「ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995」より印象に残った言葉 5選
早いものでスティーブ・ジョブズが逝去して10年が経ちました。本書は今年発売された本ではありませんが、読み直し、やはり学びの多い一冊でと実感したため、本書の中から特に印象的な言葉5つをご紹介できたらと思います。
■概要
本書はスティーブ・ジョブズが1995年時のインタビュー映像を書籍化したものです。1995年当時、この映像が紛失してしまったことから”ロスト・インタビュー”と呼ばれるようになったのですが、ジョブズが亡くなった2011年、担当ディレクターのガレージから発見され、アメリカでショートムービーとなりました。
□1995年のスティーブ・ジョブズ
本題に入る前に当時の状況を整理します。
1995年、スティーブ・ジョブズはどういう状況だったかというと、1985年にアップルを追放されNeXTにてCEOを務めていたときです。ピクサーからトイ・ストーリーが上映された年も1995年です。その後、スティーブ・ジョブズは1997年にアップルに返り咲き、2001年にiPod。そして2007年にiPhoneをリリースします。
■印象に残った言葉 5選
□ビジネス常識は言い伝え
『耳が痛い。。』と思いました。組織が大きくなるほど「それは○○の部署に聞いて」と他人事になり、全体が見えなくなってしまう。
本書の中でスティーブ・ジョブズがAppleⅡを販売するまでの過程を語っていますが、設計から販売までをすべて行っていたジョブズだからこそ気づいたのだと思いました。
□プログラミングを学ぶの最大の価値
私はこの言葉でプログラミングを学ぶときの姿勢が大きく変わりました。この言葉を知ったのは8年ほど前ですが、プログラミングで養われた思考が、ロジカルシンキングとして仕事上で間違いなく活かされていると実感しています。
□製品開発において最も重要なこと
仕事で商品企画やソフトウェア開発等をされている方は共感するのではないでしょうか。商品をリリースするまでに多くの壁にぶつかり、ときに妥協し、ときにアイデア・技術でその壁を乗り越えていく。ジョブズの言葉で、その過程はAppleでも同じなのだと学ばせてもらいました。
□Apple製品へのパッションが伝わる一言
スティーブ・ジョブズがどれだけ製品に魂を込めていたかがすごく伝わります。顧客ではなく”人類”が向上するために製品を作っていたなんて。視座の高さがすごすぎです。。
□正しい方向の見分け方
すごく刺さった言葉ではあるのですが、その深さというか、私自身はまだその意味をきちんと理解できていません。しかし、この言葉に出会ったことで芸術にも興味を持とうと思うようになりました。
■感想
今回は印象に残った言葉を5つまとめましたが、ローマ教皇に電話をかけた話や10年後のコンピュータの未来を予想する話など、どの話も面白いしためにもなります。
スティーブ・ジョブズが逝去後10年と書きましたが、改めてスティーブ・ジョブズ亡き後もそのパッションを引き継いだ革新的なアイテムが出てくることを待ちたいと思いました。
最後まで読んでいただき有難うございます。もしよければ是非、本を購入してみてください。すぐに読めますし損は絶対しないと思います。
ではでは、本日も素敵な一日になりますように。
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