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Cyberpunk EDGERUNNERSというアニメが時代を切り開いたと感じる訳。テレビ放送完全終了待ったなし。

Netflixオリジナルアニメが配信されて三連休を使って楽しんだ。一気に見れて秋夜の夜ふかしにはもってこいでした。

ディザー1

OPはジャジーなスネアががっつり入るシャレオツなイントロ。絵柄がポップ調でありつつレトロモダン風味がかかった粋な演出がバシバシ決まる。
冒頭から没入させてサイバーダイブに誘う。

※上位リンクはサウンドトラック

シナリオも土台がしっかり描いて、
当たり前を当たり前にお約束をお約束にしっかり進行する。

良かれ悪しかれおおよそ察しのついた結末に向けてブレーキも踏まず突っ込んでいくその疾走感と、度を越した暴力性と、ヒロイン(たち)の健気さとを、破綻なく映像スタイルにはめ込んだ技にうっとりする。

成人向けらしく、エッジの効いたグロ、エロがサイバーパンクを余すことなく描ききった感じが体験できる。

忖度無しに傑作だと思います。

ほろ苦くもあり、何処か近未来サイバーパンクモノでありながら青春風味のノスタルジーもあり、近未来SFで括り切れない。さらに古き良きアニメならではの熱量もある。

こんなエッジの効いたアニメショーンを待っていた。

エンタメは総合力勝負なのできちんとした土台が大事。シナリオ破綻もなく、細部までエロス、グロを邪魔にならないように配置してるのが丁度いい。音響の妙技も凝ってる。

地上波ではあえて流せないように、
配信プラットフォームならではの特別感まで与える。
日本国内の母数の少ないオタク向けでなく、世界基準のドレスコード。制約に縛られない表現が心地良い。

SNSで忙しく、各自のコミニュティ形成してる現代の若者はテレビ放送でアニメ視聴する時代ではない。このアニメはテレビで放送できない。そこにターゲットを絞ってのアニメ。たかがアニメではない[大人も充分堪能できるレベル]のアニメ。こういう良質な作品がこれから主流になると著者は考えています。

分類は以下になるのかな~。

  • カトゥーン

  • 旧来のジャパニメーション(ラノベ等)

  • 制作委員会方式を取らないビックメジャータイトル

  • 配信プラットフォームのアニメ

いよいよ、視聴者がニーズに応じた作品を選択する時代になったと思う。一部の声の大きい“いわゆるオタク向けアニメ”はより地下にもぐるかDMMなど18禁メディアへの移行が始まるのではないだろうかと。7大出版社のゴリ押しマーケティングありきで作品展開はいよいよ難しい時代になるのかも。

このプレミア感、良質なアニメはアニメの裾野を広げ、虐げられたきた純粋(非アニメオタク)なアニメファンにはいい時代が来たと思う。グッズも買わない、声優に夢中になる事なく、今時円盤を買う狂気に講じる事もない大多数のアニメエンタメファンが土台に確かにいるのである。ティーンエイジを過ぎた映画好きな大人でも鑑賞に耐えれる層に向けたアニメは大歓迎です。声の大きないわゆるアニメオタクを駆逐時代にはいった。いわゆるティーンエイジ向けは排除せずに住み分ける時代だ。

この独占こそ、価値あるアニメの流れなのかも。

Netflixでないと見れません。
まさに、その真骨頂をまざまざと見せつける。
ゲームがベースになってるらしいが、ゲーム未プレーでも世界観を楽しめる。アニメの歴史が動いてるのを体験できる。

鬼滅の刃以降利確できるビックメジャーコンテンツは制作委員会方式を取らない流れができてる。もう一つ配給方法の回答を共有できれば幸いです。

ますます、配信プラットフォーマー中心のアニメコンテンツは拡大していくと感じることができました。

つまらない時間の無駄を感じる退屈な焼きましアニメよ、SAYONARA! 

オタク向き、萌などチンケでしょうもないコンテンツに成り果てるまでのカウントダウンがいよいよ始まった。

※Netflixのまわし者ではありません。
※※著者はいわゆるアニメオタクではありません。

忖度抜きの感想とさせて頂きます。


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