卒業制作『グッド・バイ』

卒業制作
『グッド・バイ』
※以下のurlから見ることが出来ます。
https://www.dropbox.com/s/pk1w607g88g6d0d/%E5%8D%92%E6%A5%AD%E5%88%B6%E4%BD%9C%E3%80%80%E3%80%8E%E3%82%B0%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%A4%E3%80%8F.pdf?dl=0

先日、和光大学表現学部総合文化学科を卒業しました。

大学在学中、同人誌として二冊の詩集を制作し、同人誌即売会にて販売をしました。
私の元を去っていったのはたった数冊ですが、私の稚拙な詩集を購入してくださった方が数人でもいるという嬉しさは、ずっと忘れられません。
私は本当に飽き性で、過去に幾度となく物事を始めては飽きて辞めて、始めて辞めてを繰り返してきました。
そんな中、初めて飽きずに作り上げることが出来たのが一冊目の詩集でした。
私にも成し遂げることが出来るものがあるんだ、と舞い上がった当時の気持ちを今でも思い出すことが出来ます。
そんな経験を経て、今回、大学の卒業論文といった定められた提出物とは別に、個人的に卒業制作を作ろうと決意しました。
それが、今回の『グッド・バイ』です。
大学一年生の頃に書いたもの、最近書いたものの中からいいなと思ったものを選んで収録しました。
今後、金銭的余裕が出来たら本を作り、販売したいなと考えています。

私は詩の中で主に、
・自分のコンプレックスとの対峙
・見たかった風景、心象風景の描写
を書くことに重きを置いていました。
しかし、自分の気持ちや風景の言語化は思った以上に難しく、自分でも自分の文章が正解だと思っていません。
でも、多分、自分が思っていることに一番近いと思われるものを書きました。

詩は、「私には無くても生きていけるものだけれど、無いと生きていけないもの」です。
生活の一部、或いは、劣等感や疎外感によって失われた青春を取り戻す為の最後の希望で、そのどちらかだけでは成り立たないものです。
私が私である為に続けてしまった「詩を書く」という行為。飽きて急にやめることもあるかもしれません。その時まで何となく続けていきます。

自慰行為的詩作ですが、この詩集が私だけでなく誰かを救う導となることが出来たら嬉しいです。

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