プラネテスという作品の魅力を語りたい
プラネテスという作品をご存じでしょうか?私は大ファンなんです!
2003年にNHK BSでアニメ化もされています。最近テレビで再放送たれたんですが、元JAXAの職員がSNSでプラネテスをディスったことが話題になってました。
漫画版とアニメ版は全然違いますが、それぞれが違う良さを持っていてとても私はどちらも魅力的な作品だと思います。
目次
プラネテスのあらすじ
プラネテスのあらすじ
プラネテスの魅力は人間ドラマ
原作は私が高校生のころにモーニングで不定期連載されていた漫画なのでかれこれ20年以上も前の作品になりますが、いまだに何回も読みなおします。
プラネテスの真の魅力は近未来の宇宙開発モノというSF的な部分ではありません。
プラネテスという作品が何年もファンに愛される理由は、登場する「人間」たちが魅力的に描かれているからです。特に20代で血気盛んな主人公である「ハチマキ」こと星野八郎太が成長していく様は圧巻です。
手塚治虫の「火の鳥」にも匹敵する人生哲学
ハチマキの若さゆえの自己欺瞞からはじまり、他人を遠ざけることでしか自分の夢に向き合うことができない不器用さを描き、タナベという「愛」の体現者に影響されて東洋哲学的な宇宙の真理に触れたかと思いきや、生と死の境界が曖昧になってしまったことで自己を保つすべを失いかけ、それでもやっぱりタナベに導かれて「独りじゃないから生きていられる」ことを知る。
最終的には成長を通り越して悟りに近い境地に達しているとも解釈できます。笑
これ、大げさでなはく手塚治虫の『火の鳥 鳳凰編』と同じくらいくらい人間の本質を描き切っています。
こんな壮大なストーリーを原作者の幸村誠さんは20代前半にデビュー作として世に生み出しました。とにかく幸村先生には素晴らしい作品を生み出してくれてありがとうと言いたいです。
とにかく読んでみてくださいの一言に尽きます。あ、もちろんアニメ版もオススメですよ。
読んでいただきありがとうございます。この記事の内容がちょっとでもあなたの人生の役に立てばうれしいです。