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フーシが利いてる

ホルムズ海峡封鎖の可能性について

アラビア半島の南端、その西側に位置するイエメンにおいて2015年から内戦があった。
これは、イエメンのバックに付いているイラン対サウジアラビアという構図だったらしい。
サウジとイランとの奇跡的な国交正常化の実現によりイエメン内戦は停戦合意した。

2023年 奇跡的国交正常化

『イエメン内戦、停戦行程表 フーシ派と暫定政権、合意

  国連のイエメン担当特使は12月23日、8年以上内戦を続けているイエメンの親イラン武装組織フーシ派と暫定政権が、停戦に向けた行程表(ロードマップ)を作ることで合意したと発表した。』

クリスマスイブイブに合意

これはバックにBRICS+6やグローバルサウスが付いたことを意味する。

🔲『2023年8月24日 19時02分
BRICSの首脳会議で、新たにイランやサウジアラビアなど6か国の加盟を認めることが決まったと発表されました。
24日、共同記者会見を開き、議長国、南アフリカのラマポーザ大統領が「来年1月1日から、アルゼンチン、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、UAE(=アラブ首長国連邦)を新たに正式な加盟国として招待することが決まった」と発表しました。』

🔲グローバルサウス→反グローバル資本主義アクター?

グローバルサウス(Global South)は、グローバル資本主義の段階を含意するとともに、支配と抵抗の様式、搾取・疎外・周辺化を経験する被支配集団や「抵抗する」諸集団・政治的アクターを示す概念である。G20などの国際舞台においても影響力を高めている。』

そして、BRICS+は「パレスチナを守る」といって(アラビア半島とアフリカ大陸の間の)スエズ運河へと至る『紅海』にある、イエメン西側のバブ・エル・マンデブ海峡 (紅海の出入口、アデン湾へ続く海峡)を封鎖しイスラエルに物資が届かないようにした。

実際にマンデブ海峡を封鎖しているのはフーシ派と呼ばれる武装集団で、米ネオコンは「このポーン(将棋の歩のような弱い駒)がチェックメイトをかけている」との見解も出ている。

一説にはこれによりネオコンが暴発してイランに仕掛けたりすると(アラビア半島東側の)ホルムズ海峡を封鎖する事態に陥るだろうと。

🔲フーシ
日本語で「神の支持者」を意味する。イエメン北部を拠点に活動するイスラム教シーア派の一派ザイド派の武装組織である。

↑【越境3.0チャンネル】石田和靖 (参考動画)

※`23.12/18にはマンデブ海峡は封鎖されてたんですね↓


余話

・世界地図を引っ張り出して見てみたら、バブエルマンデブ海峡はマンダブ海峡って表記されてた。
動画によっては、バベルマンデブ海峡との表記もある。
ひょっとかしたらバビロニア帝国と関係してるのかなとか思ったが、イエメン北の巨大なサウジアラビアのさらに北に位置するイラクのユーフラテス川付近のようなので、果たして関係はあるのか無いのか?

・今回の関連で色々調べていて、スンニ派なのかスンナ派なのか?とつっ込んだりしていた。
因みにスンニと打ち込むと派付きの候補が現れるが、スンナやと出てこなかった…これが答えなのか?

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