![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118248516/rectangle_large_type_2_9397e71ff06de2cc5200f9e4733713fc.png?width=1200)
Photo by
fresnel
詩|レム
きみは柔らかな陽だまりに落ちた
ゆっくり吸って吐いた息が一定の拍を打つ
秒針、止まり損ねた夜の過ち
銀色の枠が今は世界
聞こえない言葉は無いのと同じ
だから、きみのことぐらい今は分かってる
深い水槽の中で、罪ばかりの部屋の中で
不恰好な紙飛行機を踏みつけて笑った
管制塔に声は記録されず
花束の無い旅路には戻らない
それでもぼくら子どもだから、味のしない映画をずっと見ている
こんにちは、愛おしいひと
さようなら、愛おしいひと
何度繰り返してまた忘れて
こんにちは、愛おしいひと
さようなら、愛おしいひと
何度繰り返してまた夢に見る
愛していたいよ
もう二度と戻れない光
今はまだ暖かいだけの戸惑い
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?