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ラオスにいったい何があると言われても 1/2
なんだか毎日、旅のはなしばかりしています。現実逃避というのでしょうか。現実逃避と言われても、わたしはこの1秒1秒過ぎ去っていく現実も大好きです。
それでも、ふとしたはずみに「ああ、去年のいまごろはラオスで強烈な日差しに晒されてたな」などと、なんとなく遠くの方をみてしまいます。
去年の今頃。5月28日から6月1日、おさななじみとつれだって、友人の待つラオスに行ってきました。写真をまじえ…というよりも、数葉の写真にひと言添えて、わたしの見たラオスをご紹介したいと思いますが、例によってなんの役にもたちません。あらかじめ。
総務省から外務省へ出向して、ラオスに滞在している友人はまず言った、川を越えるのは絶対イケナイよ、と。メコン川のむこうはタイ。
殺されないこと、殺さないこと、川を渡らないこと
彼の仕事を増やすのは不本意なので、こどものように素直に聞く。どれも、イヤだし。
市街地の寺院の前にあるホテル。ホテルとゲストハウスのあいだといったところだろうか、効きすぎる冷房と強すぎるシャワーのある部屋。仏教国のラオスはそこここに寺がある。乗継いでやってきた異国の地。宿の廊下の手すりにもたれ道路を眺めていると、ひょっこり現れた友人が手をふる。忘れがたい光景。じっとりとした暑さのなか、ビールがすすむ。
メコンのナイトマーケットを散策していると、風が変わるのがよくわかる。スコールの前触れ。キモチがいいほどのスコール。バケツをひっくり返した、なんてもんじゃない。負けずに飲む。
首都ビエンチャンから山道を2時間半、バンビエンという真ん中に川が流れるゆったりとしたリゾート地につく。2018年当時リゾート地になるべく、開発が進んでいるものの、まだ、リゾート地になるまえののんびりした雰囲気が。しかし、その手のひとたちには有名なところらしく、実に多国籍な観光客や、バックパッカーが目につく。まずはバンビエンに着き川に流されててみる。朝早く、眠った川。眠った街。川はお世辞にもキレイではないが、きたなくもない。
バケットサンド、カオチーの屋台。手際よく肉を焼いて、野菜を焼いて、玉子を焼いて香草とバケットにつっこむ。バケットサンド、ラオスのカオチー、ベトナムのバインミー。フランス統治の産物。
すごいボリューム。これ食べて、ビアラオでながしこんで、しばらくブルーラグーンの水辺で昼寝。やることがなければ、昼寝がある。
街中いたるところで客待ちをする、トゥクトゥク。トゥクトゥクの名はエンジンの音からとも。トゥクトゥクの写真撮りまくって、トゥクトゥクだけの本を出したら絶対に売れると思う。
乗り心地がいいとは言えないけど、街を走ってるなーってキブンにはなる。指のサインでパッと値切ると、仕方がないって顔でのせてくれた。
つづく
書くことは、落語を演るのと同じように好きです。 高座ではおなししないようなおはなしを、したいとおもいます。もし、よろしければ、よろしくお願いします。 2000円以上サポートいただいた方には、ささやかながら、手ぬぐいをお礼にお送りいたします。ご住所を教えていただければと思います。