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女性リーダーが去る日は寂しい

2018年に転職した時、オンラインでインタビューしてくれたのはニューヨークの本社にいたマーケティングリーダーでした。子供が二人、とてもパワフルでハートがある方だなと思い、入社後も期待を裏切らないように頑張っていたのですが、1年ほど前にさらなるステップアップで他のファームに転職。

入社してすぐには、日本で私の面接を担当してくださった女性が数ヶ月で華麗なる転職・・・。 「こんな人の近くで働けたら、すごくリーダーとして成長できそう!」と思い、実際に数ヶ月だけご一緒しただけなのに、本当に学ぶことがたくさん。 転職を聞いた時には絶句したものです。(送別会では泣いちゃったし。)

そして、先日、また尊敬する女性リーダーがさらにご自身が役に立てる仕事をするために潔ぎよく旅立ちました。あ〜寂しい。。。でも、やりたい道に進んでいく姿はとても眩しいものです。

なぜ女性リーダーが眩しいか

ふと考えてみます。女性リーダーが去るのがなぜ胸キュンなのか・・・ それは、自分自身も経験した子育てとの両立の大変さ、キャリアアップの過程での難しさ、男性は想像もしないだろう苦労などを通して、彼女たちもそんな中を逞しくまっすぐ生きてきて、さらに突き進んでいるのだろうと想像できるからです。

大変だけど「さらに進む」

そのバイタリティが眩しいのかなあ、と思います。清々しい凛とした空気感が彼女たちから感じられます。

Diversity & Inclusionがもっと当たり前になる世の中に

D&I, 今はこれにDiversity, Equity & Inclusion (DEI)が叫ばれるようになってきました。多様性、公平性、そして包含です。Equity が入ってきた背景には昨年頻発した有色人種差別による警官の発砲などが続いたことが大きく影響していると思います。「正義」であることを正としよう・・・当たり前に思えることが通らない世の中にはしたくないですよね。(そういう意味でも、バイデン氏が正式に大統領に就任されたことには久々に溜飲が下がる思いが・・・)

日本では、多様性というと女性に平等な機会を、というところだけにフォーカスしがちですが、そこだけでもかなり実態は遅々としており、先進国から何周も遅れている印象です。また、年齢を気にするのも長年年功序列制で働いてきた人が多く、切り替えられないのかもしれません。

ふと自分のことを考えた時、何ができるだろう?と思います。自身の生き方を気持ちの良いものに、そして自分の周りの人たちが少しでもハッピーに、所属しているコミュニティが成長できる場であるように、そして世の中が少しでも良いところになることに貢献できることって?? 

コロナを通して世界が随分と変わってしまったけれど、協力し合わなければならない(当面は皆マスクをしなければいけない、ということも含め)ことを多くの人が実感していると思います。これからは、自分だけがよければいい、という人は減ってくると信じています。当然、政治家の皆さんも利権があるからこの法案は通したくない、とか承認したくない、とかっていう発想はなくなりますよね??

男性リーダーにお願いしたいこと

「正義」を正としていろいろなことが決定されていれば、判断に困ることは少し減るのではないか?と感じます。なにかを決定する時に、「サラリーマンだからここは黙っておこう」とか、「これは男同士で飲んだ時にこっそり話そう」とか・・・「産休明けで戻ってきたら、昇進が遅れるのは当たり前でしょ」とか思っている人がいたら、もう少しDiversity Equity & Inclusion に関するTED Talkと聞くとか、記事を読むとか、勉強してみて欲しいのです。

そして、女性はリーダー職に就くまでに、男性の倍の努力をしていることが多いことも理解して欲しい。

みんなで、働きやすいやる気のある職場を、気持ちの良い世の中をつくりましょ!





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