私の希死念慮について

希死念慮について書く上で統合失調症と希死念慮の関係について調べたけれどあんまりわからなかった。私のいる狭い界隈では希死念慮持ってる人が多いのだけれど統合失調症の人のどれくらいが希死念慮あるとか全くわからないので、私自身だけの話になります。ご了承ください。

元々私には希死念慮がなかった。学生時代どんなに辛くても自ら死を選ぶという選択肢が全くなかった。健康だったのかはわからないけれど既に小さい頃から不眠とか対人関係や生きづらさには悩んでたのに全くそういう気持ちにならなかったのは今の自分からするとちょっと変だねって思う。他の人と比べても親類が自死で亡くなってる人数も結構いるほうだと思うし。

あまり方法とか詳しく書くのは自分に酔ってる感じがしてキショいので書かないようにするけれど何度かした自殺未遂で確実な方法をとれたことがないのでバカにされるかもしれない。いつも私は本気だったけれど実際バカにされたこともある。本気じゃなかったんだよねとか言われた。うるせえ、だまれ。と思った。

統合失調症診断前からしてた自傷行為と希死念慮による自殺未遂は自分の感覚では全く違う意味を持ってる。私にとって自傷行為は自分の寂しさとか辛さとか怒りとかを自分にぶつけてる行為だから。でもあんまりいないかもだけど、自傷行為の後は私は自分に優しくする。ここまでがセット。だから私にとって自傷行為は自分を傷付けることではあるけど自分に優しくするための行為でもあった。

希死念慮のほうは統合失調症の陽性症状の幻聴が起因していた。私の幻聴の場合毎日罵倒しかしてこないから。死ね死ね言われまくるので絶望していた。だからってことが多かった。でも統合失調症との診断後の薬物療法で一気に幻聴はよくなった。それでも未遂は続いてたから幻聴ばかりのせいとも言えない。

とにかく孤独感がひどかった。家族が一緒にいても孤独を感じるから自ら部屋にこもって独りになりにいってた。誰かと一緒にいて孤独だと思うよりひとりの状況を作ってひとりぼっちだと思うほうが少し楽になる感覚は上手く説明できないけど伝わるだろうか。

最後に未遂した時は二日意識を飛ばした。でもやり方が甘くて命に別状がなかったので運ばれた病院で受け入れ拒否されたらしい。今はわからないけど当時は病院のほうで受け入れ拒否ができたっぽい。あとから調べたらそう出てきたから。何度も言っておくけど今はわからない。

その頃は拒食気味で人生で一番体重が軽かったから二階の自室から父親に背負われて車に乗せられて病院に直で運ばれたそうだ。もちろん母も付き添ってくれた。まあ結果的に受け入れ拒否されたのだけれど。

救急車を呼ばなかった理由は結局聞けなかった。答えが怖かったから。ちなみに父親は今でも自殺未遂とは思っていない。何らかの私のミスだと思っている。遺書も隠してて見つかってなかったからしかたないとも思う。でもとてもうちの父親らしいと思う。何も気付かないところが。背負ってまで病院に連れて行ってくれたことはさすがに少しは感謝しているけれど。

母親はさすがに気付いてくれた。ちょうど私が自殺を図った日に、母は姉夫婦から姪のことでキツいことを言われてしまって少し落ち込んでたところだったのに次の日には意識のない娘を発見したものだから余計にショックが大きかったのだと思う。

三日目に目が覚めた私に母は泣きながら「お母さんの為に生きてくれたらいい、何も考えなくていいから。お母さんのために生きて欲しい」って言ってくれた。他にもいろいろ言ってくれたけれど、これが私にはめちゃくちゃ響いた。こう書くとすごく簡単な人間だと思われるかもしれない。でも本当だからしかたない。私はとても簡単な人間だった。母の言葉で私は母の為に生きようと思った。そこから希死念慮はかなり薄くなった。まず自殺を図るのはやめた。自傷行為はなかなかやめられなかったので、そのことはまた別に書く。前述の通り私の自傷行為は希死念慮に基づくものではないので。

「母」という記事で母が既に自死してることを書いたので、母のために生きるという私の生きてる理由がなくなってるので、私が生きてることに疑問を感じる人もいるかもしれない。これに関してもまた別に書こうと思ってる。ただ何も感じなかったわけではないことだけは書いておく。なくなったはずの希死念慮にも影響はあった。でもそれはまた別の話。母の自死の影響は簡単に文章にできるものではないので、ここから長く長くなるのも避けたいのです。

ただ言えるのは希死念慮は永久になくならないと決め付けなくてもいいのではないかと思う。私みたいに簡単なことで希死念慮がなくなる人は実際少数派だとは思いますが、あんなに死ななくてはいけないと思ってて行動にうつしたりもしていて生き延びてこうして希死念慮がなくなった人間もいるので。

お前の希死念慮の強さと私のは違うから一緒にするなと思う人もいるでしょうから、そんなに力説はできませんが。

でも私に希死念慮があったのも事実なのです。そこは否定されたくない。私のことだから。人と比べての強さとかはわからないけど。そして今の私に希死念慮がないのも事実。

まあ私が今も病気なのは本当だから、とある統合失調症患者の体験談のひとつくらいに思ってくれたらいいです。文章が読みづらくて本当にすみません。上手くなりたいのですがなかなか上達しません。頑張ります。ここまで読んでくださったかた居たらありがとうございます、そしてすみません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?