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【特報1/2】奥尻町が選ばれた「脱炭素先行地域」って何?

 こんにちは!
 先日、檜山管内の奥尻町が「脱炭素先行地域」というものに選定され話題になったのですが、皆さんはご存じでしたか?😳
 これに選ばれたことは実はスゴいことなのですが、普段聞きなれない言葉だと思いますので、今回はそんな”ホットな話題”の「脱炭素先行地域」について説明したいと思います! 

1 脱炭素先行地域とは?

 さて、脱炭素先行地域ですが、簡単にいうとこんな感じです!

 2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現し、運輸部門や熱利用等も含めてそのほかの温室効果ガス排出削減についても、日本全体の2030年度目標と整合する削減を地域特性に応じて実現する地域。
 2025年度までに全国で少なくとも100ヶ所選定されるものです。

 ん〜、頑張って簡単に説明したつもりですが、「民生部門」、「運輸部門」それでも難しそうな言葉が並んでいますね。。。🤔 
 もっと簡単にいうと、こんな感じです。これなら大分わかりやすいのではないでしょうか?

「カーボンニュートラルの実現に向けて地域特性等に応じた脱炭素の先駆的な取組を行い、地域課題を解決と住民の暮らしの質の向上を実現する地域で、日本の脱炭素推進のモデルとなる地域として、これから全国で約100ヶ所選定されるもの」

 脱炭素選考地域についてもっと詳しく知りたい方は、以下の環境省のサイトをご覧ください!

2 選ばれたらどんなメリットがあるの?

  では、そんな脱炭素選考地域に選ばれるメリットは何でしょうか?
 ズバリ!ゼロカーボンの推進のために多額の交付金を活用できることです!
 なんと!3分の2(財政力が一定基準以下の場合は4分の3)の補助率で、1地域に約5年間で最大50億円が交付されます!
 
 奥尻町のR3年度予算規模が約60億円なので、比較するととても大きい金額ですよね〜!
 再エネ設備の導入や、施設の省エネ化などには多額の初期投資がかかりますが、この交付金を活用することで、一気にゼロカーボンの取組を加速させることができますね👏

地域脱炭素移行・再エネ推進交付金

3 脱炭素選考地域の選定状況

 脱炭素先行地域の選定は今回が2回目で、2022年11月時点で全国27道府県、46地域が選ばれています。
 北海道における脱炭素先行地域は、第1回と合わせて5地域(札幌市、石狩市、上士幌町、鹿追町、奥尻町)が採択されていて、都道府県では最多です!今後の各地域の取組に注目ですね!
 
 各地域でどのようなことが計画されているのか気になった方は、上の環境省のリンク先に掲載されているのでご覧ください☺️
 次回は、奥尻町の計画について説明したいと思います!お楽しみに!


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