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#88:Google プロジェクト管理 プロフェッショナル認定

ちょうど半年前、noteの深津さんの記事を参考にして、Googleのオンライン学習を始めた。

その時は、通常6ヶ月かかるところを少し期間を圧縮して進めたいと息巻いていた。がしかし結果的には、きっちりと6ヶ月かかり昨日無事に認定となった。

振り返ると、なかなかタフなオンラインコースであり、実際にプロジェクトマネジメントをひと通り学び直せたような感覚があるので、少し振り返ってみる。

プロジェクトマネジメントとは

まずこのコースはプロジェクトマネジメントの初心者を対象にしている。そのため、あらゆる生活や普段はプロジェクト管理と思っていない仕事の中にある、プロジェクトの要素と人々の素養を説明するところから始まる。

そして、プロジェクトマネジメントのスキルを身につけることでどんな仕事ができるのか、何がメリットなのかをまずしっかりと説明してくれる。これは普段プロマネをしている立場では特に目新しい話はないのだが、改めてGoogle的な説明を聞くことで、このように人々をモチベートすれば良いのだと気付かされた。専門用語は使わず、とても分かりやすい説明だった。

基本を再インストール

そして全6コースを進めて行くと、PMPなどとも大筋で同じ基礎を学んでいける構成になっている。Google独自のOKRやアクセシビリティみたいなものもあるが、基本的にはいわゆる王道のプロジェクト管理を学べる体系だと思う。

そのため、改めてプロマネ経験者としてやる価値があるかというと、色々と断片化やスパゲティ化した知識体系や経験をリフレッシュして、シンプルな基礎を再インストールするには良いと思う。

ブートキャンプ型

このコースが何より身になったのは、単なる講義動画の視聴や読み物を読むだけでなく、確認テストや課題提出、そしてその課題を受講生同士で採点するブートキャンプ型であること。

動画をぼんやり見てると、聞き逃すこともある。そのあとリーディングで重ねて知識を確認すると、抜け漏れが減る。それでもさらっと読んでると頭に入ってない場合、確認の小テストがバツになり、分かってないところに気づく。最後には、課題提出があり、これは網羅的に理解した上でアウトプットを作り上げないと合格しない。結構厳しいとは思うが、ちゃんとやるにはこの形式やバランスは適している。

英語とGoogler 

とはいえ、少しハードルもある。動画も読み物も、そして課題提出も今のところ全て英語しかサポートされていない。各教材の翻訳を手伝ってというメッセージが出るので、そのうち、日本語版も出てくる可能性はあると思うが。

最後の6コース目は、具体的なプロジェクト事例に基づいて課題を多く提出する単元だった。そのため、プロジェクトマネジメント知識に関してよりも英語対応で労力を取られた。しかし動画は英語字幕があり、読み物もGoogle翻訳に放り込めば何とかなる部分もある。

そして何より、Googleで働くPMたちの話す英語はほぼ例外なく分かりやすい。講義用に分かりやすい話している面はあると思う。しかし、それでも論旨明快でスッキリ話す人が多い。なので、多少早くても言ってる趣旨は分かる。

そういうことが感じられるのも醍醐味だ。

最後に

とはいえ、割としっかり頑張って(たまに1〜2週緩んでる時は数回あったが)進めて、半年はかかるコースだ。持続するモチベーションがないと、最後まで進めるのは困難だと思う。

個人的には、Google社員が何を言うのか、プロマネとしてどんな働き方や考え方をするのかに興味があって最後まで進めた。課題を進めるのは最初とても腰が重かったが、数をこなして、やり方やペース配分を掴んだ。

最後には、エレベーターピッチ(スタートアップの起業家が投資家に30秒でアピールする)を課題として作ったり、プロジェクトドキュメントやEメールのサンプルを書いたり。まあ色々とやらされる課題も苦労しつつ、楽しみながら進められた。楽しめるかも非常に重要だ。

もし何かの参考になれば幸いです。

長文を読んでいただきありがとうございます😭

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