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自由のつばさのプレゼントは、自らも欲しかったりする、んだな笑顔。

 青いしんきゅう暦2004年3月17日、その日は日輪市立職業訓練校の卒業式が行われていた。2年間の校務を終え、生徒達は母校の前で上を向いて全体写真を撮っていた。卒業生のアナログニクス科2年、在校生の1年も含めて。
 卒業生1番の美女は一人、在校生の(年齢は先輩でも)後輩に当たる方達と戯れていた。また、別の在校生1番の人気者の女性はまた、別の在校生と戯れていた。それぞれに、次の日の職に備えた準備、そしてそれぞれに秘めていた、お馬鹿な男の存在はないか、まぁいいけど、ともひっそりと思いながら、、、。
 
 そのお馬鹿男は2ヶ月前、青いしんきゅう歴2004年1月10日に、その男の実母の誕生日に、ひっそりと早期退校していた。上の卒業生達と同じように、次の日、職への心配と共に、でもひっそりだったような気がする、、、そう、青いしんきゅう暦2022年9月10日の晩、そのお馬鹿男は記憶を失いかけて、でも青い暦が続く自室にてゆっくり振り返る機会を得ていた、社会人としては結果非常に千載一遇的な良い機会として。

 お馬鹿男自体の明るい楽天的な記憶によると、そのお馬鹿男は、その早期退校の昼下り、ゆっくりとボロっかすにも見えた軽自動車、でも本人はすごく気に入っていたミッションタイプのノーマルカーで携帯電話の着信履歴を確認してゆっくりと校舎を後にしていったような気がしていた。校門を出るとき、珍しく芯がすごく強いベビーカーを押す年若の女性と幼子(女の子)、そしてベビーカーの中の赤ちゃん(男の子かな)とが見えたような気がしていた。外は1月にしては綺麗な冬の青空が広がっていた、特に冬にしては気持ち暖かな小春日和だったような気がする。
 お馬鹿男は、何ともわからない思い、そう、まさかまさかだが、その中の無邪気なベビーカーの赤ちゃんが、今の現実の青いしんきゅう暦2022年の、100万の人口をかかえた北からの急激な流れの刻の目の前で、助けを求めて泣いているような、変な感覚を覚えていた。
 勇気づけたい思いで一杯だったりするのは、その事自体認めて良いのかもわからないまま、でも一介の男として一言伝えたい衝動にかられた、「自由になってね?な?、より早く、より優しい大人になってね(ほほえみ)」と。そう思いながらそのお馬鹿男は別の気持ちも携えていた、「早く自らも自由に、今の立ち位置も踏まえて改めて社会人としてしっかり仕事をしたいな、一人前の大人として(な?ね?)。」と。
 日々の、巷で有名な紅い星での日常をこなしながらも、記憶の奥底に残るような心配自体が、良い意味で現実になることを期待しているのが、いまのお馬鹿男の立ち位置でもあった。またそれ以上に現実の生活で一歩一歩を堅調に足固めして生きていきたかったから、その希望に至った模様でもある。
 ね、も、な、も、は、もないものよりも、「現実の」感謝の信じる人間愛に即するのがその男の希望だから、、、過去も、現在も、そして未来これからも、生きる人間として。


実際にまた会えるはず、、、だ。そんな過去とは別に、日常で、遠目で、隠語、仕草を用いずに、通りすがりでなく直接会話できる喜びをかみしめながら。


そう考えながら、お馬鹿男は現実の45歳の社会人として年を重ねようとしていることに改めて気づき、目を醒ました。
重圧?お楽しみ?なる夢から覚めた時、自由という名のつばさの形でプレゼントは届き始めたような兆しを感じていた、無邪気にも(笑笑宝志クローバー)。
「吉兆だよな?ね?」と、独り言をつぶやきながら。

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