「できないこと」はあるのか
昨日の日記、一番書きたいことを書き忘れていた。
本当の意味で「できないこと」はあるのだろうか。
すべては「できる/できない」ではなく、
「やる/やらない」なのでは、と思うのだ。
別に熱く語るわけでも、根性論を述べたいわけでもない。
ただ、私の周りの人たちを見てきて、「やる」と決めたらなんでもやる、できるまでやり続ける、というスタンスはかなり万能だと感じる。
「思い込み力」「勘違い力」とでも言うべきか。
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去年の今頃の私は、ブラジルに来たくて仕方なかった。卒論を書き始める時期だったのだが、なんで私は行ったことのない国について書いているんだ?やっぱり行きたいなぁ、と、卒業半年前にしてどうしてもブラジルに来たくなってしまった。
そのときの私は貯金はないし、立ち上げたシェアハウスは私抜きではまわらなそうだし、卒業後はアルバイトをしていたエステサロンに就職するつもりだったし、ベリーダンスのインストラクターもはじめたばかりだしで、普通に考えてブラジルに行きようもなかったし、行ける状況ではなかったのだ。
でも私は「行く」と思い込んでしまったので、そこから大学のホームページをみたり奨学金を探したり、もし学生としてではなかったらインターンかボランティアかWWOOFでもしようとしらべはじめた。
そうしたら偶然、大学の奨学金プログラムを締め知りぎりぎりで見つけたのだった。
そうして興味のある分野の本何冊か読み、自分に私はこの理由でブラジルにいくのだ!と信じ込ませ、志願書にあることないことをつらつらと書き、面接でもあることないことをぺらぺらとしゃべり、そうして無事ここにいる。
シェアハウスは住民たちが回してくれているし、インストラクターは引き継ぎの方が見つかったし、お金は奨学金が取れたし親も応援してくれているし(ほんとうにありがたい)、どうにかなっている。
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だからわたしは、恵まれたものの言い分だと思う人もいるかもしれないけれど、できないことはない、やらないだけ、と思う。
ただ、やらないことを責めたりしているわけじゃない。もうできない、辛いからやらないことを選ぶ、という経験は私もある。やれないことはないけど、労力に値しない、とかね。
諦めにせよ、できないにせよ、結局その選択をしているのは自分なのだ。
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だって人生はながい暇つぶしで。
生きることを含め、やらなくちゃいけないことなんてなくて。
なんでも自分で決めてやっていい。
楽を選ぶことも、
大変を選ぶことも、
選ぶことをやめることさえも。
サポート頂くと、家に緑が増えます。たぶん。