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☆書評集ご紹介☆【文学フリマ・コミティアに持参します】

明日の文学フリマの参加要項を読み込んでいたらnote協賛と知り(遅っ!💦)、もともと「noteを読む方は書評とかもお読みになる方が多そうだなぁ……」と思っていたので、明日持参するうちの書評集を改めてご紹介させてください。kindle版もほそぼそと配信しておりますので、イベントにはお越しに慣れない方もぜひ☆(いつもは他ブログの転載ばかりですが(^^;)今日はnote用です)



レビュー書籍ご紹介


このような作品をご紹介させていただいています。

本のタイトルは『美学としてのJUNE~ブックレビューとポエムのこころみ~』で、ふだんは同人誌のBL系エリアで販売しています(文学フリマでもそうです)。でもこの書評集が対象にしているのは、ご覧の通りBLではありません。ジャンルではちょっと「鬼っ子」で、いつもご紹介に困っています💦(今これを書いていて、少し「瓶に手紙を入れて海に流すような気持ち」がします……☆)

とはいえ、もともとのスタンスが「普通の本好き」「腐女子の感性」(ただし商業BLは最近ちょっと苦手です。ゴメンナサイ☆)をまたいだところにあるので、レビューも自然に「広義のJUNE感覚」がフィルターになっています。(深読みや古典芸能などの抽象的な色気を楽しむ感覚。BLが特化する過程で抜け落ちてしまったと思われるものです)

ですので、「どこかしらピンときた方に」としか言いようがないのですが……BL読者様か否かを問わず、ご趣味に響く部分で「これから読む本ハンティング」や「思い出のアレを再読」にお役立ていただけたら嬉しいです。

(むしろ主軸が「普通に本好き」な方で、潜在的に「腐女子/腐男子アンテナを併設」されている方が一番楽しんでいただけるかもしれません。というのも自分がわりとそうなので、定義がよくわからない「ご同好」の方に、ということになるでしょうか……)


《目次》

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【目次テキスト】

ま え が き


序にかえて 私的JUNE感覚 ~「JUNEを語ろう」アンケートより~
(『雨月物語』所収『菊花の約』『青頭巾』を例に、私的な「JUNE感覚」を捉えなおします)

第一部 ブックレビュー ~JUNE感覚とその周辺~
・ホラーとJUNEの妙なる関係/『ポーナル教授の見損じ』
(創元推理文庫 『ゴースト・ハント』所収/H・R・ウェイクフィールド)
・奇妙(クィア)な嗜好/『クィア短編小説集』
(平凡社ライブラリー『クィア短編小説集』/A.C.ドイル、H.メルヴィルほか)
・極上JUNE/『イヴ・サンローランへの手紙』(+伝記映画2本)
(中央公論新社『イヴ・サンローランへの手紙』/ピエール・ベルジェ)
・モノローグで辿る英国のゲイの一世紀/『Queers』
(NHB Modern Plays "Queers: Eight Monologues"/ Mark Gatissほか)
・「ホモセクシュアル探偵」ブランドステッター・シリーズ
 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ『死はつぐないを求める』ほか /ジョゼフ・ハンセン)
・美しき理想主義者/『エドワード・カーペンター伝』
 (晶文社アルヒーフ『エドワード・カーペンター伝―人類連帯の予言者』/都築 忠七)
・深読みする楽しみ/『果てしなき旅』
(岩波書店『果てしなき旅』上・下(岩波文庫)/E.M.フォースター)
・「当事者」の視点/『ガニュメデスの誘拐 同性愛文化の悲惨と栄光』
(ブロンズ新社『ガニュメデスの誘拐 同性愛文化の悲惨と栄光』/ドミニック・フェルナンデス)
・「好敵手」の極北と「旋律」の色気/『理解』
(早川書房『あなたの人生の物語』(ハヤカワ文庫)所収/テッド・チャン)

第二部 JUNEを表現する ~「イラストポエム」のこころみ~
・A Vampire's Tale ~二人の兵士の物語~

あとがき


サンプルリンク(note内)

読む側の「JUNE(ジュネ)感覚」 ~"BL以前の何か"を考える~

不在者への恋文/『イヴ・サンローランへの手紙』(+伝記映画)

よろしければ併せてどうぞ。


紙版・kindle版

kindle版(Amazon)
(読み放題サービス[Kindle Unlimited]に対応しています)

紙版 (BOOTH・直接通販)
(個人情報のやりとりがない「あんしんBOOTHパック」でお届けしています)


イベント販売予定


出展サークル名:SUSSANRAP(サッサンラップ)

2024/5/19 文学フリマ東京38(く-27)
2024/5/26 COMITIA148(そ-03b)


イベントお品書き

告知はnoteで他にも上げていますが、5/19の文学フリマ、5/26のCOMITIA148ではこの書評集の他、広義のオリジナルJUNE系小説、シャーロック・ホームズパスティーシュ、怪奇俳優ピーター・カッシングオマージュ小説などに加え、新刊として(普通の(笑))SF短編集も持参します。

おついでがありましたら、ぜひ遊びにいらしてください。お待ちしております。

既刊
新刊SF短編集表紙。note内ご紹介記事にリンクしています。

当日の販売物はこちらで詳しくご案内しています。
お試し読みもございますので、ぜひご覧ください。

直近イベントお品書き &通販・kindle版リンク(自サイト内)


この記事が参加している募集

文学フリマ

コミティア

最後までお読みくださり、ありがとうございました!