ウインダリアみてネットサーフィン

自分の学びを共有。アニメ映画「ウィンダリア」をみた。
童話風戦史というジャンル。約束をテーマに描かれており、大人が見ると気になるところもあるが全体的によくできた隠れた名作。全3話のオムニバスを一つにまとめたことで違和感がある仕上がりとなってしまったらしい。

敵味方両方の大人たちが無責任な印象。声を上げ行動に移すが、現実を見ずに選択しているような印象。あーこれはきっと、この世界の人は命にあまりこだわりがないのかもしれない。死ぬと火の鳥になって不思議な幽霊船に還る。死後の世界が目に見えてる訳なので、どういう風に生きたいかを素直に選択できる時代なんだなーと勝手な世界観の解釈をした。毎朝、海に飛び込む姫様しかり。

本編視聴後、YouTubeで解説動画を観たり、口コミを見て楽しんだ。小説版は評価が高くないらしいが、映像より先に見れば満足できたかもしれないっぽい。しかし事実として、小説は売れたのに映画の興行が振るわなかったっていうのは小説が足を引っ張った可能性もあるように感じる。映画を見て小説を手に取りガッカリではなく、小説が微妙で映画を見るのを辞めた(数ヶ月後に公開される「天空の城ラピュタ」にお金を回そうとなった)もあるのか、当事者の声が知りたい。

「雨月物語」の「浅茅が宿」がモチーフになったとらしい。調べてから知恵袋の回答をみると、知ったかしてる人がいて草w ちゃんと浅茅が宿のエピソードが分かっていれば、誰の話が浅茅が宿なのか分かるのに(待ち焦がれて石になる女性の話ではないよ)。

「浅茅が宿」を読んで印象に残ったのは、足が不自由で逃げれなかったお爺さんが戦場に一人残った若い女のお墓を作ってあげたというエピソード。現実に凄くありえそうで参考になった。残された人の暮らしこそ、我々庶民の未来に一番近いよね。

その後、作者、上田秋成は本居宣長と論争していたと知り、軽く読んでみた。10年前に鹿児島旅行したのをきっかけに、朱子学に興味持ったことを思い出したから、一回ちゃんと調べたいな。

(追記)
・幽霊船の船長は給与がいいらしいが、放映当時の船員の給金はいくらか?
運輸白書をみれば知ることが可能

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?