マガジンのカバー画像

かんじるブラジル(日記2018)

115
ブラジル留学の日々。 パラナ州クリチバは、雨と公園の多い街。 予想してたブラジルとはちょっと違う、このまちの空気を感じたままに。
運営しているクリエイター

記事一覧

7年ぶりのパラグアイ 3日目 かわるもの、かわらないもの

八時におきて、朝食。グァバのジャムがおいしい。お父さんに連れられて、しばし川沿いを散歩。 帰宅してから、もってきていた資料を読む。アマゾンに住むヤノマミの人々について。ポルトガル語を学んだシャーマンが書いたもの。とても興味深い。人類学者や宣教師など、外から見た記録はわりとあるが、中からのものは珍しく貴重。日本語に翻訳されているのかな? 昼食後、派手に昼寝した。4時間くらい。クリチバはまだ涼しく、こちらの熱さに慣れずに疲れているのかもしれない。もしくは、スペイン語に頭を切り

ブラジルで大晦日

何日も前から何度も延期していた遠足。今年のうちに行こう!と昨晩、一念発起して敢行をきめる。 朝6時に起き、サンドイッチやフルーツ、たくさんの水をリュックサックにつめこむ。 人の少ないバスにのり、港へ。少し待ったのち、ボートに乗り込む。彼はボートに乗るのがはじめてだと言う。 2時間弱で、イーリャ・ド・メル、はちみつの島、というところについた。 透き通った水と白い砂浜。湾に浮かぶ島の陸地側についたので、波はおだやか。ブラジルの海〜!という感じ。なんていうか、建物の作り方雑

12/16,17 ユバ農場4,5日目 もちつきとamysays

サンパウロ郊外のほぼ自給自足の日系コミュニティに行った話。 12/13 ユバ農場1日目 井戸水がおいしい 12/14 ユバ農場2日目 図書館 12/15 ユバ農場3日目 台所仕事の日 16日は朝からもちつきをしたはずなのだが、疲れていて記憶がない。 17日 宿泊場所をゲストルームからバレエ部屋に移った。クリスマスに向けて人が増えるからだそう。全面鏡張りのへや。ついくるくると回りたくなる。 今日はとてもゆくっりした一日だった。午前中に台所の大そうじをした他はこまこました

2018年 23歳ブラジル留学 まとめ

暑い。暇にまかせて、ハッシュタグに便乗して2018年のふりかえり。なんとなく、よくあるネット記事風に目次などつけてみた。 目次 1.ブラジル人の恋人ができた 2.アトピー悪化 3.日記をかく習慣ができた 4.モダンダンスをはじめた 5. ジェンダー論に触れた 6. 読みたい作家さんができた 7.好きな画家をみつけた 8. 8年ぶりのパラグアイ帰国 9.ユバ農場に行った 10. ブラジルに来た 11. まとめ 1.ブラジル人の恋人ができた 一番うれしいことだから一番最初に

mihoのブラジル生活note.2018*BEST6~10

続いて後半~。上位5noteは恋愛のこと多めだったけど、後半は割といろいろ。 6位 かるく!さくっと!すぱっと! 7位 絶対にタイトルだけでよんだひと沢山いる。 8位 これは楽しくかいた~!言葉って面白いね。これだからgoogle翻訳じゃ伝えきれないことがたくさんあるんですよね~ 9位 恋の始まりのはなし。 10位 日記。私はただの日記が一番書いててたのしい。 実はいま、彼の実家に来ているのて暇にまかせて乱投しています。許せ。

mihoのブラジル生活note.2018*BEST1~5

留学中に思ったことを、まとめるとは言わないまでも、半端でもいいからアウトプットしようと思って始めたnote。いつの間にかほぼ毎日更新するようになりました。せっかくなので1年も終わるし、沢山の人に読んで頂いた記事をまとめてみる。 1位 これな~、めっちゃ書くのに勇気いったやつ。でも必要だったなと思う。書くことはセラピーでもある。 2位 上の記事から色々経て、今の「私は勝手に幸せになるしなんでも一人でもできるけど、でもあなたといたい。」っていうスタンスになるまでの話。 3位

「おなじ話」からはじまる話

人と縁が繋がるときは、偶然がかさなってぽんぽんと進んでいく。 私が今付き合ている人と一緒になったのも、よくよく考えてみると偶然がいくつも重なってのことだった。 まず私が大学5年目にしていつもの気まぐれを発揮し、卒業を延長して留学することにしたこと。 それから家探しを友人の知り合いのブラジル人に頼んだこと。彼女はパラナ連邦大学の日本語科の学生で、学科のグループトークに「日本人の女の子が家を探しているのだけど、どこかありますか」と投稿したそうだ。それを私の恋人になる人が見て

 君と会っている間は、想像のなかでなく現実にそこに君がいる間は、昔の私に戻れる気がする。だから私は君に会いに行った。水分を重たく含んだ空気と、質量をもっているような濃い青空。  空港で見た彼は、へんな髪形だった。パイナップル、の出来損ないみたいな。へんちくりんな髪形に懐かしさがこみあげた。なんかずれてるんだ、相変わらず。彼は変わらず、想像の八割ほどのおおきさしかないから、その二割分、私は空気を抱きしめた。四か月ぶりの温度と匂い。細い背中。  軽トラに乗りこんで、さっきまで

島 2

夜になった。火をおこす。さっき拾ったいろいろな大きさの木片が、今は火になっている。大きいの小さいの、ぐねぐねしたのまっすぐなの、木片にはいろいろあった。日中、強く照り付ける太陽のエネルギーが木に溜め込まれて、それが燃やされ、ゆらめく光を発している。上へ上へと向かうのではなくて、とぐろをまき悶え、上ったかと思えば横に広がる。その熱が私と君を温める。  やたら暑かった。たき火にあたっていたせいもあるし、島の空気の熱さもあるし、お酒を飲んでいたせいもある。梅酒。ビール。素晴らしく

雨とエスプレッソ

文体が影響されやすい。大雨の影響で青梅ライナーは運休ですレベルで。 この雨の中出勤してきたら、到着直前に臨時休業のお知らせ。ぽかんと空いた一日の大きさにとまどって、スタバでエスプレッソ飲んでるところ。濃ゆい液体。今日の私の一日はこの濃さと対局たぶん。 ここは線路のわきにお店があるので、じゃんじゃんふる雨と、ずぶ濡れのひとでいっぱいの総武線が見える。電車の中の人があんまりに濡れているから、もしかしてあの電車は屋根がないのか。 泊まりに来ていた妹は今朝帰った。妹のおなか

ストレス解消の前に問題解消しようぜ

朝起きる。昨日彼と喧嘩したので起こさずしれっと出かける。授業。その後家に帰り、寝る。機嫌が復活した。彼が帰ってきたら仲直りの話し合いをする。まあ、そんな日もある。 私はストレスがあると、わかりやすく食に走るタイプだ。 今日は久しぶりに悪いストレスを感じた日だったので、それを再確認した。 前はわりとずっとそんな感じで、暴食をやめるには、みたいな情報を集めてたりしたが、そんなことしても根本がなくなる訳ではないから、解決しない。 何でもかんでも、健康も人間関係も自分のことも

「できないこと」はあるのか

昨日の日記、一番書きたいことを書き忘れていた。 本当の意味で「できないこと」はあるのだろうか。 すべては「できる/できない」ではなく、 「やる/やらない」なのでは、と思うのだ。 別に熱く語るわけでも、根性論を述べたいわけでもない。 ただ、私の周りの人たちを見てきて、「やる」と決めたらなんでもやる、できるまでやり続ける、というスタンスはかなり万能だと感じる。 「思い込み力」「勘違い力」とでも言うべきか。 * 去年の今頃の私は、ブラジルに来たくて仕方なかった。卒論を

かるい女になりたいな~

かるーい女になりたいです。 愛情深いことに定評のある私ですが(どこで)、最近、怒りの感情も同じくらいさらっと伝えたいと思うこの頃。 愛情も怒りも、さらっとずきゅーんと伝えて、さくっと忘れてしまいたい。 さくっと切った傷が治りが早く、 鈍いもので切った傷は治りが遅い。 同じように、潔く新鮮な怒りはそれほどの悪さはしない。 ためてためて燻って腐った怒りは、始末が悪い。 すぱっとさくっとさらっと。 さわやかでかるーい人に、私はなりたい。笑

【自分に手紙を書こう】心がよわった一人の夜の過ごし方。

こころが時々、よわる。 いや、もともとセンチメンタルなほうで、わりにいつも、胸のどこかにすぅすぅする感じを抱えている。 先週のある夜もそうだった。 なんだか気温が低いのもあって、なんだかものがなしい。 ふとんにくるまって読み途中のエッセイや、ちょっと前の日記をぱらぱらとめくったりしていた。 恋人はバイトだし、寮の人たちは帰省シーズンでほとんどいない。 家自体にすきまかぜが吹いているようだ。 そんなときにスクランブル交差点を眺めるように、ツイッターを眺めていた。