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『October Hokkaido』撮影機材編

こんにちは。
今回は、2021年10月に北海道で撮影したCinematic Vlogの『October Hokkaido』の撮影において、撮影機材をどう選ぶかという観点からお話していきます。

1.まずは、作例をどうぞ。

2.この撮影で使った機材紹介

(A)カメラ

・sony α6400
・DJI osmo pocket

(B)レンズ


・SONY SEL20F18G
・SONY SEL2470Z
・SONY SEL55F18Z

(C)三脚など

・アルミ三脚

3.各機材を使った意図

・dji osmo pocket

〈目的〉
・カメラを振り回せない狭い場所での撮影(飛行機内の撮影)
・車窓動画撮影
・ジンバルを持っていくのが面倒
で今回、これを使いました。とても大活躍でした。

動画では0:42~0:47の飛行機離陸シーン
→ジンバルは使えないうえに、手持ちよりブレが目立ちませんでした。
0:55の保安検査場周辺
保安検査場や手荷物受取所周辺では大型機材は目立ち使えないので、こういう場合にosmo pocketは便利です。goproでも代用できます。
動画内の車窓シーン全て
→車窓シーンも基本的にosmo pocketで撮っています。片手運転は危険なので、同乗者に撮ってもらうorドラレコ用の吸盤を使うのがよいでしょう。
1:08~1:10蕎麦屋さんのシーン
→ここもosmo pocketを使いました。
2:20~2:26十勝岳温泉 吹上温泉
→ここでも使っています。osmo pocketでは、シャッター速度などの微調整ができないのでフリッカー現象などが起きやすいですが、温泉などでは、貴重品ロッカーにも入るサイズなので、ミラーレスを持っていくより便利です。

・Sony FE 20mmF1.8G(SEL20F18G)

〈目的〉
・広角用(特に景色)
・自撮り(ツーショット含む)

動画では、0:00~0:32タイムラプス
→ここは、三脚を使ってS&Q撮影で使いました。AFで撮ると、フォーカスブリージングが出るので、MFで撮影しています。
1:37~1:45洞爺湖シーン
→ここでも使っています。洞爺湖には、目の前に洞爺湖レイクサイドホテルという高級旅館があるのですが、そこの温泉と地下1階にあるコーヒー屋さんがおススメです。
2:28~2:46旭岳シーン
→温泉は貸し切り温泉だったので、撮ってみました。ラビスタ大雪山というホテルの2階に4か所貸切露天があり、そこの1か所で撮影しました。
2:52~2:59富良野、美瑛シーン
→この後ろに下がるシーンもSEL20F18Gで撮っています。
3:09~3:12旭川
→この神社のシーンは、旭川にある上川神社というところで撮影しました。
鳥居をくぐったすぐにある風車を撮影しています。
3:29~ラスト登別
→ここは、洞爺湖から登別の方面へ行く途中で撮影しました。

結構、SEL20F18Gの割合は高いです。というのも、寄れる、写りがいい、広角と使いやすいレンズなので、レンズ交換ができない環境でF値が欲しいときはこのレンズをつけっぱなしで撮影に行くということもたくさんありました。

・Sony FE24-70mmF4 Zeiss (SEL2470Z)

〈目的〉
・昼間の撮影
・望遠撮影

・動画の写真ほとんど
→サムネイル画像も写真もほぼすべてこのレンズで撮影しました。

・Sony FE55mm F1.8 Zeiss (SEL55F18Z)

〈目的〉
・夜間撮影

・動画では、2:12~2:14だけ。

4.もし、今撮るならどの機材を選ぶか

October Hokkaidoの撮影では痛恨のミスを3つしています。もし、次回北海道で撮影することがあればこの3つを考えて機材選びをしたいなと思いました。

(1).〈Zeissレンズのほしさ〉

まず、1つ目は、Zeissレンズがいかにほしかったことか。。。

こんな感じで、青、緑の被写体がたくさんあるわけです。なので、広角~望遠まで全部Zeissでもいいくらい、Zeissレンズが欲しかったです。(なので、SEL2470Zは重宝しました。)

(2).〈夜が暗すぎてF1.8では足りない〉

北海道の夜を舐めてたわけではありませんが、札幌以外では、F1.8でも暗すぎて何が映っているのかわからないみたいなことが頻発しました。こんなことになったのは、和歌山(熊野)、大分(別府)以来です。ちなみに、大雪山国立公園のあの看板はF1.8、1/15、ISO5000で撮っています。sonyさん、APS-Cセンサーで高感度モデル出してもらえないですか?と言いたくなるほどです。α7SIIIしかこの環境では使えないでしょ!と思うくらい、暗い環境でした。

(3).〈意外にも望遠側が足りない〉

当初は、「北海道と言えば、あの広い大高原!ってことは、広角レンズが必要でしょ。」と思っていましたが、広すぎて、展望台から景色が遠すぎて、望遠レンズほしいーーーとなりました。広角レンズだと小さくなりすぎて何が映っているのか不明という具合です。

これらのことから、もし機材を持っていくなら、
・a7SIII(またはフルサイズカメラ)☜余裕があればです。
・DJI OSMO pocket
・SEL20F18G(タイムラプス&風景用)
・SEL24F14GM(夜間の広角用)or Zeiss Batis 25mm F2
・Zeiss Batis 2/40 CF(動画、写真用)
・Sigma 85mm F1.4 DG DN(夜間の中望遠&POV street photography用)
・SEL70200GM II(望遠撮影全般)☜これも余裕があれば。
・ドローン(空撮撮影用)

こんな感じですかね。優先順位は、明るさ(F値)→画角→画質です。

5.今、撮影するなら、どこへ撮影行くか

もし今撮影に行くなら、どこを選定するかですが、函館、洞爺湖、ニセコ、余市、小樽、白老、室蘭、洞爺湖、美瑛、旭岳、上川町です。

〈函館〉(未)

函館は昼というより、夜行きたい場所ですね。本場の函館で海鮮丼、いくらを食べたいのと、日本3台夜景の函館夜景を見たいなという願望があります。

〈洞爺湖〉

 今度は、洞爺湖レイクサイドホテルに実際に泊まってみたいです。
あの旅館、地下にある浴場では入り口にシャンプーお試しが20種類くらいあって、いろんなシャンプーを使えるのと、ふろ上がりに生ビールが飲めるという最高の組み合わせ。翌朝には、外で饅頭を無料で食べれるというサービスもあります。洞爺湖周辺を散策するのも楽しそうです。
 また、夏季は洞爺湖クルージングや貸しボートができるので、洞爺湖の島々にも行ってみたいなあと思います。(前回は時間的に行けなかったので。)

〈室蘭・苫小牧・白老町〉

室蘭、苫小牧は何があるかわかんないですが、前回、素通りしただけなのでじっくり散策してみたいです。
白老は、アイヌ文化体験館のウポポイに行ってみたいです。賛否両論ある施設ですが、まだ行ったことないので、行ってみたい感はあります。登別はもういいです。温泉が思った以上に硫黄臭かったので。

〈ニセコ町〉(未)

ここは、スキー場とナマコしかないイメージですが、探せば特産品がありそうな予感が(個人的に)します。また、美味しいクラフトビール屋さんがあるとのことなので泊まっていきたい場所です。

〈余市&小樽〉(未)

 小樽は前回行きましたが、天候が悪く、コロナの関係もありほとんど楽しむ場所がなかったです。なので、天候が良いときにまた行きたい場所でもあります。
 余市はもう、ウイスキーにしか用事がないです(笑)
国産ウイスキーの中で名を連ねるあの余市を作っている工場があります。同じメーカーの宮城峡はとても美味しかったので口に合うと嬉しいです。

〈上川町、富良野、美瑛、旭岳〉

この上川町、富良野、美瑛は旭川から車で1~2時間で行けます。札幌~旭川が電車や高速バスで1時間ちょっとなことを考えるとそこまで遠くはないです。
 ・上川町
旭川のすぐ横です。旭川空港も上川町にあります。旭川空港、そこそこ大きいので、羽田だけじゃなくて、中部、伊丹、福岡からも便を開設してほしいです。上川町のおススメは日本酒の酒蔵です。ここのお酒とんでもなく美味しくて、全国規模の品評会でも入賞するほどの実力です。
ただし、釧路側で富良野、美瑛とは反対方向です。

・富良野&美瑛
ここは、前回も行きましたが、グルメの宝庫だと思います。
まず、富良野駅前にあるカレー屋さんの『唯我独尊』、地元の方から超人気で食べたらハマるあの美味しさ。とても美味しいです。
次に、『こぐまグループ 美瑛店』、ここは、辛味噌ラーメンが絶品です。辛さレベルを選べるのですが、3辛が私は好きでした。
※ここで、注意。旭川側から順に美瑛→上富良野→富良野の順なのですぐ隣町と言えども、富良野ー美瑛間は車で90分~2時間ほどかかります。また大きな国道(片側1車線)が1つだけなので渋滞もします。その上、街灯が少なくて夜暗いです。

こぐまグループ美瑛店の辛味噌ラーメン

・旭岳温泉
大雪山国立公園の中でも、温泉地がいくつかあります。私が知っているのは次の5つ。
〈十勝岳温泉〉
→山のかなり上の方にあります。鹿ももちろん出ます。自衛隊の演習場が近く、行動を戦車が普通に走ってます。あれは、本州の人間からするとびっくりします。かなり標高が高いので、10月ですでに雪がかなり降っています。また外気温が低すぎて露天風呂の場合、温泉がぬるいです。

十勝岳温泉

〈吹上温泉〉
→十勝岳温泉から車で10分ほど行くと着きます。ここは、十勝岳温泉以上に豪雪なのでスタッドレスタイヤ要ります。吹上温泉保養センター(宿泊所付き)というところがあり、ここのことです。十勝岳温泉の真横に位置しています。動画内で、『吹上温泉』というシーンはここのことです。

〈白金温泉〉
→行ったことはないですが、吹上温泉の道をさらに90分ほど車1台分の細い道を進んだ先にあります。確か、ゲストハウスが1つあっただけだと思います。じゃらんで予約できますよ。
※注意点として、the北海道というような雪道なのでスタッドレスタイヤが必須な上、夏季しかやっていません。冬季は道路そのものが通行止めになり、吹上温泉までしか行けなくなります。(冬季は富良野から十勝岳温泉への道も通行止めになるので、美瑛側からしか行けなくなります。)

〈天人峡温泉〉
ここも、御宿しきしま荘しかやっておらず、他は全て廃ホテルという結構薄気味悪い感じの場所です。昔は、有名な観光地だったようです。
旭岳温泉までの道と途中まで一緒で、看板を見つけてから左に行くと旭岳、直進すると天人峡に行きます。

〈旭岳温泉〉
→ここが、再訪したい旭岳温泉です。ホテルはかなりの数がありますが、湯量が豊富な上、真裏がクロスカントリーの練習場なので、夏季でも予約必須、冬は団体客で受け入れなしになる場所です。
※冬季、旭岳温泉までの道は異常天候時(暴風雪など)、通行止めになります。あと、何もなく、美瑛に降りるまで2時間ほどかかり周辺にコンビニ1つないので食料は事前に買った方が良いです。

旭岳温泉は、ラビスタ大雪山と勇駒荘がおススメです。他にも貸しコテージや高級そうな旅館が多いので良い場所です。
 ラビスタ大雪山は、今回泊まったホテルです。あの貸切温泉シーン以外にも、動画の0:20~0:32辺りの月のタイムラプスもここで撮りました。24h使い放題のコーヒーマシンに夜鳴きラーメンのサービス、部屋にもハンドドリップのコーヒーセットがあり、致せり尽くせりです。
 勇駒荘は、日本秘湯の会会員宿で、個人的に日本全国の秘湯の会宿に行った中でも1番ではないですが、5本の指には確実に入る宿です。(他の候補宿が良すぎるだけで勇駒荘も素晴らしいです。)
敷地内から温泉が湧き出ていて、湧水もあります。ここは、温泉だけでなくご飯も美味しいのでお勧めです。1泊3万円以上することと(日帰り入浴も1500円もする上に14時~17時と短い)、人気過ぎて予約が取れません。
ラビスタ大雪山の3倍はします。(敷地ほぼ真横なのに)

ラビスタ大雪山のコーヒーセットと北海道限定のサッポロクラシック富良野ビンテージ
日本名湯の会会員宿 勇駒荘

6.最後に

撮影機材の話をするはずが、途中から北海道の観光話になってしまいました(笑)
次回の記事では、編集時の意図や表現方法についてお話していきます。
今回も読んでいただきありがとうございました。


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