見出し画像

「在宅勤務中、サボってる?」と聞く人のこれから

在宅勤務中は上司や同僚の目を気にしなくていい。だからこそサボるという選択肢が生まれてきます。実際、私の周りでも「在宅勤務中サボった?」と聞く人は一定数いたように思います。確かにサボろうと思えばサボることが出来るわけで、何なら一日中仕事をしなくてもばれないケースも多々あるでしょう。

「在宅勤務中、サボってる?」という考え方の原点はどこにあるのでしょうか。

┃勤務することに意義がある

上司は部下の見渡せる窓際に座っており、部下が報告に行く。

よくある会社のオフィスイメージです。上司は部下が遊んでないか、サボっていないか監視しているかのように座っています。少し離籍していると「どこ行ってたの?」と聞く上司もいるとか……。(友人談)

自席でPCに向かっていることが正義になりがちです。成果や効率ではなく、「そこにいること」が価値になっているように思います。遅刻せず、失敗せず、まじめに、文句も言わず、そういう勤務態度こそ美徳とされているのではないでしょうか。

このような職場環境だと、バイト(時給制の勤務)だなと思ってしまいます。

「在宅勤務中、サボってる?」という考え方はここにあるのではないでしょか。時間給であれば、サボればサボるだけ楽にお金をもらえることになります。「部下は監視していないとすぐサボる。会社に来て仕事をしてほしい」と考える人は勤務することに価値があると思ってしまっています。


┃息を抜くという考え方

サボってるという表現はいかにも悪い表現だと思います。人はロボットじゃありませんので、体調の悪い日もあります。

だからこそ息を抜くという表現が広がらないかなと思っています。

時代は令和になり、大量生産・大量消費の時代ではありません。単純作業をするだけでは価値を生み出しにくい時代になってきました。何か新しい価値を考え、生産することが求められています。

PCに向かっているだけでは生み出せないような、新しい価値を生み出さねばならない時代です。考えて形にする仕事は、すごく体力と気力を使います。

在宅勤務では息の抜き方も自由です。少しリフレッシュして、切り替えが上手くできるならそれが一番ではないでしょうか。5分や10分、ぼーっと散歩するのもいいかもしれません。


┃これから

私は、「在宅勤務中、サボってる?」に対して「自分なりの切り替えができていい感じです」と言える人になりたいと思います。

そして、時間労働にならないために、人とは違った成果を出すために、在宅勤務の時間を有効活用できる人が増えればいいなと思います。

同時に、時間労働からの解放は、生みの苦しみを味わう人の増加を意味します。単純作業では生み出せない、新しい価値を考えなければならない人はこれまでよりも多くなるのではないでしょうか。

「在宅勤務中、サボってる?」と尋ねる人は、この社会の変革についていけるのでしょうか。あるいは、時代の変化と共に消滅していくのでしょうか。

いつもサポートありがとうございます! あなたのサポートが最大のモチベーションキープに繋がっています!