マガジンのカバー画像

世界のランニングあれこれ

62
私が自分の目で見てきた世界の陸上・ランニングについて書きます。
運営しているクリエイター

#東京マラソン

エリウド・キプチョゲ、マラソン16戦14勝

エリウド・キプチョゲ、マラソン16戦14勝

エリウド・キプチョゲのマラソンにおける強さを明らかにするための物差しの1つとして、東京マラソン2021の写真を以下に並べる。

NNのチームメイトをペーサーとして起用できるのは心強い。普段の練習相手が引っ張ってくれるのだから、安心してレースを走れているだろう。

この下の写真では上半身の逞しさがうかがえる。高いレベルの高速レースでペースを落とさずに走るためには下半身だけでなく上半身にも高い筋力が要

もっとみる
男子マラソン選手の戦績と勝率が示すもの

男子マラソン選手の戦績と勝率が示すもの

エリウド・キプチョゲのマラソンにおける強さを明らかにするための物差しの1つとして、男子マラソン選手の戦績と勝率を以下に並べる。

男子マラソン選手の戦績と勝率 2022年3月時点

【参考までに】
・記録は年々向上しているが、勝率で見ると“強さ”がわかりやすい
・半世紀以上前の選手はA.ビキラを除いて除外(調べるのが大変...)
・キャリア6戦未満の選手は除外 / 勝率30%以上の選手のみを掲載

もっとみる
東京マラソンと名古屋ウイメンズの海外招待選手

東京マラソンと名古屋ウイメンズの海外招待選手

楽しみですね。

特に、東京五輪以外でコロナ禍の日本のレースにおいて、世界トップクラスと日本人選手が対決することはなかったので、今日本のマラソンの記録水準が上がっていることを考えると、今回の東京マラソンと名古屋ウイメンズは良い試金石のレースになるだろう。

東京マラソン:ロンドンが秋にあることで男女ともに史上最強メンバーここ数年の東京マラソンが良い点は、もうなくなってしまったびわ湖や福岡国際とは違

もっとみる
世界の高額賞金レースとロードレースの大会レベルについて

世界の高額賞金レースとロードレースの大会レベルについて

1/24にドバイマラソンが開催された。

この↑ドバイマラソンの展望記事を翻訳・執筆しているときに思ったが、昨年からドバイマラソンの賞金が男女ともにほぼ半減となった。どうやら一時はWMM入りが噂されていたドバイで観客がほぼいないとこともあり(ドーハ世界選手権のように)、そういった大会査定の諸条件が満たせないとWMM入りは難しいようだ。

そのような理由で賞金が昨年から半減したかどうかはわからないが

もっとみる