たーとるている南米旅行② 旅程立て
「南米旅行①」の記事では南米旅行の役立つ準備物をまとめました。
今回の記事は旅行計画に関してです。
旅程の立て方、ホテル、航空券、長距離バスの予約に関してです。
旅程立て
まずは日程と日数をあらかた決めましょう。
日数に関しては、南米到着から訪れたい場所の×2は最低でも確保しておきましょう。
理由はイグアス、マチュピチュ、ウユニなど観光地はメインの空港や高速バスのバス停から離れている事が多いからです。
イグアス(例えばブラジル側)に行くにしてもサンパウロやリオからイグアス空港まで飛行機でのアクセスが必要で帰りはまた戻らなければなりません。
ウユニ塩湖に行くにはラパスからウユニ空港まで飛行機でアクセスするか9-10時間程度かけて長距離バスでアクセスするしかありません。
思っているよりも移動に時間が取られるのが南米旅行です。無限に時間がある方以外は旅程立てでかなりの時間を要すると思います。
日程に関しては、外せないシーズンやイベントが各地で違うのでどこに一番行きたいかを優先しましょう。
ブラジルでしたらリオのカーニバル2月(犯罪量はここでぐんと上がるので注意)、マチュピチュは5-8月、ウユニ(完全に水が張ってるのを見たいなら)雨季の1-3月(塩張りの真っ白な一面を見たいなら)乾季の6-8月などです。
今回は2週間に収めたかったので南米の中で欠かせないイグアスの滝、コルコバードのキリスト像、ウユニ塩湖、マチュピチュをセレクトしました。時間があればナスカも行きたかったのですがこれまた時間とお金がかなりかかるので外しました。ルート的には私は航空券やバスの価格を調べて
トロント→ブラジル→ボリビア→ペルーの順に回りました。
しかし
メジャーなのはコロンビアとかペルー側、つまり南米の左側から回るルートだと思います。また、そのルートの方をおすすめします。
理由は高度です。
ボリビアのラパス、ウユニ、ペルーのクスコなどは標高がかなり高いです。
ボリビアのラパスのメイン空港は標高4000m。ブラジル側から上がると一気に富士山を超えてさらに上に行くのと同じで高山病のリスクがかなり上がります。このせいで一緒に旅をしていた友人は早速息切れの症状が出始めました。(これに対処せず旅を続けたせいで後でえらいことに。。)
ペルー側も標高は高いですが、マチュピチュに行くにしてもクスコやマチュピチュ遺跡に行く手前に宿泊するであろうマチュピチュ村はそこまで標高が高くなく、マチュピチュ自体はさらに標高が下がるので体が順応しやすいと思います。その後4000mのラパスに行くにしてもここで3000m台に体を慣らしておく事でブラジル側から一気に上がるよりも高山病リスクは減ります。
大体の時期を決めたら航空券を調べましょう。
航空券予約
航空券予約の際にはまず1 つ予約サイトを決めて日にちごとの価格を見比べて出発びを決定しましょう。金曜日、土曜日はもちろん利用者が多いので価格が高い傾向にあります。また日本から出発の便でしたら日本の夏休み、ゴールデンウィーク、お盆なども価格が跳ね上がり傾向なので可能でしたらその日程を外して予約することで金額を抑えられます。
航空券予約する際に気をつけるのが。「シークレットモード」で検索すること。
普段と同じように検索すると、AIがあなたが日本から例えばペルーに行くフライトを検索していると察知し、値段をあげても買う可能性が高いだろうと判断し値段を釣り上げてきます。必ずシークレットモードで検索しましょう。
(分からない方はシークレットモードで検索する方法を調べてみてください。)
日程を決めたら安い航空券を探しましょう。
Trip.com、Booking.com、Expediaなどで同じ日にち同じ目的地のフライトを検索し金額を比較してみましょう。確率は低いですが航空会社の公式ホームページの方が安い可能性もあるので一応見てみましょう。(預け荷物や機内持ち込み手荷物の条件も同じか確認すること。)
個人的にはTrip.comでの予約をお勧めします。何か予約したフライト情報に変更があればすぐにお知らせしてくれますし、日本語での問い合わせもすぐに返信してくれます。キャンセルになったフライトの無料振替や、差額を支払って予約外の航空会社の飛行機への振替などもアプリ上で簡単にできるので安心です。
高速バス予約
南米旅行関連のブログやまとめサイトを見ていると高速バスは現地で予約した方がおすすめ!と結構書いてありますが、個人的には数百円のお得にこだわらないのでネット予約がお勧めです。
現地予約のデメリットは、前日までにはバスターミナルに行きバスチケットを予約しておかなければならない。(当日は人気ルートはどこのバス会社も満席で予約できないことが多いです。)、スペイン語やポルトガル語で質問や交渉をしなければならない。狙っているバス会社があってもそのバス会社のカウンターを探すのが大変(バスターミナルはメイン都市だともう見渡す限りバス会社のカウンターがあり目当ての会社のカウンターや目当ての行先を扱ってるバス会社を探すのだけでも一苦労です。)など色々あります。
バス検索はTicket Bolivia、12Goのどちらかを使えばすぐに見つかります。
値段はTicket Boliviaの方が同じチケットでも少し安いです。しかし12Goは日本語での相談窓口があるので安心です。
バスチケット予約の注意点は
できるだけ信頼できるバス会社のバスを予約する
Litral、Todo、Transtiticaca、Omarなどです。
バス会社によって違うのは使ってるバスの古さ、ブランケットをくれたりの対応、バスガイドの質などです(Transleza会社のバスを使いボリビアラパスからペルーリマに行った私たちは大変な目に合う事に、、、)
あとは座席の違いをみましょう。日本語で寝台車、スペイン語でcama、semi camaなどと書かれていれば足を伸ばして寝れるくらいにはシートが倒れます。もちろん完全フラットではないですが。基本的に夜をまたぐ長距離バスはほとんどシートが結構倒れるタイプの座席のバスだと思います。
バスによって予約時に席が選べますがお勧めは2階席の一番前です。足元が他の席よりも広々していると思いますしガイドが何か言ってる時に前の方の席だと分からなくてもすぐに捕まえて聞けるので安心です。(バスを予約したら基本的に記載がありますが、バスガイドも運転手も英語は話せません。スペイン語のみです。)
もう一つ注意点としては出発、到着の遅延を2時間はみておいてください。その後の予定が狂う羽目になります。私たちはリオからサンパウロへ向かうバスが1
時間程遅延しました。(もちろん、あとどのくらいで出発予定とかアナウンスはありません。さすが南米。ポルトガル語が分からないので周辺でバスを待っている人に翻訳機で同じバスを待っているか聞き、その人達と無限に待ちました。)
バス会社によってはチケットを印刷して持参すること。スマホ画面提示だけではダメ、というところもあったのでできる人は事前に印刷して行きましょう。リオからサンパウロへ行くバスがチケット印刷必須だったので、リオの中心地で街の人に印刷できる場所教えてと聞き印刷しました。
ホテル予約方法
個人的にはBooking.comかAgodaで予約すれば問題ないかなと思います。
朝食付きのところが多いですし。(朝出発が早ければ事前に言えば簡単なパンや果物をパックしてくれます。)
Airbnbでもいいかもしれませんが事前に荷物を置いたりチェックアウト後に荷物を置けない可能性がありますしポルトガル語やスペイン語のオーナーとのやり取りが必要になり、トラブルになった時言葉の通じない相手と大変です。また現地SIMがうまく繋がらなかった場合などに連絡が取れなくなるリスクもあります。
私はAirbnbで予約したアパートメントが到着時にオーナーへの連絡が必要で、SIMカードは使えていましたがホテル近くなると電波が悪く繋がらなくなり長時間彷徨い歩くはめになりましたし、やり取りはスペイン語なのでかなりストレスでした。
そのためホテル予約サイトでホテル予約する事をお勧めします。
ホテル予約サイトでもアパートメントタイプのホテルはAirbnbと同じ形式でオーナーとのやり取りが必要な場合があるので内容をしっかり確認してください。
ホテル予約注意点
ホテル予約サイトの写真は安い宿でも綺麗な写真を載せていることが多いですが結構盛れ写なのでクチコミは確認してから予約しましょう。
「お湯が出ない」との口コミや「ホテルにたどり着くのにかなり坂を登った」などには注意です。壁は構造上どこでも薄いので結構外の音はどこでも聞こえるんじゃないかなと思います。海外からの旅行者の「外の音がうるさい」の口コミはかなりありましたが私はどこでもそうだろうと気にしない事にしました。(特にチリ、ボリビア、ペルー)
注意すべき点は、盆地の場所、ラパスやクスコは一番平らな低いところが栄えておりその周辺は坂です。安い宿は中心地から近く見えてもかなり坂を上がったりすることもありますし、高地になればなるほど治安も悪くなるのでレビューと治安の悪い場所は確認しておきましょう。基本的に中心(セントロ)から近ければ問題ないかなと思います。
リオはコパカバーナ周辺のホテルをお勧めします。夜も色んな海沿いのパブなどが空いていて明かりが多く、観光客も出歩いています。(安全な方とはいえ、とは言えリオ。危険なので不必要な夜の外出はやめて貴重品管理はしっかり。観光客が多いエリアということはそれを狙った人も多くいます。)
またラパス空港周辺での宿泊を考えている場合は標高4000mで寝る事になるので考えてください。市内まで降りれば標高は少し下がるので高山病対策を考えると市内ホテル泊をお勧めします。(空港から市内まではUber1300円程度でした。)
またラパス空港周辺は治安も良くないので泊まるとしてもあまり出歩かないようにしましょう。
マチュピチュ村は村自体が安全なのでどこでもいいと思います。
サッカー場の近くでもメイン広場の近くでも。
クスコはメイン広場周りが夜も明るく人が歩いているので広場周辺をお勧めします。
イグアスは国境を挟んで検索結果が出てくるのでブラジルのホテルか、アルゼンチンのホテルか注意しましょう。
アルゼンチン側の滝に行くなら拠点はプエルトイグアス、ブラジル側のみ行くならの拠点はフォスドイグアスになります。ホテルの場所を確認しましょう。ちなみにブラジルイグアス空港や滝に近いホテルはあまりないので市内ホテルに泊まって移動しましょう。空港からホテルに荷物を置いてから滝に向かう予定の人は中心地の場所的に無駄足になるので、空港からブラジル滝に直行してイグアスの滝のロッカーに荷物を預けるのがいいかと思います。
私はアルゼンチン側は今回行かなかったので、アルゼンチン側の情報は他の方の情報を参考にしてくださいすみません!
そして、ホテル予約の際の確認事項は現地支払いか事前支払いか。安い宿ほど現地払いの事が多いです。
現地支払いの場合は現金のみか、カードも使えるか確認しましょう。カードの場合は現地通過かUSドルを選んで支払うことが基本的にはできると思いますが相手の決めたレートにされてるので現地通過を選んだ方が吉です。
最後に、ホテルには基本的に歯ブラシ、歯磨き粉はないので持参しましょう。スリッパもありません。シャワー室の床の綺麗さも信用できないのでシャワー中に履くビーチサンダルやクロックスみたいなのを持っていくといいでしょう。室内スリッパとしても使えます。
ハイクラスのホテルでなければシャンプー、リンス、ボディーソープも無いところも多いです。旅行前に準備しましょう。
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