心理学|シャーデンフロイデ
こんにちは。とらねこです。
今回の心理学エピソードは、シャーデンフロイデです。
ドイツ語の損害を表わすシャーデンと、喜びを表すフロイデを組み合わせたもので、他人の不幸に喜びを感じるというものです。
これは心理学的にハッキリしていることで、日本語でも他人の不幸は蜜の味っていいますよね。
他人の不幸を喜ぶとか、そんなひどい人いないでしょ?
と思う人も中にはいますが、それってかなり少数派なんですよ。
大多数の人って、シャーデンフロイデなんです。
人の不幸を喜びに感じてるんです。
有名人の謝罪会見ってあるじゃないですか。
謝罪会見があると、必ず雑誌とかネットニュースが大きく取り上げるんです。
その理由は、数字がとれるからです。
ネットの書き込みでも、顔が見えないことをいいことに、言いたい放題じゃないですか。
ふだん関心がないような有名人でも、謝罪会見をしたとたん、その有名人をこれでもかというくらい誹謗するんです。
人がよさそうな人でも、スマホで芸能人の粗を探してる人が多いんですよ。
雑誌に有名人の粗を書くと、飛ぶように売れるんです。
人気者が都落ちした記事を書くと、雑誌の在庫がなくなるんです。
それくらい、人の不幸に興味持つ人が多いんです。
だから、メディアは有名人のスキャンダルを高く買いたいんですよ。
ふだん生活していると、人の不幸を喜ぶ人って周りにいないですよね。
人の不幸を喜んではいけません。ってみんな言いませんか?
でも、スキャンダルの雑誌は売れるんですよ。
つまり、みんな仮面を被ってることになるんです。
もちろんそうでない人もいますよ。
そうでない人って、すごく人間として成功してる人なんです。
子どもでも成功してる人はいますし、もちろん年輩者もいます。
仮面を被ってる人って、自分のポジションに自信がない人が多いんです。
自分のポジションに自信がないから、自分の下に誰かを置きたがるんですよ。
それで安心できる。
シャーデンフロイデって、安心材料なんですよ。
ですので、一見悪いように思いますが、実はそうとは言い切れないんです。
安心材料というのが大きなポイントになってて、治安を安定させる効果があるんです。
シャーデンフロイデがなければ、多くの人が世界に大きな不満を抱いて暴動があちこちで勃発するんです。
これを防ぐためにできたのが階級社会なんです。
これは、歴史的に見て自明ですよね。
インドの社会では、バラモン▶クシャトリヤ▶ヴァイシャ▶シュードラという階級がありますが、それ以外にアウトカーストといって、カーストに属さない奴隷階級より下のパンチャマという身分があったんです。
パンチャマという身分を作った理由なんですが、シュードラという最も人数が多かった奴隷民を安心させる為だったんです。
シュードラが最も人数が多かったので、暴動を起こされるとひとたまりもないですからね。
ですので、当時の政府は、シュードラより下の身分を設けることで安心材料にしたんです。
カースト制度って、むかしの制度で今は残ってないんじゃないの?
そう思いませんか?
実はまだ根強く残ってるんです。
五年ほどの前の話ですが、インドで、ある男性が暴行されて亡くなりました。
結婚式に参列していたんですが、席について提供された食事をとっていたんです。
すると、数名の男性が食事をとっていた男性を暴行したんです。
その理由とは…。
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