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「時間がない」を捨てたら、日常が豊かになった

私の人生における目標は、後悔のない人生を送ること。
いよいよ現世にお別れをしなければならない、という時が来た時に、「あー、本当に充実した人生だった!もうこの世に悔いはない!」と思いながら旅立ちたい、と常々思っている。

そのために捨てた思い込みがある。
それは、「時間がないからできない」という思い込みだ。

出産後、私の生活スタイルは激変し、圧倒的に家族のために使う時間が増え、自分自身に費やす時間が大幅に減った。

特に、第一子出産後に仕事に復職した時、その後、転職をした時は、家事・育児と仕事の両立のため、その当時の記憶がないくらい必死に毎日を過ごしていた。

その時によく私は、自身のやるべきこと・やりたいことが出来ないことに対して「時間がないからしょうがない」と他人にも自分にも言い訳をしていた。
自身のTo Doリストに、どんどん積み残しが増えていくことに対して、見て見ぬふりをしていたのだ。

しかし、第二子出産のための育休を取得・時間的、精神的に若干余裕が生まれたため、見て見ぬふりをしてきたTo Doリストの見直しをしてみた。
すると、その積み残しTo Doリストは、将来の私に対する影響度の大きさに気が付くとともに、自分がすっかり「学びのない自己鍛錬をしない大人」になってしまっていたことに気が付いたのだ。

人生100年時代と言われている現代、自分自身の現実に非常に焦りを感じた私は、「時間がないからできない」という思い込みを捨てるべく、自分改革をスタートした。

「自分改革」に着手

年間テーマ、目標設定、締め切りの設定

毎年、新年の目標を設定していたのだが、年末に振り返ってみると目標の大半が達成できていない…という状況が続いていたため、今回は新たに「年間テーマ」・「目標に対する手段を細かく設定」することにした。

「年間テーマ」を設定することで、その年間テーマに対する将来的な有効性の高い目標=優先順位が高い、と目標ごとの優先順位が明確になった。

優先順位を設定したことで、余暇時間の使い方がスムーズに

目標ごとの優先順位を設定したことによって、もう一つ利点があった。
余暇時間が出来た場合に、「何をしよう」とその場で考えることなく、予め設定した優先順位に応じて実行する。
必然的に、だらだらとネットサーフィンをしてしまった…という様なことがなくなり、時間を有効に利用できる様になった。

行き着いた「時間がないからできない」に対する私の解決パターン

パターン①:逃げられない環境を作って習慣化

私は元来、飽き性であり、物事が継続しない傾向がある。しかし、語学学習・運動等においては、確実に継続することが重要となる。
そのため、絶対に達成したい目標に対しては、「習慣化」されるまでは、「逃げられない環境」を自ら作って実行する様にしている。
予め、時間をブロックしてしまい、乗り気であろうとなかろうと、その作業に取り掛かる。
最初は、そのブロックした時間が来ることが苦痛で仕方なかったが、徐々にその時間をこなさないと落ち着かなくなり、1ヵ月程経つと日々の生活の一部=習慣となった。

パターン②:ツールを活用して「ながら作業」で時間を有効活用

私は読書が趣味なのだが、2人の子供の育児をスタートしてから、落ち着いて読書をする時間を持つことが難しくなった。
それが一つの大きなストレスになっていたのだが、オーディオアプリを導入して耳読に切り替えた。
それまでは「自分で文字を読んでこそ読書」と思い込んでいたのだが、耳読を初めて見ると、その効率性の虜になった。
家事をしながら、料理をしながら、眠い子供をあやしながら、と隙間時間を見つけては耳読をしているため、読書欲が満たされ、心穏やかになった。

パターン③:高い効果が得られるものには、必要コストをかける

子供二人と入るお風呂は、ゆっくり湯に浸かる余裕は一切なく、常に段取りを考えながらこなす+時間との戦いである。
100パーセント子供たち優先のため、自分のスキンケアに使う時間はごく僅かとなるが、自分の肌の衰えを考えると疎かにはできない。
そこで、スキンケアに関しては「手間と時間をお金で買う」という考え方で、惜しみなくコストをかけることにしている。
手間をかければ、もっと良い効果が出るのであろうが、今は何とかこの方法で肌の老化を食い止めている。

「時間がないからできない」という思い込みを捨てた結果

「時間がないからできない」という思い込みを捨てた結果、設定した目標に対して一歩ずつ近づいているという実感を持てているとともに、毎日に対して充実感を得られる様になった。
その一番の要因として、「目標対する優先順位」を設定したことが大きい様に思う。ToDoリストがほとんど片付かない日があったとしても、「優先順位の高い、この項目だけは出来た」という小さな満足感があるため、心がざわつくことなく、安心感があるのだ。
もちろん、予想外の出来事やタスクが発生し、優先順位高の事項も出来ない日もある。しかし、優先順位が決まっていると、翌日以降のリカバリーも行いやすい。

今は、便利なツールやサービスが非常に豊富なため、十分な時間がなくても効率的に行う方法がいくらでもある、と改めて気づかされた。

今年設定した目標達成を目指して、この習慣を継続していきたいと思っている。

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