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【インクルーシブデザインってなぁに?】


こんにちは。SDGsファシリテーターのエミです。
さて、昨日はユニバーサルデザインに続き、今日はインクルーシブデザインについてご紹介したいと思います。


インクルーシブデザインってなぁに?

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「インクルーシブデザイン」という用語は 1994 年にロンドンのロジャー・コールマン教授が初めて用いました。
インクルーシブデザインは、ユニバーサルデザインのように「原則」は設定していません。
モノのデザインを考える最初の段階から、様々なニーズをもつ人、デザイナー、製造業者などが一緒になって、どのようなデザインが良いかを考えていきます。
原則から検証するユニバーサルデザインと比較すると、柔軟性があると言えるかもしれません。
インクルーシブデザインとユニバーサルデザイン、二つの考え方を活用することで、今まで使えなかった人が使えるようになったり、さらに楽しく使えるようになったり、デザインの可能性がより広がることが期待できます。


「こども+くすり+デザイン」

九州大学のインクルーシブデザインデザインの取り組みの一つ、「こども+くすり+デザイン」プロジェクトでは、小学生の子供たち 11 名に参加してもらい、「こんな薬があったらいいな」をテーマに一人ひとりデザイン提案をしてもらったそうです。
その結果、子どもの薬に対する思いが可視化されました。子供の提案したデザインには、例えば、可愛らしいスイーツのようなカタチがありました。
お薬の味気ない外見に苦手意識を持っている子も多いかもしれませんね。
直接、子どものデザインを商品化することは難しいかと思いますが、「あったらいいな」を可視化することで、ユーザー目線の製品開発のヒントになったようです。

話がずれますが、小さな子供の気持ちを聞くとき、「何が嫌なの?」「何が苦手なの?」と聞くより、「どんなものだったら楽しそう?」「どんなところなら行ってみたい?」というようにプラスで聞いてみたほうが、子供たちが“思い”を自由にコトバにしやすいかもしれないな、とふと思いました。

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