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『旅からうまれた わたしのミトン』のおはなし

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2021年9月17日発売 わたしの初の著書『旅からうまれた わたしのミトン』(文化出版局) 制作の裏話や制作スタッフの紹介など、 1冊の本ができるまでの1年半ほどを紹介します。
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『旅からうまれた わたしのミトン』のおはなし①

『旅からうまれた わたしのミトン』のおはなし①



これは目次にあたるページです。ここにあるようにヨーロッパの10か国で描いた作品がこの本には詰まっています。訪れたのに作品にできなかった国は、デンマーク、フィンランド、ドイツ、イギリス、ルクセンブルク、イタリア、スロベニアなどなど、、、

山の斜面に木造の家が立ち並ぶ写真は、わたしがオーストリアのハルシュタットで撮ってきたもの。この写真のようにわたしが旅先で撮った写真が50枚以上掲載されています

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『旅からうまれた わたしのミトン』のおはなし②

『旅からうまれた わたしのミトン』のおはなし②

編込みミトンがメインの本ですが、この写真のようなもこもこミトンの作り方も掲載しています。もこもこを入れるバランスとボリュームが難しくて、ブリュッセルのコーヒーショップで試作を繰り返したのを覚えています。

もこもこミトンは、指先まであるデザインと指先がでるデザインがあります。温かいのは、やっぱり指先まであるものだけど、指が出ているとスマホを操作できたり何かと便利ですよね。ライフスタイルに合わせてお

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『旅からうまれた わたしのミトン』のおはなし③

『旅からうまれた わたしのミトン』のおはなし③

ヨーロッパでうまれた個性的でステキな糸で編んだ作品もこの本では紹介しています。フランスのla droguerie さんとスペインのwe are knitters さんに、協力していただきました○
それぞれの糸の特徴やわたしが惚れて作品にしたいと思った点もエッセイに書き綴っています。ぜひ読んでください!

そしてこの2つの作品はぜひ触ってみてほしいんです。
epanouir atelier での展示

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・『旅からうまれた わたしのミトン』 のおはなし④

・『旅からうまれた わたしのミトン』 のおはなし④

わたしが書いたエッセイやヨーロッパで撮ってきたスナップ写真がたくさんの、めずらしい構成の手芸本ですが、編みもの(ミトン)の基礎はきちんとおさえています。

ひとつの編込みミトンができるまでを、編み方のプロセスとしてカラー4ページ(約60カット)で細かく過程を紹介しています。これわたしの手です✋実際に一コマ一コマ、スタジオで少しずつ編み進めながら撮っていただきました。
編込みがきれいに仕上げるコツ、

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『旅からうまれた わたしのミトン』塩田素直
のおはなし⑤

『旅からうまれた わたしのミトン』塩田素直 のおはなし⑤

わたしのミトンにはひとつひとつ名前がついていて、それぞれのデザインソースや物語があります。モノが溢れている今の世の中にかわいいもの、ステキなものはいっぱいあるから、わたしはかわいさやステキさの裏にある意味づけ(ただかわいいだけじゃないよってところ)にこだわって編みものをしてきました。
この本はわたしのそんなこだわりを詰め込んだ1冊になっていて、ただかわいいものが編める本ではなく、わたしの個人的な想

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『旅からうまれた わたしのミトン』塩田素直
のおはなし⑥

『旅からうまれた わたしのミトン』塩田素直 のおはなし⑥

昨日9/17が初の著書本発売日でした!

モデル撮影風景の数々。撮影日の初夏のの東京は大雨でした。けれど秋冬ニットの撮影には少し暗い室内がちょうどよく、自然の光が柔らかく感じました。
カメラマンは清水奈緒さん!  

大人気で大忙しの清水さんに撮ってもらえるなんて、それだけですごいことなんです。作品の見せ方、モデルさんの動き、撮る場所など、清水さんだからこう仕上がったんだなぁとページを見返す度に撮

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『旅からうまれた わたしのミトン』塩田素直
のおはなし⑦

『旅からうまれた わたしのミトン』塩田素直 のおはなし⑦

これはわたしのアトリエの本棚です。文化出版局の本だらけ!いちばん古いしこれからも手放さないだろう本は大学生の時に買ったhomspun さんの本だと思います。

昨年の初春に文化出版局さんから本の話をいただいたときに、あこがれの文化出版局さんから!と感激しました。手芸をやられる方や本が好きな方はわかると思いますが、出版社さんによって本の雰囲気は違うし、それぞれ特徴があります。
わたしは文化出版局さん

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