは森が右、新井が左を基本としている模様で、どちらも可能だと思うが左右入れ替え(2/11)

ジュビロ磐田(1/28時点)

J2で1年間積み上げたものに新戦力を加える形となるが、鈴木雄斗が抜けた右SBは同タイプの川﨑がハマらない場合、SHの松本も含めていろいろ模索しそう。日本復帰の石田は新外国籍選手のフィット具合によってポジションが変わりそう。平川が入ったことで、山田が健在なら藤川はSHでの争いか。

名古屋グランパス(1/21時点→2/17更新)

昨夏まで主軸だったマテウスと同タイプの補強がなく、ワイドとCFに補強が集中していることから3-5-2を予想。どこでもできる和泉はIH、シャドー起用が増えそう。稲垣アンカーで攻撃的な選手を並べる可能性もあるが、最終ラインの入れ替わりもあり負担が大きいか。いずれにせよ中盤は激戦区。
貴田の期限付き移籍を反映(2/4)
攻撃時に左WB・右CBがSB化する可変式の導入で、右CBにはSBの動きができる選手の起用を模索しており、成瀬を移動。有力候補の内田はIHもWBもできるので中盤に残す(2/17)

京都サンガF.C.(1/22時点→2/4更新)

川﨑が昨季の後半に離脱した際に金子がポジションを奪い、復帰後の川﨑がIHに入った流れを重視。三沢が移籍し、3バック2ボランチも頻繁に使うため、アンカーの控えは記載していないが、塚川と武田のセット起用も捨てがたく、川﨑をアンカーに戻す可能性も。両SBはライバルがひしめく。
福岡がアンカーでも試されている様子のため、控え記載ありに変更(2/4)

ガンバ大阪(1/28時点→2/11更新)

GKは東口の負傷がなくとも一森が優位だっただろう。左CBは左足を使える選手と考えると、三浦と中谷が組むのは限定的か。中盤はポヤトスイズムを知る鈴木をラヴィと併用することも考えられる。岸本は徳島時代に右SBで起用されたが、役割の違いやライバルの多さからWGのほうが現実的。
今季は守備だけでなく攻撃時もボランチ2枚で取り組んでいる模様で基本形を変更(2/4)
上記でも触れたが、鈴木を中心として作ってきている様子でボランチの序列を変更(2/8)
ウェルトンの新加入を反映(2/11)

セレッソ大阪(1/25時点→2/11更新)

札幌で3バックの右を務めていた田中はアンカーで起用する方針。FW登録ながらトップ下本職とされるブエノがIHにハマるのが理想的だが、万全であれば清武も奥埜も候補になり、香川といえどポジションは安泰ではない。ルーカスとカピシャーバは逆もあるが、より左足を使えるカピシャーバを右に。
ルーカスとカピシャーバはシンプルに昨季までのポジションで起用しそうなので左右入れ替え。またクルークスが左SBにトライ中で、柴山の右WG起用が増えそう(2/11)

ヴィッセル神戸(1/21時点)

齊藤と同タイプをアンカーに置くなら井手口となるが、バージョンアップを考えれば展開力を兼ね備える鍬先を据えるのも面白い。そうすると佐々木はWGが増えそう。左SBは本多や酒井が次点と考えられるため、控え記載なしを避けるために右SBも考えられる広瀬を置いた。

サンフレッチェ広島(1/21時点)

昨夏に加藤、マルコスと大型補強を行ったため、昨季終盤の布陣がベース。シャドーの層が薄く見えるのは、マルコスのコンディションが良ければ満田ボランチが多くなると予想したため。住吉の移籍に伴い、塩谷の控えは右WBの中野スライドになり、あとはコンバートなので置いていない。

アビスパ福岡(1/21時点→1/28更新)

昨季の終盤に3-4-2-1がハマったことで最初は崩さない可能性が高いが、大黒柱の山岸が抜け、WGタイプの岩崎が入ったことで4バック回帰も十分に考えられる。岩崎は鳥栖で3バック時にワイドも務めたが、福岡では役割が異なるためシャドーに。森山は左CBに置いたが、今季もボランチ兼務だろう。
橋本の2025年加入内定を反映(1/28)

サガン鳥栖(1/25時点→2/4更新)

オフの補強を見ても、昨季の途中から固定した4-2-3-1を基本に考えているとみられ、昨季の開幕前よりは予想しやすい。岩崎が抜けて左利きの中原が入り、長沼は左で固定されそう。左利きのキムテヒョンや丸橋の加入により菊地は本来の中盤に戻す可能性も。上夷は右SBも可能だがCBの次点に。
井上の2025年加入内定を反映(2/4)

J2

ベガルタ仙台(2/7時点)

森山監督はまずオーソドックスな形を採用しそうで、編成からも4-4-2を考えていることが分かる。オナイウは本職の右SHだけでなく左や前でも試している様子で、ユーティリティーな郷家の配置とも絡んで主力に躍り出る可能性も。右SBは出力を重視するなら髙田だが、SHとの関係性なら真瀬か。

ブラウブリッツ秋田(2/5時点)

才藤が昨季に続いて左SBなら蜂須賀が右SBと思うが、SHの控えがごっそり抜けてしまったため、5人交代で強度維持を考えると、才藤をSHで考える必要がある。村松とした右SBは藤山を回したいところだがボランチも多いわけではない。またCFが多いため、佐藤や丹羽にSHをやってもらう可能性も。

モンテディオ山形(2/4時点)

安部はCBとSBの両方で考えられるが、陣容からいくとCBで考えそうで、復帰した坂本稀吏也とともに左利きを並べて保持を強化か。WGタイプが最低5枚そろったことで、國分は藤田が抜けたボランチの控えに回る可能性もある。仙台でユーティリティーだった加藤もボランチの可能性がありそう。

いわきFC(2/11時点)

田村監督が引き継いだ昨季途中から4バックと3バックを使い分けているが、左利きのSBがいないことなどから3バックを軸に準備している。左WBは坂岸しか適任が見当たらず、大迫を置くことも考えられる。1トップ起用が多かった有馬はCFの補強があったことでシャドーが増えそう。

水戸ホーリーホック(2/8時点)

新卒選手を大量に獲得したが、要所に主力が残り、骨格が変わるほどの変化はなさそう。編成バランス的には4-4-2で各ポジション3人が落ち着くが、4-2-3-1も準備し、落合、山﨑、杉浦らはトップ下での起用も考えられる。SHは様々なタイプが揃って激戦区。碇はボランチで育成だがCBやCFも可能。

栃木SC(2/8時点)

田中新監督は3バック継続を明言。前線は2トップを採用しているようで、CFタイプが多いことからも頷けるが、井出や川名といったアタッカーが使いにくく、IHはほぼ全員が新戦力のため、3-4-2-1と使い分けることになるのでは。奥田は本来なら下がり目のFWだが、中盤3枚でやるならばその一角か。

ザスパ群馬(2/4時点)

躍進した昨季から大槻監督がどうバージョンアップさせるかだが、主力がおおむね残留したことで、枠組み自体は変えないのではないか。前線の組み合わせはターゲットになれる髙澤、テクニックのある和田を軸としそうだが、佐藤を前線に置いて永長で右から仕掛ける形も持つかもしれない。

ジェフユナイテッド千葉(2/4時点)

好調だった昨季の後半戦がベースとなるだろう。攻撃時に4-3-3のIHとなる見木が移籍し、そこに横山やエドゥアルド(磐田では登録名ドゥドゥだった)を入れそうだが、表記上は風間の役割をこなせる選手が少ないことから横山を前に配置。本職右SBの岡庭が加入したが、田中を活かすなら髙橋が有力。

横浜FC(1/28時点)

昨季はJ1で4バックスタートも勝てず、5月に3バックへ変更。その流れから2年前のJ2と同じく3バックを基本とする可能性が高い。四方田監督が札幌時代に見ている福森や中野は抜けた主力のポジションと合致して重用しそう。右WBが不足気味だが、小川が昨季もやっていて、村田も可能性がある。

ヴァンフォーレ甲府(1/21時点→2/7更新)

CBやボランチは入れ替わりがあったセッションで新戦力を中心に組んだ。飯田の加入で右SBが2人揃い、木村はボランチが濃厚。三浦が抜けた左SBの補強がなく、左利きCBの頭数が揃っているため、神谷のスライドも考えられる。噂されるヘナト アウグストの補強が実現すればボランチの有力候補に。
アウグストの加入を反映。ポジションバランスを考えて中山をトップ下など一部変更(2/7)

清水エスパルス(1/21時点→2/12更新)

CBにスピードのある選手が加わり、4バック基本は変わらないと思われる。乾が健在ならばトップ下を置くことになるが、CFの外国籍選手が抜けたため、カルリーニョスや川本を前線に置く2トップも考えられ、矢島はやや手薄なボランチ起用も想定される。
ブラガの加入を反映(2/4)
タンキの加入を反映(2/12)

藤枝MYFC(2/5時点)

ボランチは完全移籍の西矢を軸にした熾烈な争いで、小関も候補だが貴重な左利きでシャドーの控えに置いた。久富が最終ラインに入れば手薄になる右WBは大曽根や、榎本を左から回すテストもした様子だが、新卒の前田になりそう。1トップは現状で一騎打ち、足りなければ中川風希を置くか。
平尾をシャドー、小関をボランチにポジション入れ替え(2/17)

ファジアーノ岡山(2/4時点)

今季は始動から3-4-2-1でトレーニング中。個の能力が高い選手が集ってきたことを考えても妥当な選択と言える。柳貴博はCBとWBをこなすが、木山監督の下ではWBが多い。仙波と吉尾はともにボランチとシャドーで考えられるが、仙波は途中起用を含めてシャドーのほうが多くなるのでは。

レノファ山口FC(1/21時点→1/28更新)

志垣新監督の志向から、守備時4-4-2でプレッシングスタイルを持ち込むと思われるが、編成的には1.5列目のタイプも多く、攻撃をどう作るか。数少ないボールを奪えるタイプの相田や板倉など八戸時代から重用した選手は主力候補。出力が高くターゲットにもなる山本は合うが、梅木も捨てがたい。
今井の新加入を反映(1/25)
糸原の新加入を反映(1/28)

徳島ヴォルティス(2/7時点)

吉田監督の就任後はSBに離脱者が続出しながらも4-2-3-1を基本とし、オフに柳澤と橋本を獲得したことで継続が濃厚だが、左利きCBの青木が入って3枚も可能だ。髙田優も本来はトップ下と考えるとボランチが少なく、CBから内田を上げるか、トップ下の杉本を下げるケースが出てきそう。

愛媛FC(2/11時点)

J3優勝を果たした昨季のベースはほぼ維持されそう。木村が期限付き移籍期間満了となった右SBはパクゴヌが収まり、左SBも左利きのユイェチャンが加入して山口と競争ができる。右SHに窪田と浜下が加入したことで曽根田は左での起用が増えるか。谷岡はやや層の薄いCBも可能な選手。

V・ファーレン長崎(2/4時点)

下平ヘッドコーチが理想とする4-3-3は昨季の終盤も採用しており継続性も担保できるが、失点減へ4-2-3-1にして安定性を重視する可能性も。左利きを活かすビルドアップを考えれば、田中や再契約した秋野を中心に据えそう。名倉は4-2-3-1ならトップ下で中村が右になるかもしれない。

ロアッソ熊本(2/7時点)

昨季の開幕前にも試行したボランチ2枚の布陣をテストしているようで、苦しんだ前年から新形態を目指しそう。想像だが、ボランチ3枚から1枚減らし、CFタイプが増えた前線を増やすイメージ。ただ、このシステムでカギになりそうな岩下と竹本が開幕に間に合わないため、流動的な部分が多い。

大分トリニータ(1/21時点→2/22更新)

第一次片野坂体制を知る選手が多く残っており、代名詞の3バックだと逆に新鮮味がなく、2列目が飽和状態で3人使える4-2-3-1としてみた。ただ右SBの層が薄いこともあり、何を基本システムに据えるかは読めない。システムによってポジションを変えられる野嶽がキーマン。
木本の2026年加入内定を反映(2/22)

鹿児島ユナイテッドFC(2/11時点)

主力がおおむね残っているため、昨季と同様の布陣になりそう。CBは岡本を軸に相方を3人で争う構図か。SBは両サイドできる外山が入ったが、SHを活かす位置取りが求められ、昨夏に左へコンバートされた野嶽が主力だろう。CFは実力者が4枚揃い、状況により2トップにすることは考えられる。

J3

ヴァンラーレ八戸(2/17時点)

石﨑監督が富山時代に重用していた新加入選手はいずれも実力者で主力扱いされそう。CBに高さを求めるため、雪江はFW起用が濃厚。両WBを補強できたことで、ユーティリティーな前澤はIH起用が増えるのでは。運動量豊富な永田は宮崎ではSHだったが、IHは大学時代のポジションでもある。

いわてグルージャ盛岡(2/18時点)

中三川監督が留任となり、昨季の終盤に続いて3バックが濃厚。甲斐が移籍したCB中央は深津になりそう。左利きの本職WBがおらず、高橋を左に予想したが、西を置く可能性も。前線に都倉を獲得できたことで、スピードのあるケネスをシャドーに使えるが、シャドーは候補が多く激戦区。

福島ユナイテッドFC(2/20時点)

寺田新監督は川崎Fと同様の4-3-3を持ち込み、3バックの多かった福島では久しぶりの4バック主体となりそう。特に中盤はテクニックに優れた選手が集まり、ボールを動かすことにこだわれる陣容だが、逆にWGタイプの少なさが懸念材料。樋口はタイプの異なるCFの控えでありつつIH起用もあるか。

大宮アルディージャ(2/11時点)

近年は編成バランスに歪みがあったが、今オフは4-4-2を軸に揃えたのが見える。左SBは植田が入り、下口もプレー可能。関口は昨季に右SBでJデビューしており、SB不足は解消できた。長澤監督がハードワークを要求するため、シュヴィルツォクは使い方が難しい。マルチな高柳はSHもあり得る。

Y.S.C.C.横浜(2/20時点)

倉貫監督が就任して以降は、特徴的なビルドアップを残しながらハードワークを植え付けて強化。例年より新加入が少なく、左右非対称の組み立てなど枠組みは維持されそう。FWが小粒になり、萱沼を前線で使う試合も出てきそうだが、左に流れてのプレーと守備強度を考えると動かしたくない。

SC相模原(2/22時点)

昨夏から採用する3-5-2を基本線に3-4-2-1と併用する形になるだろう。長谷川は徳島で務めたアンカーよりも前でのプレーが濃厚。今季からMF登録になった前田も出場機会が増えそう。右WBとした田中もIHの可能性。大学時代に右SHだった福井は特別指定だった昨季に続いて前線でプレーしそう。

松本山雅FC(2/12時点)

霜田体制2年目でスタイルに合う選手を連れてきたこともあり、バランスは良いが、左WGを中心にトップ下やCFでも起用できる高井の長期離脱は痛手で、SBコンバートで始まった佐相を前で使うシーンも出てきそう。宮部はCBへコンバート、藤本もボランチでテスト中。樋口は両SB可能。

AC長野パルセイロ(2/12時点)

髙木体制が継続となり、3-4-2-1の枠組みも変わらない。後ろの枚数が多く見えるが、WBも可能な選手を後ろに置いて前へ追い越していく動きを多く求めそうなためで、黒石や小林らが該当。WBは仕掛けられる選手を配置。古賀はボランチ的な役割もできるが、バランス的にはシャドーか。

カターレ富山(2/12時点)

高橋駿太が引退してFWに若干の懸念があることもあり、昨季の一時期と同様に下がり目のFWにテクニシャンタイプを配置し、両ワイドを高く張らせる形を予想。左SBを補強できたことで、安光は従来のSHに戻るのではないか。井上は元来FWでもあるが、層の薄い球際で闘えるタイプのボランチ枠か。

ツエーゲン金沢(2/11時点)

伊藤新監督は攻4-3-3⇔守4-4-2の可変を採用しそうで、大宮アカデミー時代にアンカーで起用していた大山の獲得も合点がいくが、そこを西谷と争う構図で試合展開により使い分けか。SBだった毛利はIHへコンバート。WGは加藤大樹を軸に塚元も主力候補だが、負傷で開幕は間に合わない。

アスルクラロ沼津(2/20時点→2/22更新)

ほぼメンバーを固定して築いた昨季のベースは強固で、そこに若い戦力がどこまで食い込めるか。ブラウンノアが抜けたFWは川又のコンディションが上がればエース候補。WGは津久井と森の一本立ちに期待だが、徳永と持井が健在なら柳町を置く可能性も。篠﨑が長期離脱中のCBは中村が有力。
齋藤の加入を反映(2/22)

FC岐阜(2/17時点)

名古屋とのプレシーズンマッチに先発出場したメンバーが、編成からいっても主力と考えられる。SBの補強に成功したため、昨季は右SBを中心に出場した生地が層の薄いボランチに戻るのでは。河波は岐阜では逆足配置になりそう。與那覇はトップ下を中心に中盤ならどこでもこなせる。

FC大阪(2/18時点)

WGを置くスタイルを好む大嶽監督が就任したことで4-2-3-1を予想。新加入選手がかなり多く、前線は予想が難しいものの、関西学生リーグで実績のある選手はJ3で十分に主力を張れる能力を持つ。ボランチから後ろはビルドアップに関われる選手が重宝されそう。伊東は手薄なSB枠か。

奈良クラブ(2/17時点→2/18更新)

浅川の移籍、酒井の長期離脱により3トップの主力は総入れ替えが予想される。神垣は奈良では毛色の異なるボール奪取に長けたタイプで、舵を取るアンカーよりも1列前での起用を予想。残留した森田は奈良でのプレー経験が豊富で、IHに置いて堀内との併用になる可能性も。
当初、下川は松本時代と同じ左SBにしたが、バランスが悪いので、両足が使える都並を左に回し、両サイドできる下川は右に予想変更(2/18)

ガイナーレ鳥取(2/17時点)

神戸でも指導していた林監督の就任で、ポジショナルプレーを落とし込みそう。最終ラインはごっそり入れ替わり、特にCBの頭数が足りないため、ボランチが本職で上背のある金浦の起用を考えている様子。賢いポジショニングができる伊川の加入で、田中恵太は1列前でのプレーになると予想。

カマタマーレ讃岐(2/21時点)

米山監督が昨季に築いたベースに新戦力を組み込む形で明確な編成。奈良坂が町田に帰ったCBは奥田をSBから戻し、左利きの左合をSBに置くか。吉長はSHもあるが、内田の控えで右SBが有力。前川はライン間で仕事をする役割で川西と競う。前線に大野がハマるかがポイントだが、冨永も捨てがたい。

FC今治(2/12時点)

服部新監督は4バック採用を明言したが、CBが多く、前線がやや薄いことから3バックとの併用も考えられる。山田は今季もさまざまなポジションで起用されそうだが、左SBを補強できたことで、松本が右SBに収まれば中盤で使える。新井は昨季と同様に下がり目のFWと兼務で使われそう。

ギラヴァンツ北九州(2/22時点)

増本新監督が昨季に鳥取で採用した4-2-3-1が基本線。SHは牛之濵が軸だが層が薄く、FWの高昇辰をコンバート。山脇をSBから上げたり、ユーティリティーな小林も候補になりそう。経験豊富な矢田が加わったが、昨季終盤に左利きの若谷がボランチでブレイクしたのでチームの中心に置くかは微妙。

テゲバジャーロ宮崎(2/22時点)

青山らは昨季の負傷の影響で開幕に間に合わない可能性があるが、大熊新監督は4-2-3-1が基本と明言済み。攻撃陣には若き才能を集め、中でも阿野はタイプ的に少ないトップ下の有力候補。サイド起用の多かった北村もCFの近くで絡むか。左利きSBを2人獲れたことで、大熊はボランチになりそう。

FC琉球(2/21時点)

金鍾成監督は昨季終盤に何度か試した3バック導入に本腰。シャドータイプの佐藤と岩渕、左WBの藤春の獲得も3-4-2-1を念頭に置いたものと推測。ただ福村の長期離脱で後ろが手薄。ボランチ兼務の鍵山を増谷の控えにしたが、高木の獲得で、ワイドで起用する方針だった上原をCBに戻す可能性も。

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