ウルトラマン2ファイティングエボリューションをレビュー
〇ゲーム情報
ゲームハード PS2 アーカイブスは未配信
価格 6800円
ジャンル 格闘
〇ゲーム登場人物
ウルトラヒーロー
初代ウルトラマン
ウルトラセブン
ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン)
ウルトラマンエース
ウルトラマンタロウ
ウルトラマンレオ
ゾフィー(ウルトラモードでの条件を満たすと使用可能になる)
怪獣
バルタン星人
ダダ
ゴモラ
ベムスター
エースキラー
キングジョー
タイラント
マグマ星人
ゼットン(ウルトラモードでの条件を満たすと使用可能になる)
〇ゲームの流れ
通常の打撃技でHPを減らし、フラフラゲージを増やして、吹っ飛ばし技で相手を吹っ飛ばして、必殺技ゲージを貯めて、必殺技でHPを空にした方が勝ち。
このゲーム、格ゲーの王様、ストリートファイターと違い、HPがゼロになってもフラフラゲージがMAXになるだけで決着はつかないので、吹っ飛ばし技で吹っ飛ばして、必殺技ゲージを貯めて、必殺技でのトドメが必須。
バトルモード
自キャラ以外の15キャラとひたすら戦う1人用モード。ヒーローと怪獣、怪獣とヒーローとは限らず、ヒーロー同士の戦闘もあるし、怪獣も怪獣同士の戦闘もある
ウルトラモード
3つのオリジナルストーリーを楽しむモード。防衛マップもあるので、壊されないよう立ち回る必要がある。
最後はゼットンと7人のヒーロー全員で戦うシーンは必見
VSモード
AIや友達と対戦するモード。勝利数も書かれるので、結構白熱する
〇個人的評価
評価はS(最高)→A→B→C→D→E(最低)
ストーリー A
グラフィック(当時基準) S
ゲームバランスや難易度 B
操作性 A
世界観 S
BGM S
ゲームの面白さ A
やり込み要素 C
総合評価 A
適正価格 6000円(ほぼ、定価が適正価格。神ゲーに近い評価)
〇良い点
世界観、BGMがめちゃくちゃよく再現されていて、当時ウルトラマン、セブンを見ていた還暦爺婆も懐かしさを覚える
SEまで世界観を再現していると細やかさ
グラフィックも秀逸でPS3のようなグラフィックでPS2としては最高クラスのグラフィック
ジオラマのようなフィールドも原作に忠実に再現している
必殺技ゲージが複数色あるキャラは必殺技を複数持っており、貯めた量も異なるため、個人差もあり、必殺技のムービーもかっこいいものが多い
ロード画面で誰と戦うか、誰を使うか1発でわかるし、イラストも綺麗
ナレーターの声優も郷里大輔と戦国無双3までと同じ声優とむっちゃ豪華
打撃は□で方向キーで多彩な技が出せるし、〇で吹っ飛ばし技、×で投げ技で〇で吹っ飛ばしに発展することが出来、レバー下でガード、相手を吹っ飛ばして、フラフラゲージが空になるまでL1、L2で必殺タメでとストリートファイターに比べると比較的簡単で格ゲー初心者にも馴染める
殴られる他にもヒーローと怪獣、怪獣と怪獣との戦いなら水色のゲージまで達すると援軍システム(ダメージは与えられない)や怨念オーラ(エースキラー、タイラント)でフラフラゲージを貯められてテンポよく戦える(ゴモラ以外)
ゴモラの場合は援軍は来ないが、しっぽが切れて当たり判定を狭くすることが出来、原作では見られない、しっぽがないゴモラが動いてる
ストーリーモードは防衛戦があるため、ほかの格ゲーとは差別化している
バトルモードとVSモードはヒーロー同士も怪獣同士の戦闘もでき、自由度が高い
ストリートファイターと違い、HP0になったら終わりではなく、必殺技でトドメを刺さなければいけないので、HP0になっても、相手に必殺技を出されないように上手い具合にHPを削れば、ゾンビ戦法で逆転勝利も可能。諦めることは無い
ストーリーモードもウルトラマンの世界観を壊しておらず、ウルトラマンとゴモラとの対決、セブンとキングジョーなどの王道ストーリーを始め、ウルトラセブンとマグマ星人など違うシリーズの怪獣と戦うシーンもある
最終的にはキャラが16人とそこそこいる。ストリートファイター6でさえ18人なのでまあ許容範囲。アーバンストリートファイターのように6人しかいないより全然マシ。
×悪い点
HPがゼロになっても終わりでは無いため、いちいち吹っ飛ばし技を使って、必殺技を出すのが面倒。相手が10%以下のHPしか残っておらずそこで必殺技を出したら1発KOができるが、初見だとそこで戸惑う
ストーリーモードは3つしかなく、ストーリーモードでは怪獣の操作を一切できない。怪獣視点の物語もあっていいような気がした
ストリートファイターと違い、操作性が単純でコマンド操作がない分、単調になりやすい
隠しキャラはゼットンとゾフィーしかいないため、隠しキャラを出す楽しみが少ない
ゼットンとゾフィーは必殺技がめちゃくちゃ出しづらく、クラクラゲージをほぼMAXにしないと貯めてる間に相手が復活してしまい、打撃でチマチマ削ってHPを0にすることが前提。ゼットンはウルトラモードでヒーロー7人がかりであれほど苦戦したのに、いざ条件満たして、強いんだろうなと自分が使うことになったら、え!?必殺技の出せる範囲が狭すぎて、打撃でぺちぺち前提でクラクラゲージをMAXにしない限りは必殺技が出せないって地味と思ってしまう。ゼットンは援軍システムで何とかできるが、ゾフィーはヒーロー同士だと援軍システムでカバーできないため、必殺技を出すのがめちゃくちゃ大変。ヒーロー同士でゾフィーを使うなら運用に愛が必要
ストーリーモードでセブンがキングジョーを1分以内に掴むだけで終わりという猿でもできそうなミッションがある。そんなのに1分もかかるヤツいるのか?
〇総評
私は格ゲー苦手だが、このゲームは楽しめた。
演出面にはとことんこだわり抜き、SEまで世界観に準じたもので徹底したこだわりが見受けられるし、ナレーターも戦国無双3までと同じく、郷里大輔氏とあの重みのある声がまた世界観にマッチしていて、演出面や世界観には他のキャラゲーの中でもトップクラスのゲーム。
演出の良さ、世界観は当時、ウルトラマンやセブンをリアルタイムで見ていた還暦爺婆も懐かしさを覚える。
演出だけは100点満点のクソゲーなんて腐るほどあるからクソゲー臭もするだろと思うが、実際このゲームは格闘ゲームとしても成り立っていて、アーバンストリートファイターや修羅の門と違い、ダメージのインフレ技もなく、最後は相手を吹っ飛ばして、必殺技で相手にトドメを刺すというほかの格ゲーとは差別化したダイナミックな勝ち方ができる。
アーバンストリートファイターや修羅の門、フィストなんか比べ物にならないほど格ゲーやってる感がある。
演出もさることながら、ちゃんと遊べるゲームなので、ファンアイテムとしてもライトな格ゲーとして断然価値あるゲームだと私は思う。
〇次回予告
買わなくてよかったゲーム、クロスハンターを書いていこうと思う。
実際買ってないし、プレイもしてないがYouTube配信を見て、心から買わないでよかった!と思えるゲームなので書いていこうと思う。
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