ばたー

埼玉県出身。かわいいもの(アイドル、動物)と強いもの(力士、重低音)が大好き。目玉焼き…

ばたー

埼玉県出身。かわいいもの(アイドル、動物)と強いもの(力士、重低音)が大好き。目玉焼きはケチャップ派。

最近の記事

【名古屋散歩】名古屋城〜久屋大通〜栄

七月場所が終わってしまった。 毎場所のことながら、千秋楽の翌日の寂しさは失恋に似ている。 楽しかった記憶を呼び起こして、もう少しだけ思い出に浸っていようと思う。 今年も現地(名古屋)に行くことができた。 建て替えに伴い、60年にわたって会場となっていたドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)での開催は今年が最後。 はるばるやってきたということで財布の紐も緩み、いつもはパンフレットしか買わないのにあれこれ売店で買ってしまった。3000円以上?お買い上げでもらえる缶バッチを4つ

    • #読書記録「音楽」

      慌ただしい日々。たくさんの愛を浴びても、心に残った小さな傷口の瘡蓋ばかりに目を向けてしまうのはなぜだろう。 気持ちが後ろ向きになったとき、助けてくれるのはやはり短歌であった。 日常の小さな悲しみ、喜び、輝きを掬い上げて生きていきたいと思う。 10000回きみが聴いたという曲の10001回目をきみと聴く ボンネットに猫が寝ていて絵になるが私有地だから口述のみで 外履きのバッシュに桜がついてくるすぐに着くから差してない傘

      • 【東京〜難波〜鳥羽】わたしの執筆旅

        キャリアアップのために受けようと思っている試験があるのだが、その試験に提出する論文がなかなか書き上がらない。受けても受けなくてもいい試験だし、今年受けても来年受けてもいいものだから、なかなか腰が重い。 あーやらなきゃーって言いながら六月が終わろうとしている。 そんなときにこれを見た。 執筆旅の冒頭で、蓮見さんが「新幹線の音って集中できる」「だから執筆のため、新幹線に乗るために旅行をしようと思う」と言っていた。 なるほど、それはいい。 六月の最終週の土日に旅行の予定があったの

        • #読書記録「アスパラと潮騒」

          ホルモンバランスでやる気が起きない日々、これをわたしはイヤイヤ期と読んでいる。 短歌を詠むことも読むことも気が乗らず。 頭を空っぽにしたくて、何度目かわからない劇場版コナンを見て過ごしていた。 それもそれで幸せだったのだけど。 ちびりちびりと読み進めて、イヤイヤ期を乗り切る活力のひとつになった一冊。 生きていかなくちゃいけないから。 時に弱々しく、だけどできるだけ強い自分で居たいと思う。 毎月向き合って乗り越えて、毎月パワーアップした自分になれていると思う。 私たち寄り

        【名古屋散歩】名古屋城〜久屋大通〜栄

          #読書記録「みじかい髪も長い髪も炎」

          最近は、短歌って何?って外国籍の友人に説明する機会が増えていて、好きなものを簡潔に言葉で表現する楽しさを感じている。 日に日に短歌が好きになる。 弟のしゃがみこむ道 野良猫に毎日ちがう名前をつける 忘れてはいけない人が増えてゆきアパートとなる胴体である 交番に用事があった顔のまま草木を連れて季節を渡る

          #読書記録「みじかい髪も長い髪も炎」

          失恋クッキー

          あなたにもらったクッキーを食べました。 ホワイトデーにもらったクッキー。 少しだけ賞味期限の切れたクッキー。 好きじゃなくなるのを待ってたら、賞味期限が過ぎてしまいました。 容器に入ったクッキーをひとつひとつ、手で摘んで取りだして、食べていく。 ひとつひとつ、思い出が消えていくようなさみしさ。 出会わなければよかったと思ったこともあったけど、そんなことはなかった。 誰かを好きになれるわたしになれたことが嬉しかったから、ありがとう。 最後にクッキーをくれてありがとう。 ク

          失恋クッキー

          【舞台観劇】SHOCKの2000回記念公演に行けなかった話

          先週月曜はとてもとても楽しみな予定があった。 それは、帝国劇場に「Endless SHOCK」を見に行くという予定だった。 Endless SHOCKは、堂本光一主演のミュージカル作品で、2000年から全日程即日完売の最もチケット入手が困難な舞台とも言われている。 2020年のコロナ禍以降はスピンオフ作品として、本編の3年後を描く「Endless SHOCK -Eternal」が上映されている。 Eternalでは、3年後にそれぞれのキャストが語り手となり、当時の心境が語ら

          【舞台観劇】SHOCKの2000回記念公演に行けなかった話

          #読書記録「寒気氾濫」

          連休初日に読みました。 高崎線のボックスシートは旅行気分になれて少しわくわくした。 ALSで闘病中の著者。 山歩きが趣味だったが、いまは叶わないこと。 いまは屋内で過ごすことがほとんどだが、たまに外に出ると空の存在感に圧倒されるということ。 あとがきにそう記されていた。 視点が変わると気づきも増える。 自分を俯瞰して捉え、捉えた自分がとても楽しそう。そんな歌をわたしも詠みたいと思った。 【好きだった歌】 一のわれ浴場しつつ山を行く百のわれ千のわれを従え 家族ああ昨日と

          #読書記録「寒気氾濫」

          #読書記録「大空のコントラバス」

          書店には取り扱いがなく、出版社から取り寄せた。 手元に届くまで時間がかかればかかるほど、愛着が湧くものである。 会えない時間が愛を増す、とかつて好きだったアイドルも言っていた。 青森出身の歌人。 青森旅行をする予定があったので、 行きの新幹線でも読んで、読み終えたけど、帰りの新幹線でも読み返した。 青森の残り香を纏っているからか、帰りは行きよりも味わいが増した気がする。 序盤に雪の歌があってよかった。

          #読書記録「大空のコントラバス」

          【東京散歩】写真展を求めて表参道〜南青山〜六本木

          今年の目標のひとつ、月に一度は写真展に行くこと。今のところ、順調に進んでいる。 1月 El camino de Cuba(キューバの道)@ギャラリー冬青 関口照生さんの作品展。 海外はもう長らく行ってないし、行ったとしても語学力が乏しいのでコミュニケーションも図れないし、自分には到底撮れない写真。 そんなキューバの知らない街の知らない景色なのに、なんだか故郷を見ているような安堵感を覚えた。 スタッフさんがいろいろ解説してくれたのも嬉しかった。 2月 まんぷく図鑑@Jam

          【東京散歩】写真展を求めて表参道〜南青山〜六本木

          【舞台観劇】観劇前の腹ごしらえ

          3月は繁忙期だった割にはたくさん演劇を見に行けたと思う。 4作品見た。 「愛称⇆蔑称」@六行会ホール 「N/KOSMOS-コスモス」@シアターイースト 「けもののおとこ」@紀伊國屋ホール 「うねり」@ヒューリックホール 少し時間が経ってしまって、作品の感想を書けるほどに記憶がクリアではなくて、今日は観劇前のふとした出来事の話をしようと思う。 「けもののおとこ」を見た日は、公演前に新宿にあるサラダ専門店に行こうと決めていた。 しかし、電車が遅延してしまい、お店は会場

          【舞台観劇】観劇前の腹ごしらえ

          #読書記録「アシンメトリー」

          アシンメトリー―遠藤由季歌集 (かりん叢書) 食べ物の歌に心惹かれがちです。 芯のあるさみしさ寄りて来るときの硬き蹄に似たる足音 とちおとめ煮詰めて女にしてしまう朝ごとに塗るジャムの艶めき あおあおと夕闇は来て赤い服着たわたくしは燃えさしとなる 麻婆豆腐貪る君の傍らでライスは汚れやがて消え去る アヲハタのリンゴのジャムを塗りながら行くはずだった信濃を想う 卵卵卵卵卵卵卵卵卵卵値上がりをしてひとパック三百円

          #読書記録「アシンメトリー」

          #読書記録「十階」

          その日の日記と短歌が連なっている365日の記録。 お気に入り短歌は以下のとおりだが、日記パートではタクシーの中での出来事がすごく好きだった。繰り返し繰り返し読んだ。 わたしも毎日日記を書いているけど、その日の自分のための労いでもあり、明日へと進むロイター板のような役割でもあり、挫けた未来に読み返すと自分を励ます母のような愛にもなる。 わたしも日記だけじゃなくてその日の出来事を短歌に詠みたいと思いつつ、なかなか体現できていないので、いつかは東さんのようになりたいなあと尊敬と羨

          #読書記録「十階」

          絶食明けは格別においしい

          月に一度は体調を崩して動けなくなる土日がある。働きすぎかな、身体に負担をかけている自覚はある。 頭痛い、お腹痛いのダブルパンチなので、なんとか水分は取りつつも、吐き気がするので食事は取れない。 土日絶食して、月曜がきて身体をならしながら、また胃に栄養分を流し込む日々を迎える。 絶食してへろへろになりながら、せめて気持ちだけは前向きになろうと、食欲を取り戻そうと、この前の日曜は寝転がりながらこの本を読んだ。 お肉に関する32篇のエッセイ。 焼肉、すき焼き、串カツなどなど。

          絶食明けは格別においしい

          #読書記録「あほうどり」

          あほうどり―歌集 (かりん叢書) 内田いく子 読みながら祖父の亡くなった日のことを思い出していた。 このところ、昇進に対するモチベーションがなくなっていたけど、祖父が亡くなったあと、悲しみも苦しみも打ち勝って試験に向き合ったわたしのことを思い出して、このままじゃだめだって思った。 また祖父に胸を張れるわたしの道の続きを歩き始めようと思う。 そう思わせてくれた、とても大切な一冊になりました。 一キロの砂糖一キロなくなりぬわたし一人が食べた一キロ 「風邪ひくな、じゃあまた

          #読書記録「あほうどり」

          #読書記録「念力恋愛」

          下書きに溜めたままで更新してませんが、週3ペースで歌集は読んでいます。 今日は恋愛のこと考えたくないのであえて恋愛の歌集を読みました。 もう会えぬペンフレンドを想うとき頭のなかをよぎる流星 「坂道の向こうに海があるはず」と言って告白を5分遅らす 赤電話に十円玉の落ちる音おぼえてますか金木犀よ めくるめくカメラロールの最後にはおばあちゃんの君が微笑むだろう 泡盛で眠剤二粒呑みこんで痛みの夜を早送りする

          #読書記録「念力恋愛」