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[不登校]発達外来を受診して

息子くんが不登校になり、もうすぐ5ヶ月。初めての発達診療科への受診です。本来おすすめされていた、発達支援センターは1万件待ち。次年度の受付になると言われていて、かかりつけの小児科から今年度新規開設されたという穴場を紹介してもらえた。



◆初めての発達外来

どこを受診することもできず、登校支援の場所にも息子くんの足が向く事もできず。この5ヶ月近く、たくさんの本とSNSやネットの知識を溜め込んでいた。それに合わせて、子どもたちの様子を今まで以上に感じるようになり、思っていた事の答え合わせのような日だった。

この日を境に、また自分の中で、これからのことを考えられたらいいのかなと、漠然と考えていた。

まずは、なんと言って連れて行こう😅そこが問題だった。
正直に言わないと、勘ぐられるし。
嘘ついたら、断罪されるし(そのくらいの子達)

とりあえず「最近学校・幼稚園行ってないじゃん?受けられなかったから、病院で健診受けてきてって言われたんだけど行く?嫌なら学校で受けなきゃいけないんだけど」

「行くーーー」(笑)

だよね!
あーわたし、こういう風にうまいこと言うの得意だったわ、そうだった(笑)


◆答え合わせ

そんなわけで、無事到着。
身長体重を最初に測ってもらえて、まさに健診っぽい(ありがとうございます!)

もともと、こども病院で20年勤めていたというはじめましての先生。とてもいい先生でした。

まずは診察室に入って、母親より娘に目を向けて、
「お名前はなんていうのかな?何組さん?」「他には何組さんがあるの?」

いま先生は、診察してらっしゃる。(母は極力黙っておりますね)

次は息子くん。
「お名前教えてくれる?何年生なの?」

その後、近くに置いてある、おもちゃやギミックで遊び始める子どもたち。

次は母親の私と。いままでの経緯などの話に移る。
その間もきっと先生は子供たちの姿も見て診察している。ママが話している時は、邪魔せずに二人で遊んでいるし、落ち着きながらも楽しく遊んでいる。

そしてきっと、子どもたちは、先生とママの話の内容もちゃんと聞いている。



結論を言うと、この5ヶ月近くのわたしの子供たちへの考察は、合っているという見解。

①不登校の原因について
本人も理由はよく分からないというが、どうも授業(得意に見える算数)に対しての抵抗感が強いようです。
→「理由は本人はわからないよ。中学生になったって説明できない子はいっぱいいる。無理して探ることはしなくていい。自分が学校に行けなくてダメな子だとは思って欲しくないからね。
学校は今無理して行かなくていいよ。今は、休むことが息子くんには必要。」


ゲームや動画について
→「ゲームや動画はね、お母さん。あれは暇つぶしだから。夜にやったりすることが多くない?
心配しなくていいよ。他に興味のあることがあれば、そっちに移るから。何か興味がありそうなことないかな?もちろん、急がなくてもいいんだけどね。何かあるといいね。」


③学習障害の有無・知能テストについて

→何か困り事があるなら、それを知って家での参考にしたいと伝えたら、子供の状態を一通り見た先生が

「小中の勉強量はね1年あれば、学び直しができるほどの量なんだよ。だから、息子くんが今勉強に必要性を感じていなければ、無理にさせなくていいと思うよ。」

「それから、見ている限り、息子くんにはテストはしなくていいと思う。やってもあまり意味がない。話を聞く限り、知的能力云々より、いまは休息が必要な時期だから、そこに専念しよう。ただ時間は掛かるよ。
自己肯定感を上げる、他とのつながりはあってもいいね。運動に特化した放課後デイとかあるんだよ。もちろん、本人が行きたいタイミングでね」


いまのママの悩み事について
→自分の心のためにも、子供へ社会との接触の楽しさを教える意味でも、仕事に行きたいんです。でもムスメちゃんの心はもっと大事で、そこの兼ね合いを測りかねています😢

「今見る限り、ムスメちゃんはお家の生活をエンジョイしてるよね(はい。とても楽しんでいます)今はママが絶対必要なんだよ。だから、楽しめている。これはパパやおばあちゃんでは無理なんだよ。
仕事であなたの代わりは居ても、ママの代わりは居ない。」(ハイ、ソウデス)

「だからって、お母さんだけ頑張れってことじゃないんだよ。息抜きしたくて、母子分離ができないなら、ムスメちゃんと二人で出かけて息抜きすればいい。
春になったら、友達と学校に行くことが楽しくなって毎日学校に行くかもしれないし、お兄ちゃんみたいに行かないかもしれない。夏休みぐらいまでは、お母さんは休業して、様子見が必要なんじゃないかな?」


◆診察が終わったあとの子どもたち

何でしょうね。わたしも答え合わせが済んで、クリアになった部分もあるんだけど。
何よりも、子どもたちが、診察中のことに何も触れずに、なんだか機嫌がものすごくいい(笑)

帰り道、近くの公園見つけて「ここで遊びたい!」
街中で?え・・駐車場、あ、隣にスーパーできたな。ここに停めるか。

子供を遊ばせながら、ベンチに座ってパパに電話で報告。
(あー、このスーパーって、私達が結婚式した式場の跡地だわw。)


◆これも何かの縁

「パパさんよ。今、子どもたちが行きたいと言ったから、結婚式のとき写真を撮った公園でね、遊んでいるのよ」

ママが勧めた本をそっちのけに、自分でアフリカの本を買ってきて読んでてさ(まあいいけどさw)自分の中でアップデートをして頑張ってくれている。

ありがとう。やさしいだんなさん(←無理やり言わされた)

子供たちも、たくさん遊んでくれるパパのことが好きなんだよ。
アンガーをコントロールして、お互い子育て、自分育て、親育てを頑張っていこう。

まだまだ、我々、親歴8年目なんだから。

文句や不満や愚痴を口から出して、ストレス発散のつもりが逆に自分を苦しめる原因だと早く気がついた方がいい。何事も良い部分を見つけて褒められる人になるように成長しましょう。

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