特別講義 予習

〈課題1〉
あなたが解決したい社会課題を1つ選んでください。

少子高齢化(おもに少子化)

〈課題2〉
選んだ課題を解決する方法を提案してください。

一言に少子高齢化と言えども、その中には様々な問題がある。それらひとつひとつの原因を分析し、解決策を見出していく必要がある。

考えられる原因として、以下のようなものが挙げられる。

  1. 家族体系の多様化

  2. 養育費などの費用がかかりすぎる

  3. 出産年齢の高齢化

おもにこれらの原因について分析していく。


1.家族体系の多様化

晩婚化という、結婚する時期がずれ込むこと、未婚化という、そもそも結婚をしないことなどといった、様々な「新しい家族の形」が増えつつある。
また、子どもを持たない夫婦だけの家庭も今や、4世帯に1世帯の割合になっている。

これらは「女性の社会進出が進むことに伴う、自身のキャリアへの不安」「多様化し、結婚の必要性を感じない人が増えた」「経済的な不安」といった要素に起因していると考えられ、少子高齢化の中の「少子化」に大きく関わっていると捉えられる。


2.養育費などの費用がかかりすぎる

子供が生まれてから成人するまでにかかる費用は約2,400万円〜3,000万円と言われている。
人生100年と言われる現代において、自分自身の老後の費用も稼がなくてはならない中、人1人を育てるためのきちんと稼げるのかが心配になるといった意見が要因と考えられる。


3.出産年齢の高齢化

昔は20代後半で産むことが多かったようだが、2016年時点で第一子出産時の平均年齢が30.7歳となっており、それ以降は横ばいの傾向にあるとしている。

若者に比べて体力が減ったり、女性の卵子の数も減ったりするため、あまり多くの子どもを見込めない傾向にあると考えられる。



ここからは1の【家族体系の多様化】に着目して、「女性」の立場から鑑みて対策を講じてみようと思う。

まず、妊娠・出産における女性のキャリアへの影響について考える。
結婚・妊娠・出産の3つは女性の中で最も大きなライフイベントだと言える。特に妊娠・出産は自身の生活環境が大きく変化する、非常にデリケートな時期である。ここで、家事・育児などと仕事の両立がうまくいかなくなると、ワークライフバランスが取れなくなり、良くないことが起きるのは明白である。
また、仕事に復帰できたあとでもマタニティハラスメントなどの人間関係による問題が上がることは今の社会であると明白であり、ライフイベントの前後も女性が安心して働ける環境であるとは言い難いのが現状である。

これらの状況を解決するためには、女性自身が復帰前後でも変わらず安心して働ける環境作りが重要であると考える。

次に具体的な対策を考える。
私が必要だと考える策は以下の3つである。

  1. 企業内に相談カウンターを設ける(充実させる)

  2. 企業内保育所の設置

  3. 育児休暇等の徹底

1.2は復帰前後の環境改善と復帰後の不安解消に努めたもので、3は取れるべき対象の人がしっかり取れるよう徹底すべきとの見方を示している。

私はまだ社会に出たことがないため、ほとんど想像になってしまうのだが、実行可能な順番としては3(1)→1(3)→2と考えている。理由としては、1と3は大抵の企業が持ち合わせている場所・制度であるため、今からでも改革が可能であるためであり、2については場所をどこにするかなどを検討することに加えて保育士を集めなければならず、時間がかかることが想定されるからである。


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