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かけっこが得意だった一等星、いつのまにか最後尾で明日待ち中。 ぼくが見つめる光の先できみ…
世界が愛を歌っているとき、ぼくはまだ選択を知らず、音感だけの文字を綴っている。 汚された…
2022.6.4に川越ロトムにて行われたポエトリースラム『川越スラム』初戦で読んだ作品です。 運…
午前2時過ぎ シンクに水滴が落ちる ラジオの笑い声で目が覚めて、こんな風に笑えたらなって何…
「人に優しく」 「嘘は吐かない」 「ありがとうを忘れるな」 子供の頃にお母さんに教えられた…
きみは柔らかな陽だまりに落ちた ゆっくり吸って吐いた息が一定の拍を打つ 秒針、止まり損ねた…
少女時代の消費の仕方を教えてもらったあの放課後 煙草の味を知ったカーテンの向こう とっくに過ぎた春を 指折り数えて 傷跡と言い換えて 花火みたいに綺麗で無意味な「さようなら」ばかりです 有線イヤホン 無料案内所 109 ハイライトメンソール 青春と生活の境目は濁ったマーブル模様 泣きたい夜に聞きたいプレイリスト 膝上のスカート ボディファンタジーのバニラの香り纏って迷って渋谷の渓谷 深夜0時過ぎ、人海を掻き分けていく最悪な夜に 絡まるイヤホンが流すナンバガ 少しでも早く此
美しさを燃やして出来た灰から、人間は産まれて、その灰にふたたび火を灯すのだ、と、誰かから…
きみが言った「一緒に死のう」を信じてしまったあの日から、歩く速度がだんだんと遅くなってい…
一杯のカップラーメンを分け合う真夜中、罪の味だねって笑うぼくの宗教、愛、不確かだけど輝く…
スーパーヒロインフレーバーの口付けして、飲み込んだ季節はいつの間にかグレーが似合う 商店…
なんかいつまでも一緒だと思ってた友達が猫が死んで笑ってた。 鈍色の空がシャネルのリップで…
殺し合いが好きな人々が、才能が無くても生きろと宣っている。無責任に若さを消費させることが…
目が悪いからヤバい奴とヤバくない奴が見分けられない 汚れの無い文庫本を切り裂くことも出来ず、夜な夜な妄想ばかりしている 本当のことのほとんどはいつもきみのことを傷つけてしまっていたね 脂の乗った皮肉にもハイと答えて、暴力にも夢にも裸で立ち向かって 血だらけで思い出すんだ 子どもの頃のことを 「世界の終わり」ってタイトルが世界で一番綺麗だってきみだけが知っていたよ でも 実のところみんな知っていたみたいです 勘違いで踊っていたみたいです いつでも世界平和を願っていたいのに、