スラバヤの上場企業の役員にインタビュー
スラバヤ発祥の不動産開発Pakuwon Jatiという上場企業の役員である
Sutandiさんにインタビュー!
YouTubeにそのインタビュー動画を、ノーカット編集ほぼなしで上げておりますのでご関心があればご覧ください。
本記事はそのインタビューの要約+筆者の意見も入れたものになります。
取材・撮影日:2023年9月6日
Sutandiさんについて
1966年生まれ。
インドネシア上場企業・不動産開発企業の
Pakuwon Jati (IDXティッカーコード : PWON)にて2013年より取締役。
https://www.pakuwonjati.com/id/pages/42/board-of-directors
筆者(田口)とは7年ほど前から親交があり、
彼からアパートを借りたり、日本に彼のご家族と一緒に日本に行って東京を案内したことがあったり、という関係です。
57歳には見えず、非常に元気で親切で、ここ3年くらいはスニーカー集めにハマっていらっしゃる。
彼のオフィスの個室にはスニーカーが大量に置かれていました。
Pakuwon Jatiについて
https://www.pakuwonjati.com/id
現時点で(2023年9月11日)時価総額21.38兆ルピア(≒2000億円)の上場企業。
インドネシア主要都市に10つのショッピングセンターを保有しており、住宅やアパートメントの開発なども手がける不動産開発会社。
■スラバヤ:Pakuwon Mall、Tunjungan Plaza、Pakuwon City
■ジャカルタ:Gandaria City、Kota Kasablanca、Blok M Plaza
他にも、ジョグジャカルタ、ソロにもモールを有しており、今後は中部ジャワのスマランにも展開予定とのこと。
特質すべきは、スラバヤのPakuwon Mallは敷地面積270,000平米を誇るインドネシア最大のショッピングモールであるというところです。
そしてインドネシアで2番目の敷地面積を有するモールであるTunjungan Plazaもスラバヤに位置しています。
スラバヤの魅力は?
①Friendlyで安全な都市
■スラバヤの人々は非常に寛容である
■協力的な人が多い
■犯罪の件数や物乞いも少なく安全
■理不尽な交通渋滞が起きない
②強い経済基盤
■国全体の経済成長率を上回る成長をスラバヤは遂げている
■最低賃金もジャカルタと同等
■人口は300万人だが、平日は近隣都市からスラバヤに労働者が来て500万人にもなり、強い経済の支えとなっている。
今後10年のスラバヤはどうなるとみている?
これまでの経済成長のペースを維持できればさらに強くなる
Pakuwon Mallの成長を見てもわかるように、このままの調子で開発していけば、メガポリタンシティとなるとおっしゃていました。
Pakuwon グループもこの10年で高層アパートメントを14棟開発し、
今後10年はさらに9棟の高層アパートメントを開発していく予定と、
人口増加や投資需要の増加に伴い成長していくそうです。
インドネシアで有名なコーヒショップであるEXCELSOもスラバヤ発祥で立ち上がったビジネスです。
靴や生地なども有名なブランドがあるし、PRADAやARMANIなどの高級ブランドもスラバヤの近くのPandaanという工業地帯で作られています。
日本人の印象は?
Sutandiさんは日本にも何度も訪問されているし、仕事上、日本企業の人たちとも会う機会が多いので聞いてみました。
■約束を守れる
■公平である
■真摯である
■やると言ったらしっかりやってくれる
という特徴があるので非常にしやすいと高評価を受け、筆者は嬉しくなりました。
もしSutandiさんが日本人だったらスラバヤでどんなビジネスをしますか?
日本食料理屋!と即答。
*F&B =Food & Beverage = 飲食店という意味。
自分は中華系インドネシア人であるが、
週に3〜4回は日本食を食べれるくらい。
そして日本食のマーケットはめちゃくちゃ大きい。
富裕層だけでなく、最近では中間層以上もどんどん日本食を口にするようになってきています。
<参考>
Pakuwon グループのモールの一つであるTunjungan Plazaモールの日曜日の昼時の丸亀うどんの様子。
所得層の高い中華系ではなく、中間層のボリュームが一番多いとされているローカル系の顧客が列をなし、店内を埋め尽くしていました。
対談をした感想
スラバヤの消費動向なら誰よりも詳しいと思われる人物にインタビューができ、 最新の動向も教えていただけて良かったです。
彼と彼のご家族を日本アテンドしている時や、普段お茶をしている時の話口調とは違い、 スラバヤや自社事業、スラバヤとジャカルタの比較についても真剣に語ってくださる姿を見れて、 個人的には貴重な姿を垣間見れて嬉しかったし、改めて尊敬の念を抱きました。
そして今後のスラバヤのtoC事業、特に飲食店からは目が離せないと感じました。
字幕なし、英語でのインタビュー動画は以下から見れます!
*インサイダーに触れるのではないかという判断を勝手に下した結果、動画の中で「ピー音」が入っております。
最後までご覧いただきありがとうございます。
私、田口弘樹は、「スラバヤ研究所」という
インドネシア第二の都市「スラバヤ」で事業をチャレンジする方に向けた
■進出前支援
■進出後支援
■プレミアムサービス(富裕層集客やスラバヤアテンド等)
などのサービスを提供しております。
ご関心のある方は下記HPよりお問合せください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?