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人生でいちばん無意味な夏休みを

もうすぐ夏休みが終ります。
題名にもありますが、正直に言うと今までの人生史上、最も意味の無い夏休みでした。空っぽです。
まず、夏休みの間はずっと緊急事態宣言だったので、スーパーとコンビニと図書館しか行ってません。大学生っぽさゼロですね。
そういえばこの1カ月ちょい、家族以外の人と全然会ってない。
友達が誕生日プレゼント持ってきてくれた時と、ちょっと友達の家に届け物しに行った時の2回だけ。
でも、私以外にもそういう人はたくさんいると思います。

じゃあ、私の夏休みの何が無意味なのか。
それは、こんなにも暇な夏休みだったというのに本当に何もしなかったこと。
こんなの言い訳だと思うけど、ほんっとうに何もする気が起きなくて。まるで抜け殻のように毎日を過ごしました。

そんな日々の中でひとつ気付いたことがあるんです。
私はいつも、「忙しい」 「時間が無い」 「何にもしなくていい時間が欲しい」 が口癖でした。

中学、高校の間は勉強、部活、生徒会、その他もろもろ…って感じでかなり慌ただしい日々を過ごしてたんですよね。そんで大学に入ってからは課題に追われる毎日。だからずっと、暇な時間が欲しかった。毎日毎日疲れてた。

だけど、この夏休みを通して気付いたんです。

「あ、私っていざ暇になってみると、時間ができてみると、何にもしない人間なんだな。やりたいことなんて特にないんだな。」って。

びっくりしましたよ。ほんとに何すればいいか分からないんですもん。毎日、意味の無いことばかりする自分に呆れたし、イラついたし、がっかりしたし、悲しかった。
私はやらなきゃいけないことがないと、自分からは何もしないんだなって気付かされた。

そんなことを思いながら過ごした大学1年の夏休みは空っぽでした。
空っぽだったけど、だけど、気付いた。


「あ、もしかしたら “忙しい” って幸せなのかもしれないな。」

だって、時間はたっぷりあるのに、何もしたいことが思い浮かばないあの虚しいような悲しいような気持ちは忘れられない。できることなら、もう感じたくない。

それなら、毎日疲れたって、多少辛くたって、時には泣きそうだったって、忙しい方がまだいいんじゃないか。
 “忙しい” っていうのは、自分にはやるべきことがあるということ。やるべきことがあるっていうのは、誰かに必要とされていたり、自分の未来のために糧になることをしているということ。
その ”忙しさ” は無駄じゃない。無意味じゃない。意味がある。

誰かのため、自分のために「忙しい」とつぶやきながら、必死こいて目の前のことに取り組む日々は、大変かもしれないけど、素敵なドラマなんじゃないか。幸せな日々なんじゃないか。

人生でいちばん無意味な夏休みの中で、私は唯一そんなことに気付きました。
あ、noteにこんなこと書いちゃったってことは、もしかしなくても、私もう ”忙しい” ことに対して文句言っちゃいけない感じですね?
はい、できるだけ言わないように心がけたいと思います。

だから、とりあえずこれからは、目の前の忙しさを噛み締めながら生きていきたいな。そう思える今は、幸せなんだから。
そしていつか、
「あの無意味な夏休みがあったから、このことに気付けた。あの夏休みは無駄じゃなかったんだ。」
って言える日が来たらいいな。
人生でいちばん無意味な夏休みを ”今まででいちばん大切なことに気付いた夏休み” に変えられるかどうかはきっと、これから先の私の毎日の過ごし方にかかってる。

とりあえず、後期の授業は頑張って特待生目指そうかな。
よし、これから忙しくなるぞ。

あー、この夏休みがきっと素敵な未来への架け橋になりますように。
いや、架け橋にしてみせる。

P.S. 
GReeeeNの「アカリ」を聞きながら文章書いてたら、やけに気持ちがのっちゃったので、調子乗った文章になってたらすみません。
あ~~、今夜はTOKYO MER(アカリが主題歌のドラマ)の最終回を噛み締めながら見ます。今日で終わるとか悲しすぎる。

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