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一期一会~お花屋さんのお姉さん~



先日、ライティングを習っている
大阪は樟葉在住の師匠の元へ行った帰り、
電車の待ち時間があったので
近くのショッピングモール内お花屋さんに寄りました。


そこはとてもオシャレなお店で、
素敵なお花やアレンジメント、観葉植物が
沢山置いてあり、
私は自宅にどーしても緑が欲しくて、
このオシャレなお店で
観葉植物を買って帰ろうと思いました。


でも、無情にも店内は既に
『蛍の光』が流れており、
お店の人も店じまいを始めているところでした。

そんな中、様子を伺いながら

『薪ストーブが在るような
冬でも暑いくらいの屋内でも、
元気に育って
手間のかからない植物ってありますか?』

と、とても勝手都合のいい条件を出し
質問すると、

『それなら、
ポインセチアがオススメですね^^
実は南米原産で熱に強い植物なので。

お水は、土が乾いたら
ビニールに滲み出る位まで
あげていただけたらいいですよ!』


と、笑顔満開で答えてくれました。


ちょっと昔話になりますが
かれこれ17年前、
私は当時、岐阜のショッピングモール内にある
宝石屋さんで務めていたことがあり

お店が閉店してからも
まだ、やらねばならない作業
がある事を知っていたので、
そのお姉さんが
ひとつも面倒臭そうな素振りも見せず、

草花への愛情とともに、
面前のお客さんに
普段と変わらず満開の笑顔、
態度で接してくれた事に、
心から関心しました。

それを答えてお姉さんは、
また片付けをしようとしたので、

『忙しいところごめんなさい。買
ってもいいですか?』


と聞くと、


『えっ!?いいんですか?』


と、閉店間際の売上に驚かれた様子。

お姉さんの接客に助けていただき
時間にして、
ものの2~3分でポインセチアとアイビーの
寄植えアレンジ的な鉢を
買うと決めたのでした。

そして、お会計が終わった後、
お姉さんは


『良かったです^^
このお花、今日入ったばっかりで、
これ以降は入荷されない物なんです。』


と、今日、ただ今得た物への価値を
最大限に高めてくれたのでした。

閉店間際でも
嫌な顔一つせず接客してくれて、
花を買えただけでも十分なのに、

お姉さんの最後の一言と、
一切嫌味のない笑顔に心打たれて、

【またこのお店でお花を買おう!】

と、強く心に誓った夜なのでした。


私は、面前のかたに精一杯を尽くして
相手を笑顔に出来ることって、
本当に素晴らしいと思います。

今回のお花屋さんでは、
一期一会の相手に対し、
どんな状況でも相手に喜んでもらえる
自然な気遣い、思いやりを教えていただきました。


このお花屋さんのお姉さんのように
【また会いたい】そう思える場所、
人でいたいと
心から思います。


でもそれって、多分、
日頃出来ていないとできないと思うんです。


なので、まず手始めに
一番近くにいる家族、
道で会うご近所さん、
スーパーのレジでお会計してもらう時。


そんな普段の生活から
”笑顔”で接する事を心がけようと思います。


1つの笑顔から、
誰かの喜び、幸せに
繋がるといいなと思いながら。


あなたも、何気ない日常の中で
笑顔を届けられる人になってみませんか?


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