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フォトグラファー業

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2020年9月の記事一覧

僕とナナの自己紹介

僕とナナの自己紹介

 アカウントは随分前に作ったものの、昨日からnote始めました。
 フォトグラファーの佐久間ナオヒトと申します。

 直近ではプライベートワークとして写真家・青山祐企氏のギャラリーで2年ぶりの個展「nana」を開催し、三冊目の同作品の写真集も出しました。

 その際に行われた青山さんとのオンラインイベントがYouTubeに上がっていますのでお時間ある時にご覧ください〜。自分で言うのもなんですが、ち

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コンセプトの落とし込み方

コンセプトの落とし込み方

 ・「大切な人」
 ・「東京の原風景」
 ・「時間を超えてみているもの・こと」

 最新作「nana」のコンセプトをこんな風になんとなく意識し出した頃から、早速撮影を開始した。(前回の記事)

 元々40歳をきっかけに「これまでの自分の歩みを振り返りたい」と感じていたことがベースになっているんだけど、

 ・「大切な人」=恋心
 ・「東京の原風景」=中央線の風景

 と置き換えて、振り返る気持ちを

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作品の作り方

作品の作り方

 僕の最新作にして、三冊目の写真集となった作品「nana」を通して、作品の作り方の一例をご紹介します。何かの参考になってくれると嬉しいです。

 とはいえ、実は大したことがないんです。

 きっかけといえば、僕が40歳になった時に、一度自分の振り返りをしてみたいと思ったことくらい。でもその意識だけは頭の片隅にありつつも、何を撮影してどう表現していいかは分からないままでした。

 そんな時、何に使う

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準備が8割

 僕が何かに取り掛かる時に呪文のように唱えるのがこれ。
 物事がうまくいくかどうかは、準備の段階で8割方決まってしまうという事です。

 アシスタント時代に先輩が言ってた言葉なんですけど、これ本当にその通りだと思います。

 例えば、
 成果物の良し悪しは、撮影の時点で8割決まります。
 撮影の良し悪しは、準備の時点で8割決まります。
 撮影の準備の良し悪しは、打ち合わせの時点で8割決まります。

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ネガティブの価値

 うちの息子はよく癇癪を起こすのですが、そんな時に大切なのは、「それすごいわかる!」「お父さんも子供の頃はそうだったんだよ。」という事だと思うんです。

 やはり自分の息子だけあって、僕の子供時代と重なる部分はたくさんあって、「僕の息子として生まれてこなかったら、息子くんももっと穏やかな性格だったのかもしれない。」と申し訳なく思う事があるのですが、反面、そこの部分をうまく利用して、息子に同調するん

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僕らは魔法が使える

 ホイミ、バルス、エクスペクト・パトローナムなどなど、有名な魔法や呪文が沢山ありますが、実は僕も使えるんです。

 自分の手を使わずにものを動かしたり、体力を回復したり、気力をアップしたり、敵を攻撃して倒す、なんていうのが魔法の代名詞かなぁって思うんですが皆さんはどうでしょうか。

 あ、ちなみに僕の想像できる魔法とは、ドラクエI〜Ⅴくらいまでとハリーポッターと、にわかな知識しかありません。

 

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Don't think,feel.

Don't think,feel.

 はい、ブルース・リーの名言です。
 ですが、今日はこれとちょっと矛盾したことを話します。

 それは、Feel, look closely! です。(英訳はGoogle先生です。)
 感じることは大事だけれど、それを注意深く見る(考える)ことがもっと大事だ、と僕は強く自分自身に言いたい。

 昨日、あるデザインについて考えていたんだけど、最終的に出来上がったデザインが正解なのだろうか、という自問

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小さな旅

小さな旅

 フォトグラファーという職業が好きな理由の一つ。
・計画も立ててないのに、いろんなところに連れて行ってくれる。
・会う予定もしていないのに、いろんな人と会える。

 ちょっと自慢だけれど、地下150mの国家プロジェクトの現場に行ったり、細いハーネス一本に命を預けてヘリコプターから身を乗り出して六本木を飛んだり、有名・著名人とか、家族への感謝で撮影中に泣いてしまう振袖姿の新成人とか、様々な人に出会え

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