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私が「もう少し勉強してからにします」という言葉があまり好きじゃない理由


突然ですが、
「もう少し勉強してからにします」という言葉、皆さんも使ったことはありませんか?
このnoteを書いてる私自身、最近でこそ少なくなりましたが過去何度もこの言葉を使ってきた様な気がします。

独立してからというもの、去年一年だけでも公私ともに同業異業種、学生社会人問わずおそらく数百を超える方々とお話をしてきた自負があります。

そして話をしていると、現時点で結果を出している方とそうでない方の違いが徐々にわかる様になってきました。(ここで現時点でと書いているのは、私は全ての方には無限の可能性があると本気で信じているからです。)

はじめに

ここで初めてnoteを読まれる方に少し自己紹介します。
現在、VR/ARの活用支援や開発を行っている会社を経営しています。

そんな私自身も元々は会社員で特に突出したスキルもなく、ただ流れる日々を徒然に過ごしていました。
しかし、途中で自分が本当にしたいことをしようと決断行動する様になってから状況が一変しました。

そしてフリーランスのときから以下の様な質問をいただくことが多く、ご質問や相談をいただくたびに一つずつお答えしてきました。

・どうしたらやりたいことに挑戦できますか
・どうやったら仕事取れますか
・どうやって勉強したんですか
・どうやったら独立できますか

良くある2パターンの回答

私が一通り会話をしおわって
大きく2パターンの発言をする方が多いなと感じました。
そのうちの1パターンを答える方は今まで出会った中で数%しかいませんでした。

一番多いのは「もう少し勉強してからにします」です。
先に挙げたような内容を相談される方のほぼ9割は、こうおっしゃってくださいます。

そして大体共通して、そのお返事の前に私が聞いているのは
「では、いつまでに何しますか?」です。
これを答えられないというか、決めきれない方が本当に多いなと感じました。

では残りの数%の方々はどうか。
その場で何をするかを決めています。人によってはすぐに行動に移す方もいらっしゃいます。
これは年齢とか業種業界とか関係ないです。
ただやはりすでに事業をされてる方は圧倒的に後者が多いです。
むしろ、その括りだけで計算すると逆にこっちが大多数かもしれません。

しかし、実は自身も前者の人間でした。
自分で事業をやりたいと初めて思ったのは19歳のとき。
しかし、チキンだった私はズルズルとその後の数年はつぶしの効きそうな選択肢ばかりを選んで、「独立する」という行動に踏み出しませんでした。(踏み出せなかったのではなく踏み出さなかった
今振り返ると、結果としては当時新卒で勤めた会社でサラリーマンを経験できたのは良かったと思います。
本当に素晴らしい同僚の皆さんに恵まれたおかげで今の自分があるのは間違いありません。

ただ、やはりもっと早く行動しておけば良かった感は否めません。
周りを見渡すと同世代の経営者は皆さん、すでに何期も会社経営をしていたり利益を上げていたり、事業を拡大したりと大活躍されています。

「もう少し勉強してからにします」のコストを計算してみる

そんな私が思う「もう少し勉強してからにします」の損失はいかほどなのかを少し計算してみようと思います。

例えば、現在25歳で年収500万の方が将来起業したいと考えているとしましょう。
ここではわかりやすく、起業した3年目の年収が1000万円になると仮定します。(1年目は年収が300万、2年目は600万になるとします。)

比較をするために、
・すぐに行動したAパターン
・2年間決断と行動を先延ばしにしてしまったBパターン
27歳までの3年間の年収を比較検討してみます。

Aパターンの場合
25歳 300万
26歳 600万
27歳 1000万
総計1900万

Bパターンの場合
25歳 500万
26歳 500万
27歳 300万
総計1300万

年収を割って算出される一日の価値(金額換算)
A:3(年)×365(日)≒17,351/日
B:3(年)×365(日)≒11,872/日

A−B=5,479円

2年先延ばしにしてしまっただけで、今すぐ起業するのに比べると一日で5000円超の損をしていることになります。
とすると、1週間で約4万、1ヶ月で約17万、半年で100万損をしている計算になります。

数字だけ見ると5000円ですが、先に行動すると少なからず新しい知識や経験、人との繋がりも生まれますので金額では全てを計れませんが、その人にとってもっと多くの損失が発生していることになります。

今回は起業の場合を例に出しましたが、勉強や仕事、ダイエットなどでも同じことが言えると思います。

さて、あなたの目指す将来から逆算すると、
今日1日意思決定や行動を先延ばしにしたことによって生じる損失は一体どれくらいでしょうか。

じゃあどうすればいいの

とまぁ偉そうなことを書いてますが
私もつい最近、行動を先伸ばしにしたことで余計なコストがかかってしまうことがありました。
そしてこうやっている今も自分はずっと焦燥感に駆られています。

何も決まらない会議は会議ではないと誰かが言っていましたが
会議では「いつまでに・誰が・何をするか」を必ず決めると思います。

それは自分自身の目標に対しても同じことが言えます。
「自分の登りたい山を決めないで歩くのは、さ迷うに等しい。」と語ったのはソフトバンクグループ株式会社の孫正義会長です。

「いつまでに何をするのか」を決めて、はじめてそこにたどり着くまでの細分化された行動が明確になります。

具体的にその場で考えがまとまらなければ、「もう少し勉強してからにします」ではなく「いつまでに行動を決めます」でもいいと思うんですね。
(ただ、ご相談してくださる方は相談してくださるそれよりも前から同じことを考えていたとは思いますが。)
そして、地上でずっと泳ぎのフォームを練習しても意味がないのと同じ様に、2,3割くらい調べたり勉強したらあとは海に飛び込めばいいと思います。

最後に

ここまで読んでくださりありがとうございます。
今後は今回の様な内容だけでなく、以下の様な内容をnoteや各種SNS、自社のブログなどで毎週発信予定です。

・ARVRのこと
・セールスに関して
・ファイナンスについて
・その他諸々の考察などなど…

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そしてコメントなどでリクエストいただければ積極的にその内容について投稿していこうと思います。
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