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漫画みたいな毎日。「小さな林檎の実。」

今朝は遂に庭に霜が降りた。
末娘、今日も幼稚園には行かないそうで、まったりしている。

今年は、庭の林檎の樹がたわわに実を着けている。
この家に越してきて、7年目であるが、今年のように枝がしなるほど実をつけた年は記憶にない。

夫が、小さくやや渋みのある庭の林檎の実を、なんとかならないものかと気にかけており、フードプロセッサーで粉砕し、布巾で濾してジュースにすることを試みるという。

高枝切り鋏で、夫が枝を切り落とし、私がキッチンバサミで枝から小さな林檎の軸を切る。

まず、試しに、少量でやってみよう、と夫。

しかし、最近、フードプロセッサーの調子がイマイチである。

モーターの部分とフードプロセッサー本体を組み合わせる部分がすり減ってしまって、上手く噛み合わないのだ。

それを見て夫が「なめちゃってるなぁ。」と言う。最初はその表現がピンと来ないが、「ほら、ネジがなめたりするって言うでしょ。」と。

あ、あれのことか!とやっと理解する。

「ネジがなめる」とは、ネジ頭の溝が潰れた状態のことを指します。本来、ネジ頭にはドライバーを回すための溝が刻まれています。ですが、何度もドライバーで回すことによって溝が削れ、潰れた状態になってしまいます。
こうなると、ドライバーを回すことができなくなり、ネジが外せなくなってしまうのです。溝が削れているため、ネジ頭を復活させることもできず、「外せない、復活できない」として邪魔な状態になってしまうのです。
「なめた」は漢字で「滑めた」と書きます。ドライバーが溝に引っかからず、「滑る」様子から滑めたと呼ばれているそうです。決して「ネジになめられる(見下される)」というわけではないということです。

kurashi-no city&fieldより。ネジにナメられているのではなくて良かったです。

部品がなめたフードプロセッサーに頑張ってもらい、布巾で濾してジュースの完成。

そう、私たちは、美味しいものに目がない家族。
美味しいものであれば、子どもたちのやる気が出て、自ら手伝ってくれる可能性がある!人員確保だ!

味見をすると・・・・

酸っぱくて、野性味のある味わい。
言い換えれば、あまり甘くない。
でも、私はその感じが嫌いではない。

しかし、やや渋みが残る。

子どもたちにも試飲をしてもらう。

「酸っぱくて美味しいけど、渋いね・・・。」

・・・人員確保、失敗。

誰も林檎作業に加わってくれないようだ。

とりあえず、ゼリーにしたらいいだろうか。加熱して、やや甘みを加えたらいいのでは?夫と話し合う。

沢山あるから、林檎酢が作れたらいいなぁ、と妄想する。
検索すると、果実酢の作り方もいろいろあるようだ。

ドイツにお住まいのみきともさんの花梨のジャム作りに感銘を受け、「林檎を無駄にしないようにできないだろうか?!」と意気込んだものの、なかなか前途多難である。

みきともさんの素敵な記事はこちら。


ほどほどに頑張ろう。

皆さんは、「林檎」と言って思い出す歌は何だろうか?

ちなみに、子どもたちに「林檎で思い出す歌ってある?」と聞いたことろ、「りんごのひとりごと」と答えた。これは、私が、子どもたちがもっと小さい頃に、UAの童謡カバーCD「うたううあ」の中の1曲で、その印象が強いらしい。UAの歌う童謡、カッコイイ。

しかし、私が思い出すのは、UAの「りんごのひとりごと」でも、
美空ひばりの「リンゴ追分」でも、椎名林檎でもない。

何故かわからないが、郷ひろみさんと樹木希林さんの「林檎殺人事件」なのだ。

どうでも良いことではあるが、私はこの「林檎殺人事件」が流行していた時、生まれてはいたが、リアルタイムでは観た記憶がないことをお伝えしておきたいと思う。

恐るべし昭和遺伝子。





林檎の樹の下から見上げた様子。


ちょっと大きめのさくらんぼくらいの大きさです。

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