ベルリンの犬
昨日、ついにVISAが取れた。
夫が申請したフリーランスVISA2年だ。
私は無敵の配偶者VISA
(フリーランスVISA自体は登録した職業以外で働いてはいけないけれど、配偶者VISAはなんの仕事をしてもいい。何で食べていくか、全然定まっていない私にはとてもありがたい)。
だめだった時のために予約してあった私のVISA申請はキャンセルしたからね、というメールが役所からすぐに届いた。
私たちは不安げなベルリナーになった。
ベルリンには、犬が沢山いる。
ベルリンの犬はとても賢い。
そして、人は犬に寛容だ。
あんまりリードつけてる犬を見ない。
ずっと飼い主と50メートルくらいの距離をたもって散歩しているやつ(一匹で冒険してる気分なのかな)。
スーパーの前の自動ドアの前のマットでスーパーの中を凝視しながら飼い主を待っているやつ(リードなし、でも絶対に中には入らない)。
フリーマーケットで露店の机の下でこっそり人が落とした食べ物を食べて、何食わぬ顔で出てきて飼い主の足元にならんでるやつ。
飲食店では、人に水は出されないが、犬には平皿に入れたお水を出してくれる。
ドイツで、人は犬を飼い始める前に、
習性や、予防接種などの必要処置、飼育のために必要な金銭的余裕など、
犬のことを十分に勉強しているそうだ。
そして飼い始めてからは犬を犬の学校に通わせることがポピュラーなことみたい。
そして、道では人の犬を勝手に触るのはマナー違反。
私は触りたくて触りたくてよだれが出そうだけど、
すれ違う犬を満面の笑顔で舐めるように眺めるにとどめている。
ベルリンで、人と犬はもっと相棒だ。
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