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第12回 教員ランキングの結果発表!!

「けっかはっぴょうぅつ〜〜!!!!」(某番組のつもりで)

こんにちは。今日は「学校評価アンケート」に焦点を当てて、なぜこれが先生の成長に不可欠なのかについて考えてみたい思います。

最近の学校では、年に一度、保護者が主に回答する形式でアンケートが行われています。
しかし、実際に学校生活を送っているのは生徒です。そのため、保護者が回答者であることに疑問を感じる方も少なくないでしょう。実際、授業に参加していない人がアンケートに回答することには、いくつかの問題があると考えられます。

例えば、授業について保護者が回答をすることは、外食評価サイトで食事をしていない人がレビューをすることと同じです。その評価が低くても、店のシェフは「食べてもいない人の意見は無視できる」と感じるかもしれません。同様に、学校の環境や教育内容についても、実際に体験していない人の意見には限界があります。

さらに、アンケートが「学校全体」の評価になっている場合、特定の教師やクラスについての具体的なフィードバックが得られにくいことも問題です。これは、大型ショッピングセンターのフードコート全体を評価するようなもので、個々の店舗の具体的な評価が埋もれてしまいます。

全国の大学のように、教員個人への直接的な評価やフィードバックがあれば、教員はどのように改善すればよいかを具体的に知ることができます。また、生徒からの意見は統計的に分析することで、一定の信頼性を持たせることが可能です。そして、正直な生徒の声は教師のモチベーションを高め教育の質を向上させる原動力になります。

アンケートは通常学生にも公開されます。自由記述欄には学生からの意見もあり、これを相互評価することで、他の教師も教育技術を学ぶことができます。総合得点もありますので、自分が何位かも知る事ができます。
これにより、教師が互いに刺激を受け合い、成長するための貴重な機会となります。

一部の教師は、生徒の好感を得ることに重点を置くことを懸念するかもしれませんが、社会に出た時に求められるのは、柔軟性と適応力です。
テストの成績のうち何割かは先生の教育力の評価とも考えられます。教師も時代と共に進化し、いまの子に入りやすいような教育方法に変える勇気を持つことが重要です。

アンケートはただの評価ではありません。それは自己反省と自己改善のためのツールです。評価の対象を「学校」から「教員」に、評価者を「保護者」から「生徒」にすることで、より良い未来を築く第一歩となるでしょう。

なお保護者と児童生徒が学校を評価するケースはそれなりに多く、生徒が教員を評価することも一部地域では実際に行われているようです。

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画像はDALLE-3で生成

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