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創作作品

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主に自作詩を掲載しています。短歌や小説も。
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記事一覧

詩|summer ends

駅前の中華料理屋閉店だって 結局一度も行かなかったな かき氷食べずに今年も過ぎてゆく 車窓…

夏野
2か月前
5

詩|セブンスロマンス(7th romance)

静けさと煩い蝉の声、プールサイドで眺める塩素の匂い、夕方の青とピンクが混ざったところを綺…

夏野
4か月前
4

詩|(すべての希望はかつて絶望と呼ばれていた)

かけっこが得意だった一等星、いつのまにか最後尾で明日待ち中。 ぼくが見つめる光の先できみ…

夏野
7か月前
5

詩|浴室にて

世界が愛を歌っているとき、ぼくはまだ選択を知らず、音感だけの文字を綴っている。 汚された…

夏野
10か月前
7

詩|STUPiD GiRL

2022.6.4に川越ロトムにて行われたポエトリースラム『川越スラム』初戦で読んだ作品です。 運…

夏野
11か月前
2

詩|フォーエバーヤング

午前2時過ぎ シンクに水滴が落ちる ラジオの笑い声で目が覚めて、こんな風に笑えたらなって何…

夏野
1年前

詩|spark

「人に優しく」 「嘘は吐かない」 「ありがとうを忘れるな」 子供の頃にお母さんに教えられた愛は、優しさは、時に人を傷付けるかもしれないね。 だから、死んでしまえと言われた朝は、いつもより背筋がピンと伸びる。 馬鹿なふりをして振り向かずに生きられるのなら、美しいまま、そのまま、生きられるのに。 馬鹿な人間。 ぼくは人間。 きみも人間。 一過性の幻に生まれ落ちても選ばれなかった、小さな魂。 澱みなく去っていく過去と思い出。 きっと明日には忘れているはずの六月は、やけに暗くて呆

詩|レム

きみは柔らかな陽だまりに落ちた ゆっくり吸って吐いた息が一定の拍を打つ 秒針、止まり損ねた…

夏野
1年前
2

詩|渋谷part.2

少女時代の消費の仕方を教えてもらったあの放課後 煙草の味を知ったカーテンの向こう とっく…

夏野
1年前
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詩|雪

美しさを燃やして出来た灰から、人間は産まれて、その灰にふたたび火を灯すのだ、と、誰かから…

夏野
1年前
1

詩|アラーム

きみが言った「一緒に死のう」を信じてしまったあの日から、歩く速度がだんだんと遅くなってい…

夏野
1年前
4

詩|橙

一杯のカップラーメンを分け合う真夜中、罪の味だねって笑うぼくの宗教、愛、不確かだけど輝く…

夏野
1年前
5

詩|ラブレターpart.2

スーパーヒロインフレーバーの口付けして、飲み込んだ季節はいつの間にかグレーが似合う 商店…

夏野
2年前
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詩|燃え殻

なんかいつまでも一緒だと思ってた友達が猫が死んで笑ってた。 鈍色の空がシャネルのリップで赤く染まる。気持ち悪くて吐いた昨日のパスタ、きみの現実に気付けなかった、ライターで炙った暗闇が、草むらを煌々と照らしてる。見なくていいものも見てしまいそうな猫目を細め、考えなくていいことを考えてしまう夜の古城で、空っぽの死体を確認したんだ。人間が死んで残るのは肉と骨だけ。あとは何も無い。その思想や愛や歴史は残らない。欲望だけは日記帳の文字配列に宿る。 不純異性交遊未満純異性交遊以上に、冗談