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【K2Pのからくり】SMARTの法則:優れた目標設定を可能にするフレームワーク

■ からくりの内容

- 言わずと知れた目標設定フレームワークの鉄板である
- SMARTは、プロジェクトマネジメント、従業員の業績管理、能力開発などの領域における目標設定の基準を示す頭字語(アクロニム)である。
- ビジネスシーンでは、KPIなどの目標を効果的に設定する方法を示したフレームワークとして使われる。
- 通常、SはSpecific(具体的)、MはMeasurable(測定可能)を意味する。AはAchievableまたはAttainable(達成可能)、RはRelevant(関連性のある)、TはTime-bound(期限のある)を意味することが多い。
● 原典:Doran, G. T. (1981). Management Review 70 (11): 35–36. >>> site.

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📖 エビデンス

▶︎研究サマリー①:目標設定の現状;みんな結構しているが、効果的ではない
- 英国でさまざまな時期に行われた調査によると、英国の組織の最大79%、企業の62%が、組織の有効性を動機付けるための従業員管理ツールとして目標設定を使用していることがわかった (Ogbeiwi, 2018 >>> doi)
- オーナー企業の経営者58人を対象に行った調査では、目標ステートメントは書き留められていないなど、目標設定はかなり貧弱であった (Greenbank, 2001 >>> doi)
- SMARTの頭文字の意味を知っているマネジャーのうち、「すべての基準を満たす優れた目標」を策定する方法を知っている人はほとんどいないと述べられている (Platt, 2002 >>> site)
▶︎研究②:目標設定のポイントはSMART
- 目標設定は、目的(抽象的な理念的な方針)を具体化し、感情的なレトリックから具体的な行動ステップに移す役割をもつ
- ウォルト・ディズニーの例、ビル・ゲイツの例が示されている
- 500以上の心理学の実験室およびフィールド実験によると、「すぐにこのタスクに取りかかろう」とベストを尽くすことを促しても、SMARTゴールを設定した場合のその人のパフォーマンスには及ばない
● Latham, Gary. Organizational Collaboration. Routledge, 2020. 10-20.>>> doi.
▶︎研究③:SMARTの法則を適応した学生の学習成果
- SMARTゴールのスプレッドシートを教室内で活用することで、学生の学習成果をどのように高められるかについて検証した
- 2010年から2011年にかけて、マネジメント基礎の授業で必要となる主要なプロジェクトについて比較を行い、学期の早い段階でSMART目標の活用を義務づけ、学生のパフォーマンスに与えるい影響を観察した
- 2011年秋学期にSMARTテンプレートを使用したクラスは、使用しなかった2010年秋学期のクラスに比べ、初期の段階で以下のような結果が得られた。
1) 課題の開始時間が早く、課題を楽しんでいるように見えた。
2) 新しい情報が得られると、SMARTゴールテンプレート内の目標を修正・更新した。
3)チームメンバーの成績不振に対する不満が減り、その結果、相互評価がより公平になった。
4)より質の高い、プロフェッショナルなプレゼンテーションができた。
● Lawlor, K. Blaine. Developments in business simulation and experiential learning: Proceedings of the annual ABSEL conference. Vol. 39. 2012. >>> site.

🌸 からくりを用いることで期待される効果

- ただ設定しがちな目標を効果的なものにする
- 意志的な奨励より、SMARTを適応した目標の方が行動にかりたてパフォーマンスを上げる
- 課題の開始時間が早く、課題をこなすのが楽しくなる
- 当該目標にしている課題推敲の質が上がる

😊 Super Human's Voice

- SMARTの法則、その威力、名前、完璧。目標設定における最強の篩だと思う。
- 今後、K2Pの実践計画を立てる際にも、必ずSMARTの篩にかけるよう実践ん計画書のテンプレを作成しよう!
- 繰り返し使うことで、「目標」を目にしたとき、即時にSMART処理ができる人間を目指したい。

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