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かんじるブラジル(日記2018)

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ブラジル留学の日々。 パラナ州クリチバは、雨と公園の多い街。 予想してたブラジルとはちょっと違う、このまちの空気を感じたままに。
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#語学留学

【DAYS】8/23 カカオボール

昨日は日記を書き忘れた。 彼と夜ご飯を食べる日はだいたい、まったりしてしまうのでそのまま寝がち。 今朝は9時半に起きた。 パンを焼きバターを塗り、目玉焼きをつくる。目玉焼きは弱火のほうがうまくできると、23年間生きていて初めて知った。 午前中はパソコン仕事。日本のシェアハウスが水漏れがおきたとかなんだとかで、ごたごた。 その他の雑務もまとめてやってしまう。 昼、学食に行こうと家を出たのだが、現金がないことに気付いた。ATMにお金をおろしにいく。三菱UFJ銀行、手数料

【エッセイ】したたるしる

もくもくと、りんごをかじる。 りんごをかじる音は「もくもく」がふさわしい気がするのはなんでだろう、と思ったら、心当たりを見つけた。 中学生のときに大好きだったイラストレーターさんのエッセイに確かそう書いてあったのだ、りんごをもくもくたべる、と。それは確か青りんごだったのだけれど。 そのイラストレーターさんというのは、おおたうにさんという方。ませた中学生だった私の映画の趣味は彼女の影響によるところが大きい。 * 果物をかじる。 そう聞いて思い出す、物語のシーンがいく

【DAYS】8/15 寝坊、かぼちゃのポタージュ、手紙

8時半に彼の目覚ましがなった。 起きる気配がないので、布団から抜け出してとめる。揺すってもうめくばかり。彼は寝起きがわるい。 おなかがいたいなぁ、と2度寝。彼は結局、9時を過ぎてから起きてギターのレッスンを受けに行った。 いつもは私が先に起きるので、白い光の中、一人でベッドに取り残されるのは慣れない。先に起きるときよりも、動き始めるのにとても時間がかかる。 もう昼だったが、珈琲を淹れ、パンケーキを焼いて朝ごはんとする。冷蔵庫にりんごとバナナがあったので一緒に。 もそ

【DAYS】8/14:ラーメン

7:00 起床。洗濯機をまわす洗濯日和。なんとなく、ホットケーキを焼く。台所でしばらくぼんやりする。部屋の掃除などする。 10:30 家を出る。歩いて公園の反対側のキャンパスに向かう。一応、季節的には冬だけれど、こんなに太陽が出て濃い色の花々が咲いていると、そんな実感もわかない。 11:00 サーカスサークルに入ったので、その初日。サーカスというより、アクロバットというのがわかりやすい。逆立ち、できるようになるかなあ。汗かいた。 13:00 昼食。鶏むね肉のマスタードソ

【DAYS】8/14:大学芋の終わり、ゼリーの始まり

6:45 起床。寝足りない。台所に降りて、オムレツを作る。 私の朝ごはんはいまいち定番化しない。毎日アレンジを楽しんでいるわけでもなく、出されるパンがおいしくないので食べたくない、というかパン自体がどうも合わないきがする、しかしグルテンフリーパンは高いなあ。という妥協と優柔不断によるものである。おいしい米粉パンを自分で作ればいいんだが、オーブンの使い方がわからない。でも、わからないからやらないって、なんか嫌だね。 日本にいたときはこめひろの米粉パンが大好きだった。 8:

【DAYS】8月11日

日曜日。少し遅めに起きた。 台所に降りると爆音でレゲエがかかってた。今日の寮のイベントの仕込みらしい。 忙しく作業する住民たちを横見にみつつ、ポンデケージョと珈琲とバナナ。 午前中は彼がギターを弾くのを眺めたり、部屋の掃除をしたりして過ごした。 昼すぎから、ブラジル式BBQ、シュハスコ。 クリチバは日系人が多く、「Clube Nikkei」というクラブがある。あんまりピンと来ないかもしれないが、会員制の複合スポーツ施設というかんじ。そこのBBQ場を借りた。 ブラジ

【DAYS】「ほっとき愛」

6時半に飛び起きる。 とりあえず台所に降りて、珈琲を飲む。本当はお茶のほうが胃に優しいんだろうな〜と思いつつ、いつもどおり牛乳をいれてカフェオレ。牛乳多めが好きなのだが、かならずお腹を壊すのでひかえめで。。。 部屋に戻って着替えて、歯を磨いて眉毛をかいて大学へ。 新しく寮にはいった女の子と道案内がてら一緒に。 つめたい、ふゆにもどったような空気。 インディオのコスモロジーについての授業。 お昼の学食はミートソースパスタだった。 午後、ダンスの授業。冬休みの間はス

【DAYS】大学芋が上手くできた日

久しぶりにオチのない日記です。 朝起きたら恋人がベッドにいた。夜遅くバイトから帰ってきてもぐりこんだらしい。全然覚えていない。 朝ごはんを食べに台所に降りる。今日はお手伝いさんがサボりらしく、いつもポットに入ってる珈琲とお茶がなかったので、自分たちで沸かす。パンにDoce de Leiteを塗って食べる、キャラメルクリームみたいなやつ。 部屋の掃除をした後、久々に走りに行く。4日ぶりくらい。曇りで少し肌寒いけど、走ると暑くなるのでちょうどいい。 公園まで行って、ぼーっ

【7月まとめ】ブラジル5か月目、冬休み

今月の最初、何をしていたかと考えたら、彼の実家にいた。 彼は昔からある貿易港のあるまち、パラナグアの出身。クリチバからは、山脈をこえたところにある。この山脈が、クリチバとパラナグアの気候をまったく違うものにしている。クリチバは変わりやすい高地の空気。パラナグアは湿度の高い海辺の空気。 ひたすらゆっくりした。 彼のご家族が本当にあたたかく迎えてくれる。次から次に「みほ、これは食べたことある?」って、ブラジルの家庭料理を作ってくれる。ちょうどワールドカップの時期だったので、

【日記】パラナグア7日目 昼寝

恋人の実家に来ている。7日目。 朝起きて、珈琲とベジュ。 昨日の夜、ベジュ(タピオカクレープ)がとても好きと言ったら朝ごはんに作ってくれた、なんて愛。そしてとてもおいしかった。 航空公園に走りにいく。でも恋人が急に走ったらお腹壊したみたい。半分は歩いた。日曜とは大違いで全然ひとがいない。 家でごはん。米と豆と肉。 いつの間にか昼寝。 はっと目を覚ますと、まどから青い空が見え、ヤシの葉はさらさらと雨のように鳴り、ぱたぱたと鳥が飛んでいった。足元には白猫が、横には彼が寝

【日記】パラナグア4日目 街歩き

恋人の実家に来ている。 4日目。 10時頃起きた。珈琲とバナナ。 昨日の夜、雨がふって気温が低い。空気も湿っている。雨のにおいは、国と場所によって少し違う。 ふたりでネットフリックスの深夜食堂を見る。飲み屋街の様子について、「ファベーラみたいだけどいる人の格好がきれいだし危なくなさそうでおもしろい」というコメント。たしかに。トンテキやオムライスなど、懐かしいたべものがたくさん。 昼にお義姉さんがきて、皆でご飯を食べた。昔話など聞いて大笑いした。彼はいいこだったらしい。

【日記】パラナグア5日目 洗濯の日

恋人の実家に来ている。 5日目。 8時半に目覚ましがなったので9時半に起きた。 朝から食べすぎやんって位にむちゃくちゃポンデケージョを食べた。私が好きなブラジルの食べ物ランキングは、 1位 ポンデケージョ(もちもちチーズパン) 2位 パソカ(ほろほろピーナッツ) 3位 チーズ入りベジュ(もちもちタピオカクレープ) 4位パッションフルーツのムース である。基本的にチーズのもちもちが好きらしい。 午前中なにしたっけ?あ、本読んでました。教育についての社会派エッセイ。ブラ

【ブラジル】生活と犯罪の近さ

麻薬、強盗、マリファナ、レイプ、誘拐、殺人。ブラジルで生活していると、どれもそんなに遠い話ではない。 いつもは学生寮に暮しているのでローカル事情というものにあまり詳しくないのだが、恋人の家で彼のご家族が地域のニュースを話しているのを聞くと、ちょっとびっくりするのだ。 「〇〇さんの妹さん、見ないと思ったら亡くなってたのよ、それも他殺で。指の骨ぜんぶ折られてからレイプされて殺されたみたい」 「(車に乗っていて)あっ、あの道端に立ってる物乞い。小学校の同級生で、私片思いしてた

【日記】パラナグア6日目 島を歩く

恋人の実家に来ている。 6日目。 9時半頃起きた。 珈琲、バナナとポンデケージョ。 お義母さんが街の中心部に用があるというので、暇な私達もついていく。 バスで四十分位。死ぬほど揺れる。 書類の更新に来たらしい。彼のご両親は教会での結婚の儀式はしたが、役所的には籍を入れてなかったらしい。それを先月、結婚30年目?にして入籍したので、名字が変わったそうだ。 ブラジルの名前は「名前+名前+父方名字+母方名字」か基本。子供は父方の名字を結婚するときに続けるのが基本だけと、捨て