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ブラジルで大晦日

何日も前から何度も延期していた遠足。今年のうちに行こう!と昨晩、一念発起して敢行をきめる。

朝6時に起き、サンドイッチやフルーツ、たくさんの水をリュックサックにつめこむ。

人の少ないバスにのり、港へ。少し待ったのち、ボートに乗り込む。彼はボートに乗るのがはじめてだと言う。

2時間弱で、イーリャ・ド・メル、はちみつの島、というところについた。

透き通った水と白い砂浜。湾に浮かぶ島の陸地側についたので、波はおだやか。ブラジルの海〜!という感じ。なんていうか、建物の作り方雑で、大きなサイズの植物がばんばん生えていて。

どこか泊まるところないかな?と午前中はなんとなーくホステルをあたるものの、さすが大晦日でどこもいっぱい。そりゃそうだ。あきらめて夕方帰ることにし、散策をはじめる。

島を半周して約4時間。途中で海にはいって体を冷やしつつ。

お昼は、もってきたパンとレタス、オイルサーディンとチーズをその場でサンドイッチにした。とてもおいしかった。デザートには、マンゴーをもんでぷにぷににしたものに小さい穴を開けて、ジュースのように食べた。

途中で私のおなかが痛くなったり、彼のスマホが水没したり、迷子になったりしたけれど全体的にしあわせだった。

夕方、6時半のボートでパラナグアに戻る。8時半に港につき、9時半ごろ家に帰る。

彼のお母さんの作ったラザニアを食べながら「おおかみこどもの雨と雪」を観ていたら、年を越していた。外では爆竹と花火がとまらない。

彼があけましておめでとう、僕の人生にあらわれてくれてありがとう、というのでちょっと泣いた。私も2018年がこんなふうにひとりの人と密な関係で作られるとはおもってなかった。


どうぞ今年もよろしくお願いします。

1年間またどうぞ楽しんでいきましょう。

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